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リア・ブレーキ整備

本日の夕方、
微妙に時間が空いたので、以前から気になっていたリア・ブレーキの整備を決行いたしました。
あまりブレーキ関係は触りたくなかったのですが、
最近、ブレーキ鳴りが精神衛生的に酷くなってきたので思い切って手を着けました。

できればブレーキ関係はバイク・ショップや、南海部品やドライバー・スタンドなどのパーツ屋さんに
任せたいところですが、
……お金無いから、またしても自分でネ……。

本題に入る前に…

ブレーキ整備に自信が無い人は、
バイク・ショップに頼みましょうっ!!!

死ぬよマジでっ!!!


黄線のボルトの方は何とか6角ラチェッ・レンチトが入るのですが、赤線側のボルトを外そうとすると
マフラーにレンチが当たって物理的に無理のようです。
……まぁ黄色の方も、レンチが入ることは入るんですが、 マフラーが邪魔で力を掛けにくいです……。

……と言うわけで……


マフラーを外しました。

赤丸黄丸の2ヶ所のボルトを外せば、案外簡単にマフラーを外せました。
ホンマにちょっとした作業で外せるので、このあとの作業のしやすさからも考えて
リア・ブレーキを整備するときはマフラー外した方が良いかも?(もしかして常識??)

青丸2ヶ所のボルトを外せばリア・ブレーキを外せますが、
 このボルト、カナ〜リ、固いです。
 6角のラチェット・レンチにジワ〜と力を掛けるよりも、CRC(クレ556)をボルトの隙間に吹きかけて、
 1〜2分ほどおいて浸透した頃に、慎重にレンチとボルトの遊びを殺しつつ、
 レンチに体重を掛けて勢いを付けずにグッ!と強く短く降ろすことをお勧めします。
 『ガキンっ!!!と嫌な音がしますが、コレで外れてくれます。

 最初にジワ〜と力を掛けて外そうとしたら、ボルトの穴が歪みそうになりました。
 あとあまりに固くて動かなかったため、『もしかして逆回しなのか??』とか不安にもなりました。
 (ちなみに外すのは時計と反対回り方向です)


黄色で囲んだ所がブレーキ・パッドの厚みです。
この現状で4mmありました。11000km走っている割には残りすぎている感じですが……
中古で買った時から付いているモノですが、純正?それとも前のオーナーが替えたモノなのかな??

サービスマニュアルによるとコレが1mm以下だと要交換らしいですが、
やはり早めの方が良いでしょうね!?
少なくなっていたら、噂のデイトナの赤パッドに替えようかと思っていましたが、
とりあえず、まだしばらくはこのパッドで行きます。
(試しにデイトナの赤パッド、フロント・リア共に南海部品で3800円くらいでした。
 両方替えたら、8000円か……ふぅ……)


とりあえず外すと、ピストン側のパッドがグラグラと動いていて、ドライバーの先で少しだけ引っ掻いてあげれば
そのままスコンと外せます。
と言うことは、このパッド固定されていないんですね?
上からパッド押さえスプリングから押さえられていますが
ブレーキ・ディスクとピストンの間に挟まっているだけのようです。

のキャリパ・ホルダを矢印の方向へ押し込んでやります。
  私のは結構やわらかくて簡単に動きましたが、このシャフトの動きが固いのもあるみたいです。

のパッドは、かなり外しにくいです……。
 でシャフトを押し込んでも完全に抜けきるようにはなっていないらしくて、
 とりあえずパッドを斜めにして片方の穴をシャフトから外し、
 反対側のシャフトを軸にして半回転させると抜けました。

コレで2つのパッドが外れましたが、最後に上の逆U字のカップの中に
板状のパッド押え用スプリングが入っています。
これも固定されていないみたいなので、両方のパッドを外すと
スコンと落ちてきます。


とりあえず背面から見たところ。


パッドが外れたキャリパの中。
驚いたことに、蜘蛛の巣がこんな所にまで……。

ピストン部分の筒もキレイにしてあげたいのだけど、
ブレーキを踏んでみても、ラバー・ブーツみたいなので包まれたまま、筒の部分が見えないの。
もしかしたら、このままでいいのかな?
ピストンを出しすぎて、ブレーキ・オイルが漏れるのだけは遠慮したいから、
あまり多く出せないのよね……。


とりあえず、外したパッド2点と押え用スプリング。
ヤスリでパッドの角取りをしてあげたあと、
ブレーキ・クリーナーでキレイキレイしてあげました。

とりあえず、今回はココでお預け……。
続きは、今度の仕事の休みの日にでも……。


02年02月05日 追加分
ピストン清掃と組み付け

 ビックリした!!
磨いたら、こんなにも綺麗になった。
上の方にあるピストン回りのサビだと思ってた部分は、泥とかパッドの色が剥げたモノだったみたい。
ブレーキ・クリーナーや爪楊枝で擦ったら、汚れが落ちる落ちる……。

ちなみにピストンの筒部分は、やっぱりラバー・ブーツで隠されていて、少し広げてやったら下から現れました。
フット・ブレーキを何度か手で押して、ピストンを5〜6mmほどだして清掃しました。
↑出しすぎると、ピストンが外れてブレーキ・オイルが漏れ、
 大変なことになるみたいなので要注意!!!


ブレーキ鳴き防止のために、綿棒でグリスを取り、塗り塗りしてあげました。
あまり付けすぎるとダメらしいです。
ついでにラバーブーツの中のピストン筒部分も、塗り塗りしてあげました。

ここまでが、とりあえずのブレーキ整備でした。
ここから以下が、取り付け手順です。


最初にパッド押さえスプリングを取り付けます。
取り付けると言っても、固定している訳では無いので、置いているだけのような感じです。
手前のラバー・ブーツに引っかからないように気を付けましょう。


先にピストンと反対側のパッドを取り付けます。
まず最初に、パッドの片方の穴にシリンダーを通します。


そして90度回転させつつ、キャリパ・ホルダーを押さえ、
シリンダーをグッと押し込んで残りの穴を通します。

 ピストン側のパッド
この裏にも、薄くブレーキ鳴き防止のためのグリスを塗ります。
ピストンが当たる部分だけで良いみたいです。


で、ピストンと大パッドの隙間に、小パッドを差し込み入れます。
キャリパ・ホルダーに型が抜いてありますので、
それに合致するように入れます。

上にパッド押さえスプリングがあるので、少しグッと押し上げる感覚です。
ちなみにピストンと反対側のパッドは、写真のようにパッド押さえスプリングの引っかけに掛かるようにします。


ちゃんと入ると、案外、グラグラしません。
パッド押さえスプリングが、効いているからでしょう。


そして取り付けます。
マフラーも取り付けます。

最後に、
ブレーキ・ペダルを何度か踏んで、
ブレーキが利くようにしておいてください。

でないと、最初のカーブでブレーキが利かずに、
事故に繋がりますよ!


整備結果

ブレーキ鳴き、治まりました!!
しかし……少しブレーキの効きが、悪くなったような……??
パッドの角を取ったせいかな??
ブレーキ・クリーナーの影響かな??

それとも今までが引きずり気味だったのが、ちゃんとした状態に戻ったのか??

もしかしたら、ピストンを動かしているときに
マスタシリンダ内のラバーが歪んだかな??
エアを噛んだ??

ん〜、とりあえず止まることは出来ているので
今度、調べてみます。


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