Unfinished Present「A one-armed fencer」
作者: | しょーた
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製作: | WEAKEND
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URL: | http://weakend.net
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収録: | テックウィン2003年9月号 コンテストパーク
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ツール: | RPGツクール2000("VALUE!"?) |
あらすじ
主人公の男女二人が洞窟へ行って魔物を退治して一件落着。めでたしめでたし。(※1)
感想
テックウィンの誌面でこの作品の欄を見た時、「随分と長い英題だな」と思いました。これを和訳すると、「未完成の贈り物『片腕の剣士』」といったところでしょうか。
さて、実際にプレイしたところ、なぜかカタカナが半角で書かれていました。2ちゃんねらーなら半角カタカナを読むのにさしたる苦労はしないでしょうが、慣れていない人にとってはストレスを感じます。(※2)
しかしそれはまあいいでしょう。それより大きな問題があります。敵のグラフィックです。ストーリーはシリアス調なのに、ラスボスのグラフィックがパステル調で描かれていて、実にホンワカ。「おいおい、それは違うだろ!」と思わずツッコミを入れたくなりました。
攻略
- 極めようとすると奥が深い
- テックウィン誌上に載っている作者コメントに、「誰でも手軽にできて、でも極めようとすると奥が深い――といいたものを狙って作りました。」とあります。では、具体的には何をどう極めると、奥が深くなるのでしょうか?
1回目にプレーした時はあっという間に終わってよくわかりませんでしたので、エディター(RPGツクール2000VALUE!)で覗いてみました。
そこでわかったのは、カギとなるのはボロボロに朽ちた橋だということです。別の地点で剣(名前の末尾に"L"がつく)を入手した後、その橋を渡ると、男はそれまで使っていた愛用の剣を落とす。その後、橋を何度か往復すると、お約束通りの展開(大体予想がつくでしょ?)になり、未知のゾーンへ突入します。
さて、その未知のゾーンですが、そこには、チェックすると「クリスタルを入れますか?」と訊いてくる木箱や、意味ありげに配置されている焚き火とランプがあります。更には、ドラクエ5のエスタークみたいな奴もいます。もちろん、隠しアイテムも。
DQ5のエスタークみたいな奴は、狭小なフロアーの隠し部屋(捜索範囲は広くないのですぐにわかるでしょう。)にいます。隠しアイテムはその部屋の右端の…とまあ、このぐらいにしておきましょうか。ここから先は実際にプレイしてみてのお楽しみです。
これらはゲームのクリアーに必ずしも不可欠なものではありませんので、「極めようとすると奥が深い」とはこのことでありましょう。確かにダンジョンの奥が深くなったのですから。
※1.普通にやれば数十分で終わる短篇モノですので、これ以上は書きようがありません。
※2.作者(しょーた)さんによると、半角カタカナは「『悠久の谷』というツクールゲームのパクリ」だとのことで、2ちゃんねるとは無関係だそうです。大変失礼いたしました。
追伸:エディターでデータベースを開いてみると、なんと作者のコメントが隠されていました。思わず笑っちゃいました。
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