ファイナルファンタジーIIIあれこれ

データについてちょっとだけ補足。
レベル…モンスターのレベル。逃走の判断用に使われるっぽい。
キャパ…キャパシティの事。実際は合計値を4で割った値だけ獲得。
お宝…モンスターの持つお宝の判別No.。番号の組み合わせはNTT出版の攻略本に準拠。値が 0 のモンスターはお宝を残しません。
精神補正・知性補正…モンスターが使う魔法効果や、こちらの使う魔法に対する耐性に影響(たぶん)。数値が大きい程効果も大きくなる。


<べつにどうでもいい事>
NTT出版の攻略本を持っている方はご存知と思うが、このゲームには「攻略本に載っているのにゲーム中では会えない」モンスターが幾つか存在する。
具体的に挙げると、バシリスク、バグベアー、マンドレイク、フリアイ、さまようきんか、シードラゴン、ワイバーン、ヒュドラの8種類。
この中でフリアイとシードラゴンを除く6種類は、ROMイメージの中には出現パターンデータ、色データがちゃんと存在しているので、何らかのバグでこのデータが参照されていない、もしくはかなりの低確率でしか会えないような仕様になっているのかと考えられる。
フリアイに関しては、出現パターンデータと色データがROMイメージ内にあるのを確認できなかったので、ゲーム中でも会う事は不可能と思われる。
実は攻略本にも載っていないモンスターがおり、名前を挙げると、キャプテン、フェニックス、ホブゴブリン、スプリガン、テリブルドラゴンの5種類。
これらのモンスターもフリアイ同様、出現パターンデータと色データが存在しないのでゲーム中に会う事ができない。
(※これらのボツモンスターも一応データとして載せていますが、色データが不明のモンスターは適当な色になっています。)
シードラゴンに関しては名前のデータすら存在していなかった。
攻略本と照らしあわせてみると、本来シードラゴンのデータが入るべき場所にはネプトりゅうのデータになっていたので、開発段階でシードラゴンの存在は消され、ネプトりゅうのデータに置き換わったと思われる。

とりあえずレアモンスターと実際に会ってみたい、という場合はROMデータを直接書き換えてエミュレータでプレイするのが早い。
ファイナルファンタジーIIIのROMイメージとバイナリエディタを用意。
(ROMイメージって何?エミュレータって何?という方は他のサイトで調べてみましょう。)
バイナリエディタでROMファイルを開き、アドレス 5C410h へジャンプ。(アドレスは16バイトのNES用ヘッダを付加した16進の値)
ここから3バイト見ると 89 A0 00 となっているのがわかる。
実はこれ、ゴブリンの出現パターンデータと色データになっている。先頭2バイトが色データ、最後の1バイトが敵判別用のデータ。面倒なので詳しくは省略。
この3バイトを以下のように書き換えればOK。
CC CE 14 バシリスク
7D 76 15 バグベアー
7D 76 16 マンドレイク
AC A7 59 さまようきんか
41 42 79 ワイバーン
49 3C C4 ヒュドラ
FF FF 35 フリアイ
FF FF 63 キャプテン
FF FF 66 フェニックス
FF FF 8D ホブゴブリン
FF FF BE スプリガン
FF FF BF テリブルドラゴン

書き換えて保存したら、NEWゲームで始めてみよう。
最初のゴブリンの戦闘イベントで書き換えたモンスターが出現するようになるはずです。こっちはレベル1なので勝てませんが(笑)。
ちなみにフリアイ以下の6種類は前述したとおり色データがないのでこの場合はモノクロのような表示なります。
FF FF の部分を適当な値に替えてみると色が変化します。
でかいグラフィックのモンスター(フリアイ、テリブルドラゴン等)は戦闘すると変な現象になりますが気にしないように(ぉ