つれづれ
その１３ 強者新聞の文化エッセイに、興福寺・南円堂の不空羂索(ふくうけんじゃく)観音像についての記述があった。去年見に行ったからよく覚えてるけど、エッセイにあるようなグロテスクな印象はまったくない。どちらかと言うと、ユーモラスな表情。厳しいばかりが悟りじゃないと思うよ。 薩摩の激烈な剣法、示現流も、馬が道草を食う境地だという。厳しさの中の余裕、誰にも大切なことなんだな。 地球の危機を救おうと、悟空の死んだ後ピッコロは潜在力を秘めた悟飯を鍛えて迎え撃とうとする。悟飯は、できることならお父さんに鍛えてほしいと言うのだが、ピッコロは鼻で笑うかのように、あいつは強いが厳しさというものがまったくない、と言うシーンがある。これを見ていつもボクはにやっとするんだけど。 - 宗春 - |
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