刑事剣士Xカリバー
作・ 藤原真幸 コンプコミック 全4巻
スポーツ選手の能力を極限まで高めた「スポーツ怪人」をもって悪事を働く犯罪結社「オリュンポス」。
それに敢然と立ち向かう正義の味方、剣道男改め『Xカリバー』裁 断(サバキ ダン)。
オリュンポスにさらわれ加担させられた科学者の父から
オリュンポス最強のバイオ防具を託され戦い続けるXカリバー。
ただ問題は17年間その防具は脱げないという事だ!
…とそんなノリの80年代特撮を意識したギャグバトル漫画。
島本和彦節の熱血ギャグに近い感じ。画風や展開も島本氏に似てるので関係者なのであろうか?
主人公の熱血バカっぷりもさる事ながら敵のスポーツ怪人が面白い。
そもそもスポーツで世界征服ってのがバカバカしいのだが、
サッカー、ボクシング、フェンシングはまだマジメな方。
自分の首をちぎって武器とするボーリング男や、
破壊活動には何の役にも立たない腹筋男、背筋男、腕立て男の筋トレ3兄弟、
一般人を洗脳して皆で大地震を起こそうとするなわとび男など
キテレツな怪人が多数登場する。
角川のコンプコミックスなので入手は困難だが、
この手の熱血バカマンガが好きなら機会あらば見て欲しい。
最終巻、巻末の特撮に見立てた架空の以降3作分のウソ作品紹介は秀逸。