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余の名はズシオ

作・木村太彦(石川恵三) 角川少年Aコミックス 全(?)4巻  

20世紀末に作者がデビューし、

エヴァ、ビートXも息切れ気味だった少年Aのバカ部分を

たのしい甲子園、樋渡高校COMICSらと共に支えた伝説的作品。

 

滅んだ王国のバカ王子・ズシオと、

ズシオをかくまったばかりに一緒に逃亡生活をする事になる男装の少女ルリィエ、

人の心を操る魔眼を持つズシオの姉姫アンジュ、

ズシオの直立歩行する愛馬、汁婆(シルバー)

などの珍妙な仲間と共に王家復興の為の旅を続けて行くのだがその道中は筆舌しがたい。

真のバカマンガは説明出来ないと言うのを体言しているようであるが少々。

切られようと爆発四散しようと平然と復活するズシオ!(不死身設定等は一切ナシ)

全身タイツの家来達!

愛馬、汁婆は馬でなくUMA(未確認生命体)

魔眼で強化されヅカ風達人剣士に変身する瑠璃家!

王家復興の大儀を胸に、間違えて他国を滅ぼす!

 

一段ブッ飛んだハイテンションな展開が痛快無比。

何の理由か突然打ち切りで、以来作者も見かけず残念極まりない。

 

最初は新人5人競作で順位を決めると言う企画でたのしい甲子園他4作と競ったのだが、

結果たの甲が一位だったのだが、二位が絵も話も「るろ剣」のパクりみたいな人が取り、

ズシオはかなり下位だったのが納得いかなかった。(順位合ってるよな…?)

…しかも、ある意味最高の出来のその読み切りも単行本収録時にはヌルめに改定されてしまいまたも残念である。

 

諸兄が求める場合はトラ○イ○ガンの内藤康弘氏などの著名人が

応援してたりしてなかったりするオビ付きを探してみる事をオススメする。

オビでも笑いを取ろうとするその根性に天晴れ。

 

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