エスケープフロム L・A
監督ジョン・カーペンター 主演カート・ラッセル
ニューヨークを襲ったM9,4の大震災はロサンゼルスを切り離し孤島と化す。
そしてそこは無法者、犯罪者の巣くう地となった。
そんな中、革命思想を抱いた大統領の娘が、最高機密の全ての機械を無力化する装置を持って
LAのテロリストの元へ逃亡する。
大統領は囚人にして伝説の傭兵スネーク・プリスケンを呼び出す。
スネークは拒否するも10時間で発症する致死性ウィルスを植え込まれ渋々引き受ける為に…
伝説のアウトローが暴虐の地L・Aに降り立つ!
同監督のB級映画の金字塔と呼ばれた「ニューヨーク1997」の続編と言うか自己リメイクと言うか
そんな作品であるらしいが、そちらは未見。
だが、単体で見ても十分分かるので気にしなくても良いかも。
なんと言うか前編通してスネークの、引いてはカート・ラッセルのカッコ良さ魅せまくりと言う感じで、
無駄にワイルド&ダンディをタレ流している。
軍人に「プリスケン」と呼ばれると激昂して「スネークと呼べぃ!」の名セリフ。
余命10時間のウィルスを植えられたにも関わらず2時間かけてゆっくりと武器を選択するのに、
L・Aへの小型潜水艇はブッ壊れる寸前までカッ飛ばすと言う支離滅裂ぶり。
多数の銃を持った悪党に囲まれ、西部劇を気取って決闘に持ち込むスネーク。
決闘の開始を告げる投げた缶が落ちる前に、と言うか投げた直後に掃射!速攻全滅!
死体を前に落ちる缶!そこで一言!「抜けよ」
急いで敵を追いかけるのに津波を利用しサーフィンで追撃!
失敗したら死!の公開処刑的バスケットで3ポイントを連発!
敵本拠地を襲撃するのに夜間用ハンググライダーで対地放火!
と、なんだか分らないがカッコ良いシーンの連続!
見た目がおかしいアジアンムービーとはうって変わり、
シチュエーションがバカバカしいと言う欧米的バカ映画の好例だろう。
ラストの理不尽っぷりは是非とも見て欲しい物だ。
〜追記〜
ニューヨーク1997観た。
隔離されたニューヨークは犯罪発生率400%のスラムって設定がオイシイだけで
コンセプトは一緒の面白さはLAのが上かな?