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モナ書

泉獺 H16.10/30
1.
 ひろゆきの言葉がモナー族の子モナに臨んだ。
「さあ、大いなる鯖モーニングコーヒーに逝ってこれに呼びかけよ。彼らの悪はおいらの前に届いている。」
 しかしモナはひろゆきから逃れようとして出発し、四国に向かった。和歌山に下ると、折りよく四国逝きの船が見つかったので、船賃を払って乗り込み、人々に紛れ込んでひろゆきから逃れようと四国に向かった。
 ひろゆきはごにょごにょを海に向かって放たれたので、海は大荒れとなり、船は今にも砕けんばかりとなった。船乗りたちは恐怖に陥り、それぞれ自分のネ申に助けを求めて叫びを上げた。ある者はタシーロ、ある者は又吉イエス、またある者は池田に。
 そして積荷を海に投げ捨て、船を少しでも軽くしようとした。しかし、モナは船底に降りてオナーニし、ティッシュもそこそこにぐっすりと寝込んでいた。
 船長はモナのところに来て言った。
「寝ているとは何事か。さあ、おきて自分のネ申を呼べ。ネ申が気付いて助けてくれるかもしれない。」
 さて、人々が互いに言った。
「さあ、黒ヒゲ危機一髪をやろう。誰のせいで、我々にこの災難が降りかかったのか、はっきりさせよう。」
 そこで、黒ヒゲ危機一髪をやるとモナが当たった。人々は彼に詰め寄って、
「さあ、話してくれ。この災難が我々に降りかかったのは、誰のせいか。あなたは何の仕事で逝くのか。どこから来たのか。国はどこで、どの一族の出身なのか」
 と言った。
 モナは彼らに言った。
「自分はモナー族モナ。2ちゃんねるを創造されたネ申・ひろゆきを将軍様マンセーと崇める者モナ。」
 人々は非常に恐れ、モナに言った。
「なんという事をしたのだ!」
 人々はモナが、ひろゆきの前から逃げてきたことを知った。モナが白状したからである。
 彼らはモナに言った。
「あなたをどうしたら、海が静まるのだろうか。」
 海は荒れる一方だった。モナは彼らに言った。
「ボクの手足を捉えて海に放り込むモナ。そうすれば、海が穏やかになるから。モナのせいで、この大嵐があなたたちを見舞ったことは、モナが知っているモナ。」
 乗組員は船を漕いで陸に戻そうとしたが、できなかった。海がますます荒れて、襲いかかってきたからである。ついに、彼らはひろゆきに向かって叫んだ。
「ああ、ひろゆき様、この童貞野郎のために、滅ぼさないでください。精子臭い奴を殺したといって警察に通報しないでください。偉大なる領袖・ひろゆき様マンセー!」
 彼らがモナの手足を捕らえて海へ放り込むと、荒れ狂っていた海は静まった。人々は大いにひろゆきを畏れ、ひろゆきに鼻薬をかがせ、あがめたてまつった。

2.
 さて、ひろゆきは巨大なゾヌに命じて、モナを呑み込ませた。モナは三日三晩ゾヌの腹の中にいた。モナはゾヌの腹の中から自分のネ申、ひろゆきに祈りをささげて、言った。

  いやだ、まだ死にたくない。
  いやだ、童貞のままで死にたくない。
  死ぬ前に一度でいいから女とヤりたい。
  それまでは氏んでも氏に切れない。

  ひろゆきよ、あなたの唇は大地よりも厚い。
  ひろゆきよ、あなたのギャランドゥは海よりも深い。

 ひろゆきが命じると、ゾヌはモナを陸地に吐き出した。

3.
 ひろゆきの言葉が再びモナに臨んだ。
「さあ、大いなる鯖モーニングコーヒーに逝って、おいらが語る言葉を告げよ。」
 モナは命令通り、直ちにモーニングコーヒーに逝った。モーニングコーヒーは非常に大きな鯖で、すべて閲覧するのに三ヶ月かかった。モナはまずポータルに逝き、そして一日中、板のそこかしこにカキコした。
「あと40日もすれば、モーニングコーヒーは予算不足のために滅びる!」
 すると、モーニングコーヒーの住民はネ申を信じ、●(まる)の購入を呼びかけ、年齢の高い者も低い者も2ちゃんねるの有料サービス使用に走った。
 ひろゆきは彼らの業、彼らがお金を使ってくれたことを御覧になり、思い直し、宣告した災いを下すのを止めた。

4.
 モナにとって、このことは大いに不満であり、彼は怒った。彼は、ひろゆきに文句を言った。
「まったく、ボクがまだ故郷にいたとき、言った通りではありませんか。だから、ボクは四国に向かって逃げたのです。ボクには、こうなることがわかっていました。
 あなたは、2ちゃんねるの創造者であり、2ちゃんねるを潰す気はさらさらありません。2ちゃんねるを滅ぼすと言っても、それは住民から金を巻き上げる手段に過ぎないじゃないですか。
 どうか今、ボクをあぼーんしてください。守銭奴の片棒をかつぐくらいなら、氏んだ方がマシです。」
 ひろゆきは言った。
「お前は怒るが、それは正しいことか。」
 モナは言った。
「もちろんです。怒りのあまり氏にたいくらいです。」
 するとひろゆきはこう言った。
「お前は金儲けのことで怒るが、2ちゃんねるの鯖代だってバカにならないんだ。おいらは稼いで払わないといけない。
 それに、お前が船賃を払って船に乗せてもらったのも、船主にとっては金儲けの手段なのだ。
 それにそもそも、どうしておいらが、この大いなる鯖モーニングコーヒーを惜しまずにいられようか。そこには、12万人以上の、右も左もわきまえぬ金蔓と無数の金脈があるのだから。」


元ネタ:「ヨナ書」
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