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忠実な部下と悪い部下

泉獺 H15.10/22
「社長がその会社の部下たちの上に立てて、期日どおりに彼らの給料を支払わせることにした忠実で賢い部下は、いったい誰であろうか。
 上司が監視したとき、言われたとおりにしているのを見られる部下は幸いである。はっきり言っておくが、上司は彼に全幅の信頼を寄せるに違いない。
 しかし、それが悪い部下で、上司はどうせ見ていないと思い、目下の者にパワハラとセクハラをし始め、会社の経費で、アル中患者どもと一緒に赤坂で飲んでいたり、色狂いと一緒に西川口で女を買っていたりする。もしそうなら、その部下の上司は予想しないところに盗聴器を仕掛け、思いがけないところに配置しておいた犬の密告を受けて、彼を厳しく罰し、リストラ中高年たちと同じ目に遭わせる。路頭で泣きわめいて歯ぎしりするだろう。」
 聖者はこう言った。
(おわり)

元ネタ:「マタイ福音書」24.45-51
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