ロウさんの念能力シーン
ロウさんの念能力小説です。
- ハンゾーは焦りを抑えられないでいた。
「くそ、腕に怪我さえ負わされなければ・・・・」
自分がココまで追い詰められたのは初めてだったからである。
次の瞬間ハンゾーの体は木から地面に落ちた。
「へへへ。貴様我々の秘密を知ってこの森から出れると思っているのか?」
忍者の風貌をした人物達が近づいてくる。
「ぎゃああああああああ!!!」
忍者の何人かが悲鳴をあげて倒れた。
「多勢に無勢とは卑怯だな・・・・。」
燕尾服を纏った男が木の陰から現れた。
男が近づくたびに忍者達は悲鳴を上げて卒倒してゆく。
「君達のやっていることはもう分かっている。まあしばらくねているんだな」
ハンゾーは気がつき起き上がろうとする。しかし体が動かなかった。
どうやらホテルの一室のようだった。
「おはよう。君のおかげで私達の仕事は速く済んだ。傷が痛むはずだ半日ほど寝て体力を回復してくれ」
燕尾服の男がハンゾーのまぶたを下ろす。
室内のテレビがヨークシンシティの惨事を喋り続けていた。
|