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吸血殲鬼ヴェドゴニア 

PC用、18禁 ニトロプラス発売 アドベンチャー

 

色々なゲーム紹介してきたが、とうとう18禁美少女アドベンチャーに着手する事になった。

「村上の野郎、日和りやがったな、ファッキン!」と言う君、焦る無かれ。

君もきっと気に入ってくれるハズだ。

逆にヤッホゥと喜んだ君。

多分帰った方がイイ。 つーか美少女ゲーマーなのに割と有名なこのゲーム知らないのはモグリっぽいぞ。

まぁかいつまんで説明すると、

Hさはベルセルク程度。

その分、バイオレンスもベルセルク級と言えば

ここを見てる人の食指もビンビンに動くはずだ(笑)

 

まぁウチの本でもちょくちょくネタにしてるのだが、

やってない人も多いかと思うので今回キッチリ紹介、解説、布教、洗脳しておこう。

 

舞台は現代。

主人公、ギター好きのグータラ高校生・伊藤惣太は、

ある日突然、吸血鬼の女王リァノーン(美女)に血を吸われてしまう。

吸血鬼に血を吸われた者はその眷属として吸血鬼になってしまう所を、

2人組のヴァンパイアハンター、モーラ(幼女)とフリッツ(軍人)に救われ、

人の意識と吸血鬼の身体を持つ吸血殲鬼(ヴァンピルズィージャ)となる。

 

しかし徐々に吸血鬼の力に蝕まれ、持って一週間。それまでにリァノーンを殺さねばならない。

吸血鬼の力を悪用する秘密結社・『異端者(イノヴェルチ)』

そして送り込まれる吸血怪人達との血で血を洗う激闘。

地獄の一週間が幕を開ける。

 

襲い来る敵は吸血鬼の力と動物の特性を掛け合わせた怪人に秘密結社。

主人公は力に振り回されるダークヒーロー。

ついでにOP、EDまで入った13話1クール構成と来る。

作者自身、変身ヒーローモノをやりたいと言って作ったそうだが、それをエロゲー業界でやるか!?

そう言った意味でナイスバカである。

さすがはデビュー作で銃が30種も出てくる事で話題をさらっただけの事は有る。

なので、このゲームは基本的に『萌え』は無いが『燃え』は満点といった感じだ。

具体的に言うとHパートは絵も分もアッサリしてるクセに、

アクション描写は微に入り、細に入りの濃厚な描写、

しかも戦闘はリアルタイムのコマンド型、主人公が攻撃する度に3DCGの主人公がアニメ!と言う凝りブリw

 

ゲーム開始。血を吸われる回想を挟んでOP。

♪ドャーン!ジャンジャ〜〜ン!

声ドルソングみたいなのが来ると思いきや、男性ヴォーカルのハードメタル!

イカし過ぎだよ!

 

そしてコンセプトがバカと言ってみたものの、本編のオイシさもハンパでない。

主人公は自分の身体が死んだ時に、身体が血を求めてヴェドゴニアとして変身する。

つまり変身のキーは風車のパワーでもなく、カードの力でも無く

変身の度に動脈を掻き切るニューヒーロー!

そして変身した姿は膨張し過ぎる体を護る為の皮の拘束服と、

吸血の飢えを防ぐクロームの猿ぐつわ。

まぁこんなのさ↓

カッコイイ!

 

 

あと、ニトロプラスと言えば、先も言ったように武器へのこだわりが凄い。

ヴェドゴニアはモーラとフリッツがヴァンパイアから奪ってきた武器を使うのだが、

吸血鬼と言うのは殺すのにも遊びや趣を求める生き物らしく、邪悪な珍武器ばかりをオーダーメイドしている。

そのヘンテコかつ凶悪な武器は、人外の筋力、反射神経を持ってしか使えない物ばかり。

 

基本で使うベンズ 邪悪な形のナイフ「サド侯爵の愉悦」

545カスール弾を打ち出し、接近戦スパイクとバヨネットでカンカンに改造した「レイジングブル・マキシカスタム」

バネで展開する三つ葉カタール投擲武器(何がどうやら…)「旋風の暴帝(カリギュラ)

ショットガンのストック部に斧!「スパス12改・挽肉屋(ミンチメーカー)

折りたたみ式槍「聖者の絶叫(エリ・エリ・レマ・サバタクニ)

左より紹介した順。

 

その他出てくる武器にしても、モーラは見た目ロリロリなのに使う武器は杭が飛び出すスレッジハンマー。

相棒のフリッツはカービンにライト、スコープそしてボーガン!?と言う珍ガン「ウィッチハンター」

吸血鬼を仕留めるには心臓を射抜かねばならない為のカスタムだが、

曰くこれぞレイルシステムの究極形!

他にも後述する伝説のロッカー、ウピエルが使う

ギター+AUG+バヨネットの融合したガン「スクリーミング・バンシー」も捨てがたい。

 

そしてゲームを彩るある意味もう一人の主役こと、愛車にして殺人バイクの「デスモドゥス」!

トラッド幅も延長し、ドラッグレース仕様にカンカンにチューンされた機体。

そして防弾ガラスの前、フロントバンパーに鎮座するチタン製の爪。

そう、コイツは重量300kg・時速200km超の

疾走するギロチンだ!

 

あまりのカッコ良さ、オイシサの前には最早笑うしかない。

ゲーム中盤のチェイスのシーンはまさに血なまぐさい頭文字D!

マシンに流れる意思を汲み取り、峠のスリルを満喫し、風と一体になる様がネットリと濃厚な描写で描かれている!

Hシーンはやっぱり淡白なクセに(笑)

 

 

ストーリーに話は戻り、

敵は人間の身でありながらヴァンパイアの不死性に魅せられた背徳の徒イノヴェルチ。

彼等は広く世界に分布し、日本では巨大製薬会社として身を潜めている。

肝心の目的はロードヴァンパイア、リァノーンを殺して人間に戻る事なのだが、リァノーンは寝つづけてモルモット状態。

一方吸血鬼を軍事転用せんと作られた生体兵器キメラヴァンプが襲い来る。

そしてイノヴェルチが抱えるのヴァンパイア三銃士

リァノーンに使える『騎士』ギーラッハ!

権謀術数に長けた『人形使い』ナハツェーラー!

人の身を捨てた『伝説のロッカー』ウピエル!

なんで皆ドイツ系ばっかなんだよ!と言う嬉しいツッコミはさておき、

個性もエゴも満点の敵は一枚岩などではなく、

人間に戻らんとする主人公・惣太、狩る事のみを目的としたハンター、主人公に思いを寄せるヒロイン達(影薄い)、

それぞれの想い、欲望、妄念なんかが複雑に絡みストーリーは進んで行く。

 

普通にヒーロー物として面白ェ!!ってのが正直な感想。

1クールじゃ足りねぇヨ!

同社の前作ファントム、新作のデモンベインなんかは家庭用も発売され人気・知名度を伸ばしてるのだから

この作品も是非ともなって欲しい物だ。

…と、思ったけど、ヴェドゴニアの18禁はエロよりバイオレンスの為にあるから無理かな〜。

心臓エグったり、人ちぎったりはまだしもガス室があるし…

 

この説明も蛇足な程イカしてるゲームである。

バカ正直 18歳未満の諸兄には小説版がオススメ。

角川スニーカーから上下巻で出てるのだが、コレがゲームのマルチストーリーの良いトコを上手く一本にした快作。

まぁこのノリを満喫してもらうにも、是非ともゲームの方をやって欲しい所ではある。廉価版も出てるし。

 

まぁ世の風評を見てると好評も有る中、

「繰り返す作りの割には戦闘がダルくなる」

「序盤に選択肢が集中してストーリーが決定される」なんて欠点も指摘されてるが、

そんな物でオイシさを見逃す諸兄では無いと信じている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…初日に幼馴染の弁当を取るか否かで、

主人公の人生が決まるのはどうかと多少思うが(笑)

 

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