通天閣
PS ソニー発売 シューティング
PSの初期の頃のゲームで、どうもソニー主催のデジタル学校の最優秀賞を取った人の作品らしい。
謳い文句は「空前絶後の大阪シューティング!!」
…大阪シューティング?…
「何を寝てるんだ」と思い勝ちだが、
自機が大阪、舞台が大阪、ネタが大阪の本当に大阪ゲームなのだ。
〜ストーリーらしき物〜
古代より「逢坂」と呼ばれ異界との接点であった大阪。
かつて天王寺に封印されていた異界は
エネルギーに満ち溢れた向こうは現世とは比べ物にならない濃い世界、
「DEEP大阪」となっていた!
エネルギーの臨海を越え一瞬開かれた境界、
その時に向こう側へ吸い込まれてしまった主人公。
帰る為には闘うしかなかった。
パッケ裏から抜粋すると
近未来の大阪人が近未来の大阪を舞台に繰り広げる近未来大阪シューティングゲーム!
●ハイレゾリューション背景で、くどいまでのビジュアルを実現。
●爽快!大迫力!仰天!脅威の大阪ウェポンが全編で炸裂。
●クジラが!大阪城が!多彩なボケキャラが襲いかかる。
…なんと言うか
最早どこからツッコんだら良いのか、こちらが困惑する程だ。
ちなみに自機は
食い倒れ人形型戦闘マシン・クイダオレッガー
蟹道楽型戦闘機・クラバー
エビ型戦闘機・シュリンパー
の3機でアイテムキャリーもビリケン様と言うふざけ…もといこだわりようだ。
説明書もほぼ全て大阪弁で書いてあるため、
東京人の自分には読みづらい。
まぁ1面中ボスを倒した時に出るボイス
「やられてもうた!」
が全てを物語っているとも言えるが、
実はさんざ盛り上げた割にゲーム自体は思った程には大阪っぽくないのがまたイカす。(笑)
PSの中では古い部類のゲームではあるが、
今尚値崩れしないあたりが凄い。
当時は結構売れたらしいが、
肝心の大阪ではサッパリ売れなかったそうな。
…そりゃあ、こんだけ偏見に満ちてるモン作りゃあ…
同梱されている通天閣の特別入場券は
最早ブラックユーモアの領域に達していると言えよう。