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HUNTERXHUNTERの謎
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ストーリー独談

   その28    
アイコンゴンの決意
 ニッケスに出会う直前・・・ボマーに爆殺された男の無残な姿を見る。その姿はやがて煙に化するかのように消失してしまった。
 ゲームオーバーさ。
 キルアの言葉は、現実的過ぎた。しかし消え去った死体は、ゲーム感を漂わせる。ゲームからの帰還が死によって許可される厳しさ。ゴンもキルアもそれを思い知ったかのようだ。だがゴンはこのゲームをジンが作ったことに誇りさえ持っているに違いない。それはすぐ後に明らかとなる。

 ニッケスに語りかけられる二人。呪文カードを有志で独占し、ゲームをクリアしようと言う。カード入手のための過激な手段。次第にゲームは殺人を必然とするようになる・・・広場に集まったゲーム参加者たちはそんな説明に、有志グループへの参加決意を固めようとするのだが、ゴンは違った。

 自力でプレイするから。
 ゴンはそういい残して去ろうとすると、キルアもまたはっきり言った。
 リーダーがそう言うんでね。オレもパス!

 ゴンはジンの作ったゲームはもっと人間らしいものだと主張する。殺人はゲームのせいではなく、プレイヤーの考え方によるのだと。

 そうそう、ニッケスたちはキルアに尋ねたあと、キミはどうする?と少女に聞くのだが、彼女は無言で別のことを考えているふう。これが二人に念の師となるビスケであることは、まだ誰にもわからない。

 カードの種類が新人参加者に紹介され、それは同時に読者への説明場面ともなる。ハンターXハンター、ついにカードゲーム化か。そう思ったのだが、カード発売には至らなかった。プリズンのデザインを考えながら、期待したものだったが。でも、聖騎士の首飾りは読者プレゼントで入手。チェーンを変えれば見栄えはするできばえだ。

 カード訓練に熱中する参加者たちのどよめきの直後、それはアントキバジャンケン大会の熱気に変わる。動体視力による先読み防止の秘密兵器、左手ジャンケンで勝利を得たキルア。賞品の真実の剣は二人のものとなった。だが、すぐさま横取りに現れるプレイヤーをしのいだものの、プロ級プレイヤー連中に奪われてしまう。これが現実。むかつくゴン。逆に冷静なキルア。

 二人は魔法都市マサドラへ向かう。




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