まつむらクエスト完全版
作者 | : | みずしな孝之
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収録 | : | テックウィン2003年12月号
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ツール | : | RPGツクール2003
ジャンル | : | ギャグRPG
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あらすじ
アシスタントの「まつむら」が、漫画家「みずしな」の要求に応じてペンや紙などを求めて東奔西走します。
感想
提示されるミッションをただシコシコとこなしていくというRPGを、お使いRPGと言いますが、本作はまさにそのものズバリです。
RPG製作でつい陥りやすいのが、お使いRPGになってしまって、プレイヤーに飽きられてしまうことなのです。その為、RPGの作り手はストーリーの分岐を設けたり、自由度を高くしたり、面白いイベントを脇道に配置するなど様々な工夫をするものです。
ところが、「まつむらクエスト」はどこ吹く風とばかりにお使い、お使い、お使い…。この作者はよほどの大物でしょうな。
それからもう一つ気になったのは、作者(みずしな孝之)がメイドや町の人たちに、自分自身を崇拝させていることです。わたしはこの有様を見て、大神源太や金正日を思い出しました。まあ、大神源太ほどナルシスティックでもないし、金正日ほど大規模でもないですから、作者のナルシズムはまあまあ可愛いもんでしょう。しかしながら、物語が進むにつれて「実は…」となって落とすあたりは、さすがにギャグ漫画家。ギャグの王道です。笑いのツボは突いてないけど。
攻略
- 弱すぎる「まつむら」
- 最初に主人公の「まつむら」が町の外に出ると、ポイズンマッシュという茸野郎2体が襲いかかってきます。そんでもって秒殺されます。幸いその時は猫(業次郎)が助けに来てくれて撃退できますが、この一事をもって、「まつむら」がいかに弱いかがわかります。
そんなわけで、「まつむら」がレベル1のうちは、町の南隣の砂漠地帯で経験地を稼ぐこと。しかも、戦う相手はマッシュ×2のみ。他は勝てないので逃げましょう。
尚、レベルが上がっていけば、「まつむら」も段々強くなってきて、今度は逆に敵が弱すぎる…なんてこともあるようになってきますのでご安心を。(え? それって単にゲームバランスが悪いだけじゃないかって?)
- お使いの内容
- うっかり忘れてしまった方のために、一覧表を作っておきます。
順番 | 目指す場所 | 求める物 | 中ボス
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1 | 東の村 | ペン | 青龍
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2 | 北の洞窟 | インク | 玄武
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3 | 南の塔 | 原稿用紙 | 朱雀
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4 | 西の城 | 修正液 | 白虎+α
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方位と四神の位置はピッタリ合っていますが、それにしてもなぜ四神と戦わなければならないのでしょうか?
- 南の塔
- 南の塔は長い(11階くらいある)ので、ふもとの町で回復アイテムを買い込んでおきましょう。
- ゴチの倒し方
- まあ、倒さなくてもエンディングにはなるんですけど、負けてしまうとトゥルーエンド(スタッフロールが流れるやつ)にはなりませんので。
ぶっちゃけて言うと、「毒団子」の効果は絶大でした。あと、この戦闘だけで「シャウエッセン」を10本くらい食べました。
「毒団子」と「シャウエッセン」の使用が攻略のキーポイントになるでしょう。
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