2.
さて、ひろゆきは巨大なゾヌに命じて、モナを呑み込ませた。モナは三日三晩ゾヌの腹の中にいた。モナはゾヌの腹の中から自分のネ申、ひろゆきに祈りをささげて、言った。
いやだ、まだ死にたくない。
いやだ、童貞のままで死にたくない。
死ぬ前に一度でいいから女とヤりたい。
それまでは氏んでも氏に切れない。
ひろゆきよ、あなたの唇は大地よりも厚い。
ひろゆきよ、あなたのギャランドゥは海よりも深い。
ひろゆきが命じると、ゾヌはモナを陸地に吐き出した。
3.
ひろゆきの言葉が再びモナに臨んだ。
「さあ、大いなる鯖モーニングコーヒーに逝って、おいらが語る言葉を告げよ。」
モナは命令通り、直ちにモーニングコーヒーに逝った。モーニングコーヒーは非常に大きな鯖で、すべて閲覧するのに三ヶ月かかった。モナはまずポータルに逝き、そして一日中、板のそこかしこにカキコした。
「あと40日もすれば、モーニングコーヒーは予算不足のために滅びる!」
すると、モーニングコーヒーの住民はネ申を信じ、●(まる)の購入を呼びかけ、年齢の高い者も低い者も2ちゃんねるの有料サービス使用に走った。
ひろゆきは彼らの業、彼らがお金を使ってくれたことを御覧になり、思い直し、宣告した災いを下すのを止めた。
4.
モナにとって、このことは大いに不満であり、彼は怒った。彼は、ひろゆきに文句を言った。
「まったく、ボクがまだ故郷にいたとき、言った通りではありませんか。だから、ボクは四国に向かって逃げたのです。ボクには、こうなることがわかっていました。
あなたは、2ちゃんねるの創造者であり、2ちゃんねるを潰す気はさらさらありません。2ちゃんねるを滅ぼすと言っても、それは住民から金を巻き上げる手段に過ぎないじゃないですか。
どうか今、ボクをあぼーんしてください。守銭奴の片棒をかつぐくらいなら、氏んだ方がマシです。」
ひろゆきは言った。
「お前は怒るが、それは正しいことか。」
モナは言った。
「もちろんです。怒りのあまり氏にたいくらいです。」
するとひろゆきはこう言った。
「お前は金儲けのことで怒るが、2ちゃんねるの鯖代だってバカにならないんだ。おいらは稼いで払わないといけない。
それに、お前が船賃を払って船に乗せてもらったのも、船主にとっては金儲けの手段なのだ。
それにそもそも、どうしておいらが、この大いなる鯖モーニングコーヒーを惜しまずにいられようか。そこには、12万人以上の、右も左もわきまえぬ金蔓と無数の金脈があるのだから。」