ロウさんの念能力シーン
ロウさんの念能力小説です。
- 前回の仕事から3日が過ぎた。ハンゾーは次の仕事のため、
燕尾服の男ととある渓谷にやってきていた。
「ヒエンさん、こんな所に奴らのアジトがあるのか?」
ヒエンと呼ばれた男は、相変わらず燕尾服を着ている。
「ああ、アジトはもうすぐだ。もう少し行った所で仲間と落ち合うことになっている」
ヒエンはハンゾーの方を向かず喋った。
渓谷の橋の付近にたどり着いたハンゾーの前に修道服を着た少女が居た。
「あら、ヒエンさんお疲れ様です」
少女は笑みを浮かべていた。
「ああ、ハンゾー君、彼女はナオミ君だ」
ナオミと呼ばれた少女はハンゾーの方を向き
「あなたがハンゾーさんね。色々と聞いています」
「よろしく」
ハンゾーは握手をしようと手を出したが、握手はできなかった。
「もう敵も気付いたらしいな・・・・・」
ハンゾーたちの周りには十人ほどの敵が取り囲んでいた。
「けけけ、お前らブラックリストハンターだろ」
敵の一人が前に出る。
「俺の能力で、ぶっ倒してやるよ!!!」
おそらくリーダーと思える人物が火球を放つ
ハンゾー達は難なくよけるが、火球なあった場所はマグマのようにドロドロになっていた。
「ここは私に・・・・・」
ナオミは前に出る。 彼女の手に剣が握られている。恐ろしく長い。
「喰らいなさい!!」
刃は光に変化し、光球が敵のリーダーにあたり、倒れた。
「り、リーダー・・・・逃げろ〜」
しかし彼らの行く先にはヒエンが待ち受けていた。
「くそ、テメェも喰らいやがれ!!」 倒れているリーダーの手には火球が出現していた。
ザシュ
「危なかったな」
ハンゾーは飛びくないを敵の腕に当てていた。悲鳴を上げて敵は気絶した。
「・・・・ありがとうございます」
ナオミは恥ずかしそうに言った。
渓谷から帰ったハンゾーは自分もさらに強くなりたいと思い
手紙を残してヒエンのもとを去った。
「ふふ、ハンゾー君らしいな・・・」
手紙を読んだヒエンは笑みを浮かべた。
手紙を懐にしまうと、ヒエンはナオミとこの町を後にした。
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