remove
powerd by nog twitter
直線上に配置
HUNTERXHUNTERの謎
直線上に配置

INDIVIストーリーページ

  
アイコンレベルH(2話)〜隊長の苦悩・中編〜 −幻影旅行さん

レベルH(2話)〜隊長の苦悩・中編〜

そこには、3人の人影があった。
1人は猫の様な耳を頭につけており、男か女か・・・もとい雄か雌かが一目では分からない中世的な雰囲気を持っている。2人目は触覚の様なものが頭から生えていて、なぜかバイオリンを持っている。少々不気味だ。そして1人目の猫人間(?)の背後に髪の長い1人の男が静かに座っていて、他の2人(猫人間&バイオリン男)からは感じられた生気がなぜかこの男からは全く感じられなかった。
「もしかして・・・・・・・・・・クラフト隊長・・・・ですか?」
先に声を掛けてきたのはバイオリン男の方だった。男は動揺した。自分の本名を言い当てられたからだ。が、男は動揺すると同時にある一つの確信を持ち始めていた。この2人は敵などではなくむしろ自分の味方であると。そして自分のよく知っている人物に間違いないと。男はその考えを確かなものにするべく2人に話しかけた。
クラフト「ひょっとして・・・・・サド隊員・・・か?」
サド「やはり・・・・隊長でしたか・・・」
サドと呼ばれたバイオリン男がそう答えるとすかさず
「隊長〜〜〜〜私達どうなっちゃったんですか〜〜?」
と猫人間が男・・・もとい「クラフト隊長」に詰め寄ってきた。
クラ「ええ〜い!落ち着け!そういう貴様はどこのどいつだ!!」
サド「隊長・・信じられないでしょうが・・・彼(?)はコリン隊員です。」
そしてサド隊員の話を聞き終わると最早笑うしかなかった。
〜サド隊員(バイオリン男)から知り得た情報〜
・ここはキメラアントと呼ばれる異能生物の巣の内部である事
・自分達(3人)はそのキメラアントの頂点に君臨する存在である王に仕える護衛である事
・自分達は念能力と呼ばれる不思議な力が使える事
クラ「なるほど・・・しかし、なぜサドはそんな事を知っているんだ?」
サド「知っている・・・というより思念が頭の中に流れ込んでくる・・そんな感じですね。ちなみに私達の{今の名前}もはっきりわかりますよ、まず隊長が{モントゥトゥユピー}そして私が{シャウアプフ}最後に猫人間と化したコリンは{ネフェルピトー}です。コリンの背後の髪の長い男だけはなぜか全く詳細がつかめませんでした」
モ(ク)「なるほど・・テレパシーみたいなものか・・それが念能力・・とかいうやつなのか?」
シ(サ)「ええ、おそらく。」
モ(ク)「全く・・・・聞けば聞くほど面妖な能力だな・・そもそもなぜ俺達はこんな姿になってしまったんだ?」
シ(サ)「私もそれを隊長に聞こうと思ってました。私達は確か全宇宙会議に出席する準備の途中で王子に呼ばれて会議室に集まったはずでした。しかしそこからの記憶がなぜか全く無いのです。王子と隊長とコリンと私の4人で会議室に入室したところまでは覚えてるのですが・・・・・」
モ(ク)「私と一緒だな・・・」
ネ(コ)「あの・・」
モ(ク)「ん?何だ?意見があるなら言ってみろ。」
クラフトがそう言うとコリンは一言呟いた。

ネ(コ)「王子は今どこにいるんでしょうか?」

幻影旅行






INDIVIメニューへ

トップ アイコンHome

直線上に配置