SPAWNを読んだ。
2002、9、18
前々から興味があったSPAWNの日本語版コミックを少し買った。
アメリカのダークヒーロー的マンガでアメコミの革命とか言われたり、
映画、ゲーム化とかして有名なので、説明は省く。
以前フィギュアの白マスクエグゾを探して東奔西走した事もあり、
読んでみたかったのだが案外中古市場が値下がりしてなく手が出なかったのを
先日破格の値段で見つけとりあえず一冊外伝を買ってみた。
面白ぇ!
元々アメリカンな皮肉っぽいノリは好きなので、超ツボ。
だがここらは個人の趣味もあるので一概に押し付けはしないが、
俺がイチオシしたいのはSPAWNの絵柄である。
やや日本的要素を取り入れてはいるアメコミ的な絵だ。
だがそれが良い!
俺も日本出身の(アメコミに親しんでないと言う意味)マンガ者なので、
確かにフルカラーの超劇画風味で子汚いオッサンとか続くと正直嫌だがそこら辺は鋭意スルーし、
主人公やクリーチャーの純粋なカッコ良さに酔ってみよう。
隆々とした美しい筋肉表現から滲み出る純粋な強力さ、
溢れる光線と、過度な装飾。
仁王達する彼等は「ヒーロー」を真っ直ぐに伝えてくる。
そのカッコ良さの前では
「なんか全身タイツばっかだし」
と言う疑念なんぞ吹き飛んでしまうに違いない!
ま、確かにデザイン的にはワンパターン感も無くは無いが、
そんな事より着目すべきは光、炎、雲、煙、湯気、等々
不定形な物まで線で表現するスタイルである。
アメコミはストーリー、原画、ペン、彩色が分業と聞くが、それも関係があるのであろうか。
もう下書きは下書きで全部させろ感が、
ペンはペンで全て表現しきってやるって気合が感じられて凄く良い。
なんと言うか今の日本から霞んでいる
線の力がひしひしと伝わってくるのが良い。
とまぁベタ褒めな訳なんで気が向いたら諸兄も一度見て欲しい。
と同時に「アメコミ嫌い~」とか言う喰わず嫌いの萌え者は
正にネズミの如くレミングスの出口に向かって速攻帰宅して欲しい所だ。
最後にもう一度言うぞ。
カッコE!
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