冬場になると、
サイド・スタンドを収納し、発進しようとした途端
どんなに回転数を上げても回転数がスコン!と落ち込み、エンストしそうになったことありませんか?
色々と原因はあるかもしれませんが、
私の場合、一番の原因は発進防止装置です。
最初は、何事かと思いましたが、
バイクを買う以前にどこかで、
『バイクはサイド・スタンドを立てたまま走ろうとするとエンストする仕組みになっている』
と聞いたことがあるので、「きっとアレだな……」と思い付きました。
何度かスタンドを出して入れしてスイッチを動かせば直ることもあるようですが、
出先でどうしても走り出すことが出来ず、途方に暮れた結果、以下の方法を試しました。
エンストする仕組みとして、
サイド・スタンドを立てている+ギアを入れる+クラッチ・レバーを離す
と電気的にエンジンに火が回らずエンストするようになっているみたいです。
要するに、どれか一つの要因を取り除けばエンストしないのですから、
私の場合、緊急手段としてクラッチ側のスイッチを取り外すことにしました。
ケーブル類が少し邪魔ですが、小さめのドライバーですぐに外せました。
(ちなみにサイド・スタンド側のスイッチを外そうとすると、ギアも外さないとイケナイ感じです)
私の場合、バーハン化しているから、取り外しやすかったですが、
セパハンの場合はどうでしょうか?
裏技として、スイッチを固定している小さなBOXから
カプラーをムリヤリ引き抜くと言う手があるかもしれません。
↓下図赤丸の部分↓
クラッチ側のスイッチ部
↑コレがスイッチONの状態
クラッチ・レバーを握るとピンが出てきます
↑コレがスイッチOFFの状態、
サイド・スタンドの根本にあるスイッチです。
↑スタンドを畳んでピンが出ているOFF状態です。
私の場合、このサイド・スタンド側のスイッチが恐ろしく固かったため、防止装置が作動してしまったらしいです。
どんなに固いかと言えば、
指先に穴が空くかと思うほど全力でピンを押しても、動いてくれませんでした。
(サイド・スタンドを立てれば、ちゃんとピンは引っ込むんですけどね……)
対処整備として、
このサイド・スタンド側のピンに、何度かCRC(クレ556)を吹き付けてスタンドを出し入れしてほぐし、
しばらく置いておくと、指で押しても動くくらいには柔らかくなりました。
出来れば、このラバーブーツの中に直接吹きかけたかったのですが、
固いしゴムが痛みそうなので、それ以上はしませんでした。
最後に、
分解して中まで綺麗にしてあげたかったのですが、
このスタンド側のスイッチを外すにはサイド・スタンドを外さないとイケナイようでして
しかもそのサイド・スタンドを外すには、ギア・レバーも外さないとイケナイようなので、
諦めました。
とりあえず現状でエンストする症状が無くなったため、結果オーライです。
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