猪瀬N樹の呪い
泉獺 H16.5/20
猪瀬N樹は言った。
道路公団は民営化され
サービスが今よりもっと良くなる。
無駄な道路は造られなくなり
料金が今よりもっと安くなる。
猪瀬N樹はこう言った。
道路族の三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
国民をかえりみず利権漁りに血道を上げて
九三四二キロに固執したからだ。
お前たちは小泉の抵抗勢力として
悪役のレッテルを貼られて選挙に落ちてしまえ。
猪瀬N樹はこう言った。
鈴木宗Oの三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
彼は熊の発言に因縁をつけて
わざと審議を遅らせて潰そうとしたからだ。
お前は汚職の上に落選を重ねて
過去の人として葬られてしまえ。
猪瀬N樹はこう言った。
松岡T勝の三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
「あんたはタリバンだ!」と
お前はわたしを面罵したからだ。
わたしはお前をタリバン松岡と呼んでやるから
以後その名で生きろ。
猪瀬N樹はこう言った。
扇C景の三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
お前は国土K通省の言いなりになって
民営化を妨害したからだ。
お前は選挙でボロ負けして
党首の座から引きずり落とされてしまえ。
猪瀬N樹はこう言った。
D路四公団の三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
無駄な道路を造って大赤字を出し
高額な通行料金を否応なく国民に押し付けているからだ。
お前たちは民営化されることによって
民間企業並みの辛酸をなめろ。
猪瀬N樹はこう言った。
ファミリー企業の三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
お前たちは寄生虫となって通行料収入を吸い尽くして
不健康にブクブク太っているからだ。
お前たちのところに間もなく競争とリストラの嵐が来るから
それによって淘汰され滅びてしまえ。
猪瀬N樹はこう言った。
雇用・N力開発機構の三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
お前たちはSパウザ小田原などに無駄金を投じて
国民の大事な雇用保険を食い潰しているからだ。
道路公団が民営化されたら
次はお前たちの番だから覚悟しておけ。
猪瀬N樹はこう言った。
無能な知事どもの三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
彼らは民営化によって高速道路が一切造られなくなると勘違いし
闇雲に反対するだけで建設的な意見を言わなかったからだ。
お前たちは道路の権力を失った
役立たずの知事として干されてしまえ。
猪瀬N樹はこう言った。
国土K通省の三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
請求した資料をなかなか開示せず
やっと出したと思ったら恣意的に改竄されているからだ。
お前の権力による虚偽を改め続けてやるから
官僚機構は磐石との幻想は消え去れ。
猪瀬N樹はこう言った。
M久幸義道路局次長の三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
ヒアリングにおいて嘘・誤魔化しを繰り返して
小泉政権が潰れるまではと時間稼ぎをしたからだ。
あいにく小泉政権は今後も続くから
その下で構造改革に苦しめ。
猪瀬N樹はこう言った。
シャドー・コミッティの三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
シャドー・コミッティは民営化委員のイデオロギーを汚染して
審議を混乱させたからだ。
影は影のまま誰にも知られることなく
闇から闇へと消えてしまえ。
猪瀬N樹はこう言った。
マスコミの三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
官僚やその手先どものリーク情報に踊らされ
本当に大事なことを報じなかったからだ。
マスゴミは発信する情報全ての審議を
国民に疑われ監視され続けろ。
猪瀬N樹はこう言った。
今 I 敬の三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
お前は委員長の立場にありながら
自分の意見が通らないとなるとまとめようとせずに辞めたからだ。
メディアはお前を吉良上野介のように扱うから
これからは後ろ指をさされて余生を過ごせ。
猪瀬N樹はこう言った。
F井治芳の三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
民営化委員会に非協力であるのみならず
途中退席やのらりくらりの答弁で
悪あがきを繰り返したからだ。
お前は幻の財務諸表問題でマスコミに叩かれ
悪しきゾンビとして世間から見捨てられてしまえ。
(終わり)
(おまけ)
猪瀬N樹はこう言った。
森永T郎の三つの罪、四つの罪のゆえに
わたしは決して赦さない。
お前は道路公団民営化に抵抗したF井治芳を
「小泉道路公団改革の最大の協力者」とほめたたえたからだ。
わたしの著書をお前のもとに贈ってやるから
端座刮目してこれを読め。
元ネタ:「アモス書」1.2-15 諸国民に対する審判
【参考文献】
猪瀬直樹『道路の権力 道路公団民営化の攻防1000日』文藝春秋 2003.11/15
森永卓郎『続・年収300万円時代を生き抜く経済学 実践編! 給料激減でも豊かに生きるための「新・生活防衛術」』光文社 2003.11/25
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