アジア太平洋委員会(スーザン・チャン・コーディネーター代行=当時)は
今総会では各国・地域の要求をまとめた共同決議を提出した。
文中には、IUSYで一貫して採択され続けているチベットに関する決議も加えられているが
マレーシア民主行動党の代表が「チベットは歴史的に独立国家であり、中国の不法占領を
非難する」という記述を削除する動議を提出し日本の社民党もそれに同調する行動を行った。
しかし採決の結果、動議は圧倒的多数で否決された。
マレーシア民主行動党・社会主義青年同盟(DAPSY)は今回の総会の場で公式文書として
IUSY加盟組織でもある「チベット青年会議(TYC)の独立の主張は不当である」とする2001年
10月付・丘光燿DAPSY全国書記らのチベット訪問団報告書を配布。それに対しTYC中央執行
委員会名での反駁文も同時に配布されるなど、両派の鞘当てがみられた。
日本の社民党は「中国共産党との友好関係」などから、チベット独立反対の意思を明確にして
いたが圧倒的多数のIUSY加盟組織が、チベット独立支持を示したことで、社民党の国際的孤立も
改めて浮き彫りとなった。
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