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絵描鬼〜エガキ〜第一回『血』


2005、2、19

仮面ライダー響鬼っぽい字面にしてみたが、今回は絵を描く話。

「下らない物は面白く、真剣な物はそうではない」と言う持論に基づくならば今回のは正直面白くない話だ。

絵を描く上で色々思った事を書く絵描鬼。

第一回は「血」についてだ。

 

最近俺は血について考える。

物理的な血液じゃなく、血の表現方法でもなく、

ここで言う「血」とは代々受け継いできた先天的な何かのイメージである。

 

父方の家計は芸術面に秀でてる家のようで

祖父は写真屋だった。

オヤジは写真やらデザインやら独自の視点でこなせる人だ。

俺にもソレは流れている物かと思ったら、

その血は絵を描かない弟に色濃く流れているようだ。

弟は絵を描く人間ではないが、

バランス感覚、色彩感覚に関してかなり優れていて俺もよく相談に乗って貰う。

俺は正直デザインセンスが無いので弟の目が妬ましくもある。

あぁ!俺にも美術に優れた目を!!

ゴクウの神の目でもいいです。

 

だが残念な事に俺はひねた美術感を少々貰ったくらいのようで、

むしろここ最近の帳面にあるように、

臨時収入を捻出して喜んでいたり、同人でも赤字を許せない所をみると、

父方からは「商人」の気質を多く貰ってしまったらしい。

んー確かに子供の頃から小銭稼ぐのは好きだし上手かったなぁ…

 

これはこれでいいけど、ならもうちょっとリッチになりたいぞっと。

 

 

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