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君をのせて

作者パラトラマン
収録テックウィンDVD
2005年7月号コンテストパーク
ツールRPGツクール2003
ジャンル長編RPG


あらすじ
 主人公のアルムは旅をしていて、子供の頃の記憶がなかった。自分はどこから来たのか? 自分はどこの生まれか? その解答を求めるべく北の城下町を目指す。

感想
 ストーリー重視、ロードムービー型の長編RPGです。作者のパラトラマンさんはコンテストパークの常連投稿者だけあって、システムがそつなくまとまっており、プレイ中に出てくる親切な説明も好評価を与えたい。
 あえて難点を言うとすれば、ストーリーが平凡というか、「このモチーフ、他のRPGにもよく出てくるじゃん」と思う箇所がいくつもあって、それがプレー意欲をそいでしまいます。多作だからマンネリに陥っちゃったのかな?
 最後に、13話構成にしたのは、プレイヤーにとって「大体このくらいまで来たんだな」とわかるのでGOOD。

攻略
回復の泉があったらボス線があると思え
 このゲームの親切設計のなせるわざです。「なぜこんなに回復ポイントがあるのか」「なぜ泉の水を飲んだだけで全回復するのか」などと考えないように。
 それから、「そこのボスを倒した後、回復の泉がなくなっているのはなぜか」ということも考えないように。

使わない魔術・法術は覚えるな
 魔術と法術(※1)を覚えるには「ジン」という資源が必要になります(※2)。ジンはモンスターを倒すことで得られるのですが、武器の強化にも必要ですので、あれもこれもと欲張るわけにはいきません。そこで、「こいつは使わねえだろうなあ」と判断した魔術・法術は、思い切って覚えないことをお勧めします。
 もし必要になったら、その時に覚えればいい。

アニエスが脱けたら
 回復役がいなくなるので、回復アイテムを多めに持つべし。もっとも、ダンジョン内の宝箱をしっかり回収していれば、回復アイテムも充分な量に達しているはずなので、店で買い足さなくていいかもしれない。

ラスボスの前に
 ラスボス(獣)との戦い直前に、いったん神殿に戻って、武具の強化や魔法の習得をし、回復アイテムの補充をしておいた方がいい。

※1.魔術と法術の違いは、このゲームの世界観によると、前者が攻撃系で、後者が回復・補助系だということ。
※2.正確にはジンを結晶に換えて、更にその結晶を、魔術・法術を覚えるアイテムに換えて、更にそのアイテムをキャラに使用することで覚えられる。面倒くさいなあ。

後書き:私は4時間弱でゲームクリアーしました。しかも、各地にある紫色の扉を開けることなく! どうすれば開けられるかは皆さんの宿題とします。(←泉獺は面倒くさがっている)
泉獺(H17.6/25)
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