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657 :隠密(琴葉×久遠)―1:2006/07/06(木) 01:30:06 ID:sZR5YEGO
東の空が青みを帯びてきた。
風が吹いているのだろうか?窓枠に填められたガラスがカタカタと揺れている。
もうすぐ、夜が明ける・・・そんな事を考えながら室内に響いている声の方に視線を写す。
「あん!!くっ・・・ひゃ、あふっ!」
目の前のベッドでは私の先輩である銀河久遠が白い裸体を震わせていた。
彼女のふくよかな太股の付け根にあるピンク色の秘所からはローターのくぐもった機械音と淫液がかき混ぜられるいやらしい音が漏れている。
乱れた真っ白いシーツに愛液の染みが広がっていくのを他人事の様に眺めながら、私は痴態に狂う副会長の耳元で静かに囁く。
「こんなに汚して・・・本当にいやらしい人だ・・・」
「んぁあ!!ひやぁ!!・・・い、じめないで・・・琴葉」
縋る様に私の背中に副会長の手が伸びてくる。
それに答えるように私は喘ぐ副会長の口にキスを落とす。
ぬめる舌同士が絡み合い、熱い唾液のジュースが口元を汚し合う。
私は自分から口唇を離すと、紅潮した乳房の先端に手を伸ばす。
コリコリとした突起の感触を楽しみながら玩ぶと、嬌声が一際、甲高くなった。
「ひゃん、ぁあ!!!」
身体が弓なりに反り返り、背中に爪が食い込んでくる。
痛みに顔をしかめながら私はおもむろにローターのスイッチを切った。
「はぁ・・・はぁ・・・琴葉?」
「どうして欲しいですか?」
冷たく言い放ちながら肩で息をする副会長を見下ろす。
物欲しげに潤んだ瞳と私の視線が交錯する。
「・・・お願い・・・じゃないと・・・私・・・」
「はっきりと言って下さい。でなければよく理解できません」
「・・・して」
羞恥に顔を赤く染めながら小声で懇願する副会長。
「いやらしい私を滅茶苦茶にして・・・お願い、琴葉ぁ」
「・・・仕方の無い人だ」
私は事務的に頷くと、ローターのスイッチを「強」に合わせた。
 

658 :隠密(琴葉×久遠)―2:2006/07/06(木) 01:31:00 ID:sZR5YEGO

再び、ローターがウィィィンという低い機械音を発しだした。
同時にぐちゅぐちゅという水音と副会長の嬌声が室内に響き渡る。
私は下腹部に顔を近づけて、その淫靡な光景を凝視する。
「んあっ!ひゃっっ、やだぁ!こわれちゃうぅ!!」
快感にビクビクと身体を震わせながら整った顔が歪んでゆく。
ローターの激しい振動に愛液が飛び散る。
顔に掛かった熱い雫を拭き取りながら、濡れそぼった割れ目で震えるローターを指で更に深く押し込む。
「いやぁ!!そ、こ!!だめぇ!!・・・っあ!!あぁん!!!」
「あなたが望んだことですよ・・・」
そのまま充血して尖りきった陰核にローターを擦り付ける。
愛液が絡みついたローターはヌルヌルと滑りながらも確実に性感帯を刺激し犯していく。
「はぁん!!わ、たく、し、ひゃっぅ!!・・・もう・・・変になって、しまいそう!!」
副会長は普段の上品な姿とは違い、快楽に溺れながら鳴き続ける。
嬌声の高さが絶頂が近いことを物語っていた。
私はローターを膣内の最深にゆっくりと押し込みながら、副会長に圧し掛かる。
熱い吐息と雌を感じさせる悲鳴を漏らす口唇に自分のそれを重ねる。
「副会長・・・イって下さい・・・んむぅ・・・ちゅう・・・」
「んっ!んんっ!!・・・んあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
口付けを離したと同時に甲高い悲鳴が空気を振るわせる。
唾液で汚れた白い顎を反らし、大きく痙攣を繰り返す艶やかな桜色の身体。
ぐったりとして動かなくなった身体からローターを取り出すと、蠢く秘所から大量の愛液が零れ出した。
私はその汚れを綺麗にするかのようにベトベトとした愛液を舐め取る。
「はぁ、はぁ・・・琴葉・・・」
副会長は乱れたシーツに濡れた肢体を沈み込ませながら、私の髪を優しく梳いてくれた。
 
659 :隠密(琴葉×久遠)―3:2006/07/06(木) 01:31:42 ID:sZR5YEGO
シャワールームから出ると外から鳥の囀りが聞こえてきた。
時計に目をやると5時を少し回ったところ。そろそろ極上寮が起き始める時間帯だ。
身支度を整えるとリビングで寛いでいる副会長の下へ挨拶をしに向かう。
先にシャワーを浴びた副会長は既に制服に身を包み朝のニュースをチェックしていた。
「副会長、そろそろ時間ですので私は失礼させていただきます」
「ねぇ、琴葉・・・」
短く一礼をしてドアの方に向かおうとする私を唐突に副会長は呼び止めた。
「何か?」
「あなたに伺いたいことがあるのだけれど宜しいかしら?」
私に聞きたいこと?・・・なんだろう?
「何でしょう?私の答えられることでしたら」
副会長はうっすらと、しかしどこか寂しげな笑みを浮かべながら私の元にやってくる。
「琴葉には誰か意中の方がいらっしゃるのかしら?」
「はっ?」
質問の意図がよく解らず、私は少し間の抜けた声を出してしまった。
「どういう意味でしょうか?」
「ふふ。好きな人がいるのかと聞いているのですわ」
言葉の真意が読み取れず益々、混乱してしまう。
私の顔を見た副会長は苦笑しながら口を開く。
「最近のあなたはいつもどこか遠くを見ているわ。会議中も任務中も・・・私と身体を重ねている時も・・・」
遠くを見ている?・・・注意力や集中力が散漫しているということだろうか?
「まるで恋をしている乙女の様ですわ。あなた自身は気付いていないようですけれど・・・」
「そう・・・でしょうか?」
「えぇ。そうですわ」
私の頬に触れながら副会長は私の瞳を覗き込む。少しだけ悲しい色をした青い瞳が印象的だった。
「私の力ではどうやら徒労の様ですわね。私との逢瀬は今日でお終いにしましょう」
「しかし・・・」
「別の人を想う人に抱いてもらっても虚しくなるだけですもの」
伸ばしたゆっくりと手を離すと、私に背を向けながら副会長は静かに呟いた。
「琴葉、あなたはもう少し、自分の気持ちに正直におなりなさい・・・」
 
660 :隠密(琴葉×久遠)―4:2006/07/06(木) 01:32:23 ID:sZR5YEGO
夕日が海に沈んでいく。
屋上の手すりに腰掛けながら、私は朝の副会長の言葉の意図を考えていた。
「自分の気持ちに正直に・・・か」
その言葉を呟き返しながら、一ヶ月前に副会長に誘われた夜の事を思い返す。
それ以後、今日に至るまで憧れていた先輩と何度も身体を重ねてきた。
しかし、その行為に対して特別に甘い感情を出来ず、まるで任務をこなすかのよう夜を過ごしてきたのも事実だった。
「はぁ・・・よくわからない・・・」
自分という人間について考える程に眩暈がしてくる。私はため息をつくしかなかった。
「こ〜とはさん♪」
突然、背後から聞きなれた声が聞こえ私は声の方を振り向いた。
「歩・・・」
「久しぶりですね・・・」
「あぁ。ここの所、任務が忙しかったからな。」
久しぶりに会った気心の知れた後輩の笑顔を見て、私は何故かほっとした気持ちになる。
「元気無いですね。何かあったんですか?」
不思議そうな表情の歩は私の横に腰掛ける。
「私でよければ相談に乗りますよ?」
歩のその言葉を聞いたとき、何故か私はこの事を歩に知られたくないと思った。
「いや、大した事ではない」
「そうですか・・・」
副会長と同じように悲しそうに俯く歩。その表情に私の胸に痛みが走った。
私達の間に沈黙が降りる。
居心地の悪さを感じた私は自ずと口を開くしかなかった。
「なぁ・・・歩。歩には好きな人とかいるのか?」
「えっ・・・?」
私の言葉に歩は驚いた表情を見せた。私は慌てて手を振った。
「あ、いや・・・深い意味は無いんだが・・・」
自分から話題を振ったのに何故か身体が熱くなってしまう。何をしているんだ私は・・・。
「・・・私の好きな人は琴葉さんですよ」
「そうか・・・・・・はっ?」
歩の言葉を瞬時に理解できず私は今日、二度目の間の抜けた声を出してしまった。
 
673 :隠密(琴葉×歩)―1:2006/07/08(土) 02:29:44 ID:xMskNHiD
>>660の続き


「私が好きな人は琴葉さんです。それ以外の誰でもありません・・・」
もう一度、歩ははっきりとした口調で私に向かってその言葉を投げ掛けて来た。
どうやら聞き間違えではないらしい。
「そ、そんなわけないだろ・・・ってゆうかだめだろ・・・」
頭に血が昇ってきた。自分が何を言っているのかさえもわからない。
なぜか逸る心臓の鼓動を聞かれたくなくて、その場から逃げるように手すりから降りて出口のほうへ向かう。
「待ってください!!」
歩は私の前に立ちふさがると、その小柄な身体で力強く、私を抱きとめた。
「琴葉さんから聞いてきたんですよ!!ちゃんと私の気持ち、受け止めてください!!」
視界一杯に広がる幼い顔。黄昏色を映すその瞳からは強い意志を感じる。
「しかし・・・」
柔らかい身体から伝わってくる小さな温もり。
首筋から漂ってくる微かなシャンプーの香りが気恥ずかしくて、私は思わず目を逸らす。
こんな時は一体どうすればいいのだろうか・・・。
「ねぇ。琴葉さん・・・」
呟きと同時に私の顔に手が添えられる。
視線を戻したその時、口元から甘い感触が伝わってきた。
「っ?!・・・んんっ!」
「ふっ・・・んふぅ・・・」
隙間無く重ねられた口唇。そこから伝わる柔らかい感触。
胸の奥から湧き上がってくる興奮に頭がクラクラしてきた。
「ん・・・ぁ・・・ふぅ・・・」
「ぷはっ・・・」
息苦しさを感じ始めたとき、唐突に口付けが離された。
私は慌てて身体を離す。
「ど、どういうつもりだ・・・!」
「・・・・・・」
呆然と私を見つめる歩。
「答えろ、歩!」
「・・・ふ、ふぇ・・・」
見る見るうちに表情がゆがんでゆく。
感極まったのか、歩のつぶらな瞳にはいつの間にか大粒の涙が溜まっていた。

 
674 :隠密(琴葉×歩)―2:2006/07/08(土) 02:30:48 ID:xMskNHiD
「あ、あゆむ・・・」
予想していなかった反応に咄嗟に言葉が出て来ない。
私を見据える真剣な眼差しがなぜか痛かった・・・。
「わ、わたしは・・・ずっと、琴葉さんの事が好きで・・・任務に失敗した時も、私がアイドルになりたいって思った時も、琴葉さんが優しく支えてくれたから・・・」
その震えた声は私の胸に響いていく。
キラキラした透明な雫が頬を伝っていくのがはっきりと見えた。
「・・・だから・・・だから・・・私は・・・琴葉さんが・・・琴葉さんの事が・・・ひうっ・・・くっ・・・」
そこまで言うと歩は顔を覆いながら、しゃがみ込んでしまった。
嗚咽と泣き声が風に乗って私の耳に届く。
「・・・・・・」
私の大切な人が泣いている。
こんな時、どんな対応をすればいいのか・・・。
御庭番として受けてきた厳しい訓練でもその方法は教えてもらえなかった・・・。
『もう少し、自分の気持ちに正直におなりなさい・・・』
ふいに副会長の言葉が脳裏によぎる。
今こそ自分の心に素直にならなければいけないのかもしれない。
「自分の気持ちに正直に・・・」
もう一度、自分の心に問いかけるように呟いてみる。
時を置いて浮かんできたのは歩の泣き顔は見たくないという気持ち・・・。
ふと気が付くと私は歩の傍に駆け寄っていた。
「歩、ごめん・・・」
しゃがみこんで震えるか細い肩に手を掛ける。
「歩の気持ちに気付いてやれなくてごめん・・・」
「琴葉さん・・・」
歩は涙で汚れた顔を上げた。
今度は目を逸らさずに、その瞳を真っ向から見つめることが出来た。
「私も歩のことが好きだ。だから・・・泣くのをやめてくれないか?」
 
675 :隠密(琴葉×歩)―3:2006/07/08(土) 02:32:01 ID:xMskNHiD
その言葉をさらっと言うことが出来た自分が不思議だった。
でも、これは私の本心。自分の気持ちに正直になることが出来たから言えた言葉だと頭の片隅で思った。
「こ、とはさん・・・」
「ほら、泣くな・・・。」
頬を伝っていた涙をすっと拭く。
「・・・ありがとうございます」
信じられないという様な表情をしていた歩は一言、そう呟くとまた私に抱きついてきた。
私はそれを真正面から受け止める。
「ぐすっ・・・や、やっぱり・・・琴葉さんは、や、優しいです・・・」
「歩の気持ちはよく分った。だから、もう泣かないでくれ。私は笑顔の方が好きだ・・・」
「はい・・・」
目に涙を溜めながら歩はいつも通りの笑顔を見せる。
その優しくて健気な姿が愛しくて・・・私は更に強く歩を抱きしめた。
「歩・・・ん・・・ちゅ・・・」
今度は私の方から小さな口唇に口付けを交わす。
ほんの少しだけ開かれたところから軽く舌を入れてみる。
「んっ・・・んむっ・・・」
ゆっくりと侵入する私の舌を歩は拒絶することなく受け入れてくれた。
お互いの舌が絡み合い、唾液が混ざる音が耳に響く。
流し込まれた甘い唾液を飲み干しながら、こちらからも唾液を流していく。
口元が汚れるのもかまわずに、私達は息の続く限り、お互いを貪りあった。
「はぁ・・・はぁ・・・琴葉さん・・・」
上目遣いの濡れた瞳が私を見つめる。
そんな歩の仕草に身体の中から感じたことの無い衝動が襲ってくる。理性が吹き飛んでしまいそうだ。
「歩・・・その・・・」
言いたい事が言い出せなくて、柄にも無く顔が真っ赤になってしまう。
「ふふ。琴葉さんの好きにして下さい・・・」
照れる私をクスクスと笑いながら、歩は私の頬を撫でてくれた。

 
676 :隠密(琴葉×歩)―4:2006/07/08(土) 02:33:14 ID:xMskNHiD
「い、いいのか・・・?」
驚きと興奮で声が裏返っているのが自分でも良く分かる。
それくらい今の私は落ち着きがなかった。
「はい・・・そ、その代わり・・・優しくしてください・・・」
「あぁ・・・勿論だ。」
今なら神にだって誓える。歩を傷つけないと・・・。
私はもう一度、歩の目を見て同意を得ると、ゆっくりと口付けをする。
他人と肌を重ねるのは初めてではないのに私の鼓動はドンドンと早くなっていく。
「ん・・・あゆむぅ・・・」
名前を呟きながら口唇をずらして、歩の口元についた唾液を優しく舐めとる。
そのまま、うなじに移動すると歩がピクピクと細かく反応した。
「んんっ・・・く、くすぐったいです・・・」
舌で少しずつ、突付きながらそのまま首元、鎖骨と愛でてゆく。
段々と荒くなる歩の吐息に私の気持ちも高ぶっていく。
「歩・・・好きだ」
耳元で呟きながら、耳たぶを舌で舐め上げる。
「ひゃっう!!!」
歩は今までにない大袈裟な反応をする。
「ふふ。耳が弱いのか?」
「やっ・・・はぁん!!・・・も、もぅ、琴葉さんたら・・・」
真っ赤になって非難の声を上げる姿もかわいい。
そのまま耳たぶを嬲り続けながら、後ろに回った私は制服越しに歩の胸に触れる。
微かに膨らんだ胸元を優しく撫でると、小刻みに身を捩りながら歩は逃げようとする。
私はしっかりと抱きしめて、更に強く胸を揉みあげた。
「ん、やぁ、あ!!・・・は、恥ずかしいですよぉ・・・」
「大丈夫・・・」
「ひゃん!んん?!」
布地越しからでもはっきりと分る突起をコリコリと指先で転がすと歩は目を瞑って可愛らしい嬌声を挙げ始める。
その反応を楽しみながら、私は更に手を下にずらしていった。
 

677 :隠密(琴葉×歩)―5:2006/07/08(土) 02:34:01 ID:xMskNHiD

スカートを捲くって手を入れようとすると歩の身体が強張った。
太ももを撫で様としていた手に歩の手が添えられる。
私はそこで始めて、歩が怖がっていた事に気付いた。
「すまない・・・少し乱暴すぎた」
「琴葉さん・・・」
身体の力が抜けて、添えられていた手が離れていく。
「・・・歩」
「ほ、ホントに優しくして下さいね・・・」
目で頷くと私の手は再び、愛撫を始める。
汗ばんだスベスベの太ももが肌に吸い付いて気持ちいい。
感触を楽しみながら、最奥にあるショーツの薄い布地に手を持っていく。
その上から優しく秘所を撫で上げるとしっとりとした感触を指先に感じた。
「んんっ!!」
「濡れているな・・・」
羞恥に赤く染まる頬に口付けをしながら、下着を汚さないように足元までショーツを降ろす。
今度は直接、蜜に濡れた秘所を撫で上げる。
「ひゃんぁ!!」
溶けてしまいそうなほど熱くなった割れ目に驚いた。
指を上げてみると、ねっとりと愛液が指先に絡み付いていた。
私の愛撫で歩がここまで興奮していてくれることがとても嬉しかった。
「やぁ・・・汚いですぅ・・・」
今にも泣いてしまいそうな表情の歩。
「キレイだ・・・」
私は心の底からそう呟くと指先の愛液を口に含む。
独特の匂いが鼻についたが、不思議と嫌な感じはしなかった。
そのままもう一度、手を秘所に持って行き手探りで一番敏感な所を探し出す。
すぐに大量の愛液でぬめる尖った陰核を探し当てられた。
指先で強く摘まみながら、爪の先で軽く引掻いてみる。
「あんッ!あっ、んんッ!ふッ!そ、こは駄目ですぅぅ!!」
甲高いあえぎ声を上げながら、身体を反り返らせる歩。
軽く絶頂に達したのか、歩の身体の力が抜けて私の元にしなだれかかってきた。

678 :隠密(琴葉×歩)―6:2006/07/08(土) 02:34:53 ID:xMskNHiD

「歩、大丈夫か?!」
「・・・は、はい・・・なんとか・・・」
尚も物欲しげな表情で私を見上げてくる歩。
私は歩を支えながら立たすと、近くの手すりに捕まらせ四つん這いの体勢を取らせた。
「琴葉さん・・・」
ぼぉ〜とした表情で振り返るながら歩はこちらを見つめる。
「すぐに終わらすから・・・」
汗で貼り付いた髪を梳いて安心させると、ヒクつく秘所に2本の指を挿入した。
「っ!!はぁぁ!!はぁっ!あぁっ!んぁ、あぁんっ!」
顔を歪めてよがる歩。
「熱い・・・指が火傷しそうだ・・・」
熱く火照ったぬめぬめした肉壁の締め付けを押し返しながら、少しずつ指を進ましていく。
「んぁぁ!!はぁくっ!!こ、とはさん!!こ、は・・・さん!!
鉄製の手すりにしがみ付きながら異物感に耐える健気な歩。
その姿にかわいそうという気持ちを持つ反面、加虐心が刺激される。
ざらついた最深部まで指がたどり着くと、一気にそれを引き抜く。
秘所から漏れた愛液がコンクリートの地面を濡らしていく。
「ぁんッ、ん、ふ、あぁッ!」
くちゅくちゅという淫靡な水音と、美しい声音を奏でる歩の声。
それがもっと聞きたくて、私は指使いを激しくして歩の中をかき乱していく。
「…んやぁっ!あ、ん、んッ、あ、やッ!!・・・な、んか、くる・・・き、ちゃうぅのぉ!!」
喘ぐのを我慢することを放棄しながら、歩は快感を受け止める。
歩の後ろに覆いかぶさりながら私は敏感な耳たぶを甘噛みした。
「本当に好きだ・・・歩」
「あ、ひゃん!!わ、た・・・しも、です!!あっ、あ、ん、んんッ!」
声の間隔が段々、短くなっていく。
膣壁のざらついた部分をきゅっと強く擦ると歩は全身を震わして、大きく喘いだ。
「やぁ、ら、らめ・・・んも、もぅ・・・んああぁぁぁぁぁぁッ!!」
ぬちゅうっという蜜が溢れる音と一緒に指先がぎゅっと締めつけられる。
それが弱まった後に私は指を引き抜いて、ガクガクと肩で息をする歩の乱れた髪の毛にキスをした。
「はぁ・・・はぁ・・・うぅん・・・」
「歩・・・ありがとう」
私は歩を抱きしめてその温もりをいつまでも感じていたいと心から思った。

679 :隠密(琴葉×歩)―7:2006/07/08(土) 02:35:41 ID:xMskNHiD
「こ、こら!!くっつくな!!」
「いいじゃないですかぁ〜」
翌朝。私は歩と一緒に学園への道を歩いていた。
夏だというのにベタベタとくっついてくる歩を除けながら・・・。
「これくらい恋人同士なら普通ですよ♪」
「ひ、人目というものがあるだろう!」
歩が私を恋人と言ってくれるのは嬉しいが、あまり大勢の前でそれを見せたくないのも正直な気持ちだった。
「えぇ〜、もぅ。琴葉さんたら・・・」
ふてくされる歩を尻目に少し歩く速度をあげる。
まったく、先が思いやられそうだ。
「あら?おはよう。琴葉、桜梅さん」
背後の声に気付いて振り返ると副会長が微笑みながらこちらを見ている。
「おはようございます、副会長」
私達は二人揃って頭を下げた。
「ふふ。お二人ともよかったですわね」
小声でぽつりと呟くと、お先にと私達の横をすり抜けようとする。
「あっ、副会長!!」
私はそんな副会長を呼び止めた。
「なんですの?」
「いや・・・その・・・」
副会長の言葉のおかげで私は歩と結ばれることができた。
しかし、私は知っている・・・。
本当に寂しい思いをしているのは彼女だということを。だから、私と身体を重ねたということも・・・。
それを伝えたくて呼び止めたのだが、歩もいるせいか上手く言葉が出てこない。
「あらあら。おかしな琴葉。用が無いのなら行きますわよ」
俯く私を追い抜いていく副会長。
その間際―
「私も好きな人に思いを伝えてみますわ・・・」
そうはっきりと彼女は呟いて、学園の方に消えていった。
「どうしたんですか?」
不思議そうに歩が顔を覗き込んでくる。
「いや・・・なんでもない。それより、早く学校に向うぞ」
歩に心配をかけさせないように私は顔を上げると、また真っ直ぐと歩き始める。
「もぅ〜待ってくださいよ!!」
私の隣に並び、私の手を握り締めながら歩も同じ道を歩き出す。
ギラギラとした夏の日差しが降り注ぐ中、手から伝わる大切な人の温もりを感じる。
その感触を確かめながら、私は歩に笑顔でこう話しかけた。
副会長にも大切な人が出来るといいな・・・。と