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初心者の為のAviUtl導入方法(2004/01/21更新)



  AviUtlはAVIファイルを扱う上で最も使いやすく、拡張性に優れたフロントエンドソフトです。
  バージョンアップもあるので、不具合調整がなされるなど使いやすさが売りのソフトです。
  AVIを扱う上で避けて通れないソフトだと思います。必ず使いやすいようにインストールしてください。



  まずは「AviUtlのお部屋」で圧縮ファイルをDLしましょう。
  左の絵のようにAviUtl専用フォルダを作っておくと便利です。

  このAviUtl専用フォルダを、「Program Files」フォルダの中に、
  できる限り作らないようにして下さい。
  「Program Files」はインストーラーや
  アンインストーラーが付いたソフトの保管場所だからです。

  AviUtlにはインストーラーが付いていないので、
  「movietools」フォルダなどを自分で作って、
  その中に置くほうが管理しやすいと思います。
  AviUtlのフィルタの中には、「半角スペース」が入っていると、
  正常に動作しないフィルタがあるようです。
  (FlameLorderなど)
  その点に注意して、フォルダ名やパスを決めると良いと思います。

  準備が出来たら、解凍してみましょう。
  解凍ソフトの中にはフォルダを自動生成するものがあるので、
  その機能を使うと専用フォルダを作る手間が省けます。

  正常に解凍が終わると、3つのファイルができます。
  「aviutl.exe」 → AviUtl本体です。
  「aviutl.txt」 → AviUtlの説明書です。
  「aviutl.vfp」 → AviUtlのVFAPIプラグインです。

  後は「aviutl.exe」のショートカットをデスクトップへ作るなどの
  カスタマイズをしておきましょう。



  次に、一度起動してみましょう。
  起動すると、「aviutl.exe」があるフォルダの中に、
  「aviutl.ini」ファイルが自動生成されると思います。

  「aviutl.ini」 → AviUtlの設定保存ファイルです。

  起動した時、気付かないと思いますが、
  レジストリに「aviutl.vfp」のパスが登録されます。
  「aviutl.vfp」とは、VFAPIという機能を利用し、
  プロジェクトファイルという編集ファイルを、
  別のソフトで扱う事ができるようにするものです。

  プロジェクトファイルの使い方は、
  付録3「プロジェクトファイルの使い方」を参考にして下さい。



  今度はAviUtlを終了してみましょう。
  右上の「×」ボタンを押せば終了できます。

  終了すると、「aviutl.exe」のフォルダの中に、
  「aviutl.sav」と「デフォルト.cfg」ファイルが生成されます。
  「aviutl.sav」 → AviUtl出力設定保存ファイルです。
  「デフォルト.cfg」 → AviUtlのプロファイル保存ファイルです。
  「xxxxx.cfg」ファイルは、左の絵のように「aviutl.exe」の1つ下、
  「Profiles」フォルダの中に入れても機能します。

  これで、基本的なインストールは完了です。



  次に環境を設定してみましょう。

  AviUtlの上にある、「ファイル」→「環境設定」→「優先度」
  を選んでください。
  AviUtlのエンコード中、PCで他の作業をしないなら
  「優先度→High」にするとエンコードが少し早くなります。
  ただし、「High」に設定してしてPCが不安定になったり、
  プロジェクトファイルを使用する場合は、
  「Normal」にすると良いと思います。






  次にシステムの環境を設定してみましょう。

  AviUtlの上にある、「ファイル」→「環境設定」→「システムの設定」を選んでください。
  各環境設定の意味は「aviutl.txt」に書いてあります。オススメの設定方法は、次の通りです。

  最大画像サイズ→ハイビジョンソースを扱うとき、自作BMP動画を作る場合は大きくしましょう。
  最大フレーム数→長時間の動画はフレーム数が多くなるので、長時間の動画を扱う場合は増やしましょう。
  キャッシュフレーム数→8〜32がいいでしょう。多すぎるとメモリを消費しすぎます。
  任意フレーム移動→CMカットの時に役立ちます。450フレームは約15秒(標準CM1個ぶん)なので必ず登録しましょう。
  上部のチェックボックス群→上図のようにしましょう。YUY2の意味とプラグインフィルタが使えない意味がわかるなら、
  一番下のYUYフィルタモードにチェックしてもいいです。
  デフォルトの出力ファイル名→ファイル名が似たものが多い場合は設定しておきましょう。普通はデフォルトでOKです。
  出力終了時のサウンド→AviUtlのエンコードが終わったときに鳴るサウンドを決めておけば、エンコードが終わったのを、
  音で判断できるようになります。5秒以内のWAVEファイルがあれば設定しておいてもいいでしょう。
  SSEを使用、SSE2を使用→CPUが対応しているならチェックボックスを入れましょう。ただし、AviUtl0.99では、
  切ってないと使えないフィルタが出たりして不便な事が多いので切ったほうがいいでしょう。
  aviutl.vfpをVFPlugin登録→必ずしてください。他のソフトにプロジェクトファイルを読み込ませる為に必須です。
  YUY2変換時に・・・→YUY2対応コーデックに出力する時に、チェックをしておくと白飛び黒潰れしません。
  編集レジューム機能→編集が保存されすぎるので、使ってはいけません。
  追加読み込み・・・→24fpsと30fpsなどの動画をつなげるときに有効です。
  ロード時にプロファイル・・・→プロファイルを汚したくない場合はこれを選ぶと安心です。
  ロード時に29.97fps・・・→Gleaming Shot用でしょう。今は使わない事が多いです。
  ロード時に映像と音声・・・→fps調整しないほうが編集しやすいです。音ズレが激しい場合以外使いません。



  最後に、必要なプラグインをインストールしましょう。
  プラグインは、配布されている方のHPでDLして下さい。

  AviUtlのお部屋

  GNBの館

  ICZの剣

  まるも製作所

  aLCv for MovieEdit  ミラーリンク

  GWater

  無限廻廊

  DLしたら解凍し、「aviutl.exe」と同じフォルダ、
  または左の絵のような「Plugins」という名前の
  フォルダの中に入れるとインストールできます。
  AviUtlプラグインはとても便利ですが、
  最大64個までしかインストールできません。
  また入れるほどAviUtlの起動が遅くなります。
  起動が遅くなるだけでなく、メモリを大量に消費して、
  エンコード自体も遅くなります。
  使うフィルタだけをインストールしておきましょう。

  これで、エンコードに入る準備は完了しました。
  早速エンコードしてみましょう。



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