謎汁シリーズ・パート2
ZZRのエアクリーナーBOX下部には、チューブが2本繋がっていることをご存知でしょうか?
1本は、エンジン本体と繋がっています。
整備士じゃないんで、正確なコトは分からないんですが、
コレはおそらく、ブローバイ・ガス対策みたいです。
エンジン駆動部が密封されていると、
爆発によってピストン・シリンダー周りから漏れたガスがエンジン内にこもり、
エンジン内部の部品とかOILを、かなり劣化させてしまうらしいです。
だからそのガス抜きのために、エンジン本体にはドコかにガス抜き用の穴があるのですが、
このガスは、大気中に撒き散らしてはいけない法律か何かがあるらしいです。
だから、このガスをエアクリBOXに戻して、またムリヤリ吸気エアとして再利用するらしいです。
コレが1本目のチューブの役割かな?
(いやホントに詳しいことは知らないので、本気にしないで下さいネ)
で、2本目は、
1本目のチューブから逆流したオイル含みのガスや、フィルターに含ませていたオイル、
吸気に含まれていた湿気がエアBOX内で露となって底に溜まるので、
定期的に、溜まった水を抜くためのチューブです。
で、今回触るのは、その水抜き用のブリーザ・チューブです。
以前、ZZRの説明書か何かで、『たまにチューブのフタを外して、オイルを排出するように…』と読んだことがあり、
いつか抜いてやらないとイケナイよなぁ…と、ずっと気になっていたんですよね…。
だって買ってこの方、一度もチャーブのフタを外したことが無い…。
と言うか、そのチューブが、ドコにあるのか分かりませんでした。
で、この前、久々にサイド・ロア・カウルを外したついでに、そのチューブを探してみたら、
…ありました。
と言うか、
あんな奥まった場所なんて、一般ライダーは見ませんよ…。
もしショップへ整備に出したとして、整備の時に溜まった液体を抜いてくれるのかな?
赤丸部分が、エアBOXとブリーザのチューブが繋がっている部分です。
ちなみに左端にブラ下がっている黄白っぽいチューブは、キャブからのオーバーフロー・チューブで、
赤丸下の逆『つ』の字の太いチューブが、エンジン本体と繋がっているブローバイ・ガス用のチューブです。
ブリーザ・チューブの先っぽが見当たりませんでしたが、
手を突っ込んで引っ張ってやると、奥から出てきました。
ココからスイング・アーム(リア・ショック)の方に向かって垂れているので、
カウルの外からはフレームの影になり、このチューブの存在に全く気づきませんでしたネ…。
しかし、エアBOXの底、OILでベトベト…。
そんなにOILが溜まるような場所だとは思えないので、
やはり今まで液抜きしてやらなかったから、
溜まりに溜まっていたのが漏れたのかな?
それとも、ブローバイ・ガス用のチューブが外れていたのかな?
このチューブ、けっこう簡単にエンジン本体から外れてしまいますので…。
とりあえず、フレームの影に入っていたブリーザー・チューブをグニグニと引っ張り出しました。
で、キャップを外すと…
チューブの中から、謎の白濁液が、ぶじゅるじゅるじゅる…。
オイルだとは思うのですが、なぜ白濁液になっているんだろう…。
水が混ざっちゃったのかな?
と言うか、こんなにボトボト出るとは思っていなかったので、何も対策していなかったから、車体がベトベト…。
予想以上に、いっぱい出ちゃいました。
もう出てこないかな? と思ってチューブを握ってみると、チューブのまだ奥から、じゅるり…と出てきます。
で、試しにエンジンを回してみると、また奥から、じゅるじゅる…と。
キリが無いので、適当にところで作業を終え、カウルを元に戻しました。
で、何日かZZRに乗って、またチューブを引っ張り出してフタを外してみると、
またまた、じゅるり・じゅるり…と。
本当にキリが無い…。
と言うか、この作業にキリがあるのか?
溜まっているモノは、たまに抜いてスッキリさせてやりましょう。
…いや下ネタじゃなくて…と言うか、言い訳がましく書くほうがいやらしいというか…、
いや、そういうわけでなく…。
ハァ〜、お嫁さん欲しいな…。
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