上野公園の名物・西郷隆盛像。お供は薩摩犬。イザヤ・ベンダサンは西郷を「日本教の聖者」と呼んだ。 | さて、上野駅から国立博物館へ行くには、上野公園の中を通るルートがあります。無論それ以外の道もありますが、自動車の排気ガスが溢れる公道よりは、公園の道の方がいいやと思いましたので、公園内を歩きました。 ところで、上野公園といえば、皆さんは何を思い浮かべますか? …西郷隆盛像ですか? 不忍池(しのばずいけ)ですか? さもありなん。しかしそれだけが上野公園の特徴ではありません。実は、上野公園にはホームレスが多いのです。数年前はイラン人が多かったのですが、今ではホームレスが主役です。 代々木公園や新宿中央公園のような青テント村こそありませんが、公園内を観察すると、観光客に混じって歩きまわったり自転車に乗ったりベンチで寝そべったりしているホームレスが結構いることがわかります。 尚、彼らに因縁を付けられるのが怖くもあり嫌でもあったので、彼らをデジカメにて撮影する事は差し控えました。関わりたくないのが正直な心情です。(←この発言に接して「泉獺は冷酷なヤツだ」と言いたくなったらどうぞ御自由に。ただし、その前に自分の胸に手を当ててみて下さい。) |
←このオッサンです。時の最高権力者を掴まえて言うのもナンですが、実にユーモラスな顔をしております。なんとなーく、マンガチックな気もします。 さらに進むと、蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)の頂相(ちんぞう)や夢想疎石の坐像、はたまた高僧某の書、すっかりセピア色になった水墨画、宝冠釈迦如来坐像、等々がこれでもかこれでもかと出てきます。 |
ちなみに私は、展示物を写真に収めた資料集(\2300-)を衝動買いしちゃいました。特にこれといった合理的な理由はありません。ただ欲しくなったから、「執筆の手助けになる」とか「神々の辞典の画像に」など色々とそれらしい理由を捻り出しただけです。(←自分で言うのもなんですが、動揺していますな。) そしてこれを執筆している7月7日現在、私はこの資料集を手許に置いて、執筆にフル活用しております。上で紹介した北条時頼坐像の写真は、この本から吸い出したものです。又、神々の辞典の画像にも、この資料からの吸い出し画像があります。例を幾つか挙げると、達磨や鐘馗、黄帝などです。 |
ちなみに、本館は相当古いものらしく、懐かしの黒電話が平然と使われていたりします。私はなにげなく配置されている黒電話を見付けた時、思わずデジカメを取り出して撮影しちゃいました。黒電話は展示品ではありませんので、撮影は許されるでしょう。 又、無料素材のコーナーに、「倉庫のドア」の写真を載せておきました。こちらは確か、本館一階か地下一階の中央階段裏にて撮ったものです。 |