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作品No.57  エンタンメント

【作品紹介】『忍』一族の実態に迫った超短編小説!!

(ストーリー大賞出品)HANZOH×HANZOH 


これは、ハンゾーが三歳の誕生日の日のお話。

ハンゾー「おじい様、ハンゾー入ります」
祖父「うむ。誰にも気づかれ無かったな?」
ハンゾー「はい、周りには誰もいません」
祖父「そうか・・・(一息入れて)さあハンちゃん、こっちにいらっしゃい。お祖父ちゃん
   寂しかったでちゅよー」
ハンゾー「お祖父ちゃまー!!」

『忍』の者は掟により例え実の親子であってもその上下関係は厳しく、会話も非常に重々しい。
が、それは端から見た場合の話。実際には普通の家庭と大して変わらない。
 
祖父「いい子でちゅねー。ハンちゃんいくつになりまちたかー?」(ハンゾー、お主今年で何歳になる?)
ハンゾー「えっとねー・・・ふた・・」(はっ。ちょうど二歳・・」
祖父「・・・」(・・・)
ハンゾー「みっちゅ!!」(三歳になります)
祖父「んまーーーー!!!かーーわいいーーいーーー」(そうか。お主も立派になったものだ)
ハンゾー「お祖父ちゃまぁ、プレゼントは?」(して、おじい様。例の物は?)
祖父「もちろん、ちゃんとありまちゅよー」(うむ。ここに用意してある)
ハンゾー「やったー!!!」(こ・・これは!!ありがたく頂戴いたします)
ふと、足音。
「旦那様、坊ちゃま。緊急召集です。急いで会議室に」
(声をそろえて)「わかった。すぐに行く」
・・・『忍』の家庭は普通の家庭と大差ない。が、端から見てもそんな事は全く分からない・・・
                                    
                                          終
2005年2月06日(日) 18時48分04秒
原稿用紙: 3 枚
<Qh3Y UB7w>

ニッグ(visit6) さんからのメッセージ

作者からのコメントなどをお入れください。
えー、ニッグです。というわけでストーリー大賞出品をデビュー作にしてみました。
製作時間3分というフザケタ作品ですが、許して下さい。

■付加情報

叩き歓迎