ロック・ユー!
監督 ブライアン・ヘルゲランド 主演ヒール・レジャー
舞台は中世14世紀。
主人公は馬上槍試合に出ようとする騎士…に使える従者ウィリアム。
だが道中に主人が急死!3日も食事をしていないので仲間の従者とともに混乱する主人公。
練習相手をしていて腕に自信があるウィリアムはメシの為、決死の覚悟で主人のフリをして試合に臨む!
したら案外圧勝!
味を占めた主人公は幼少の頃より夢だった本物の騎士に成り上がる為特訓、
博打打ちの作家チョーサーを仲間にし、イカサマクサさとハッタリを強化して大きな大会で次々に勝ちを修めて行く。
心を奪われる姫君とのロマンス、
宿命のライバルとの因縁などストーリーは王道を突き進む小気味良い展開だ。
「あれ、バカ映画じゃないの?」と思われた方は鋭い。
この映画は中世を現代風に表現と言う変わったスタイルであるのだが具体的に言うと、
冒頭のメインテーマがQWEENの「We Will Rock You」で
観客、領主一斉手拍子、金管楽器から流れるエレキ音!
他にも舞踏会がDavid Bowieだったりと全編通して
ドメジャー洋楽が中世の世界に響き渡る。
他にも仲間になる女性鍛冶屋がパーソナルマークと称してナイキのマーク打ち付けたり、
なんかやりたい放題だ。
と、ふざけているかと思えばしているのが、エドワード王子や作家チョーサーなど実在の人物も交え、
すでに書いたように王道を行くストーリーと言い、単なるバカ映画に終始していなく、
1映画としても楽しく観れる作品だ。
だがバカ映画のコーナーとしてはオチが欲しい所。
なのでこの映画のキャッチコピーで締めたいと思う。
「決闘血を上げろ!!」
なんじゃそりゃ!