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今春の入学式で「君が代」に起立せず、14人処分 広島 |
広島県教委は10日、今春の入学式で君が代斉唱時に起立しなかったり、
式に参加しなかったりした教職員11人を戒告処分に、3人を文書訓告処分にすると発表した。
今春の卒業式でもすでに28人を処分している。
県教委は今春、各校長に対し、起立しない人を確認するため教職員の座席を指定するなどの
手順書を配布して指導を強めており、教職員組合は「事実上の起立の強制」と批判している。
県教委は昨年春の卒業式から、不起立の教職員を「職務命令違反」との理由で処分しており、
同年の卒業式では193人、入学式では107人が対象になった。
今年はさらに、「卒業式・入学式の実施に当たっての留意事項」と題した
文書を全公立校長に配布。教職員の「座席指定」のほか、
起立しない教職員には校長が近寄って起立を呼びかけ、
あとで校長室で「事情聴取」するなどの手順を指導していた。
処分対象者が昨年より減ったことについて、
県教職員組合の山今彰委員長は「県教委が事実上、起立を強制する指導を徹底している証し。
個人の内心の自由に土足で踏み込むような行為だ」としている。(20:50)
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asahi.comより |