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女人村

H14.9/28 著・泉獺
 ある所にプー太郎がいた。プー太郎は本当の自分を捜し求めて旅に出、山奥深くに分け入った。
 すると地位さな村に辿り着いた。見ると、村は女ばかりであった。
 村人たちは男のプー太郎を珍しく思って取り囲んだ。
 プー太郎が、男はいないのかと尋ねると、そんなものはいないという。じゃあ、どうやって子供を作ってるんだと尋ねると、屋根に上って股をひろげていれば風が吹きつけて妊娠するのだという。
 そこでプー太郎は、
(これで童貞とおサラバできる!)
 と思って自分のモノを取り出し、
「自分のところではこの凸で女の凹を挿し塞いで子供を作るのだ。どうだ、ひとつ試してみないか。」
 と言った。すると村人たちは興味を覚えて、プー太郎と交合した。
 こうしてプー太郎は村人たちと三日三晩ブッ続けで交わった。
 ところで村には一人の老婆がいて、その老婆が村長だった。村長は初めこそ闖入者のプー太郎を気味悪がっていたが、プー太郎と合体した村人の話を聞くに及んで、
「どれ、そんなら自分もひとつやってみようかの。」
 と言ってプー太郎を招き寄せた。
 しかしプー太郎はやり過ぎて足も腰も何も立たず、本意を貫くことはできなかった。
 すると村長は怒って、
「本来なら村長である自分の所へ最初に来なければならないのに。この役立たずが。」
 と言って、プー太郎を棒で殴り殺してしまった。
 それから、村人たちはプー太郎の死体を細断して、骨皮残らず全部食ってしまった。
(おしまい)
元ネタ:『生蕃傳説集』及び、マリンド・アニム族のマヨ祭
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