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200 :奏×りの−1:2006/04/22(土) 01:07:18 ID:X2OVXS4e
それは湿った風の吹く生暖かい夜のお話・・

深夜、りのは寝苦しさのあまり珍しく目が覚めてしまった。
寝室の空気は季節に似合わずじっとりとした湿り気を帯びていて、異様に蒸し暑い。
不快感を紛らわせるために汗をかいた体を潤す為に水を飲もうと体を起こした時、ちょっとした異変に気付いた。
「・・・あれ、奏会長がいない?」
いつも隣で自分の事を見守ってくれている奏の姿がそこには無かった。
温もりを失っている冷たいシーツの感触が、一人取り残された時の暗い記憶を思い出させりのの心を不安にさせた。
『やだ・・・一人はやだよ・・・奏会長、何処行ったんだろう・・・』
とりあえず、机の上に置いてあるプッチャンを取ろうと暗い室内を見回す。
すると、わずかなドアの隙間からリビングの明かりが漏れているのが分かった。
『リビングにいるのかな・・・』
りのがゆっくりとベットから立ち上がりドアに近付いた、その時・・・
「は、ぅ・・・んっ・・・あんっ!」
『えっ・・・?』
ドアの向こうから艶っぽい矯声が聞え、りのは思わずドアの前で立ちすくんだ。
『い、今のって、奏会長の声?』
今まで聞いた事のない奏の色っぽい声に恐る恐るドアの隙間からリビングを覗いてみる。
りの見た光景、それは部屋の中央に置いてあるソファーに横たわり、苦悶とも悦びともとれる表情を浮かべている奏の姿だった

 

201 :奏×りの−1:2006/04/22(土) 01:09:37 ID:X2OVXS4e

「はぁっ・・・はっ・・・うぁふ!」
パジャマの長いスカートをまくしあげられ、りのでも思わず魅入ってしまう美しい足が剥き出しになっている。
そして、その奥の暗がりにある秘所を指で激しくいじっているのが遠目からでもはっきりと見てとれた。
顔をクッションに埋め、耐えるように声を懸命に殺しているが女の色気を含んだ矯声はしっかりと口から漏れていた。
奏の行為を見たりのは心臓の鼓動が早まるのを感じながら、前に歩が他のクラスメイト達と小声で話していた事を思い出す。
『女の子は寂しくなった時にエッチな事をして自分を慰めるのよ・・・あぁ、りのはまだ子供だからそういう事しちゃ駄目だからね・・・』
『う〜、どうしよぉ〜。奏会長があゆちゃんの言ってたエッチな事してるよぉ・・・』
性の知識がほとんどないりのでも奏が自慰行為に耽り、その快感に喘いでいるのをとっさに理解した。
「あっ、あうっ!こ、こんないやらしい事、だ、駄目なのに・・・っん!」
焦るりのの思いとは裏腹に奏の行為はエスカレートしていく。
豊かな胸の膨らみは空いた手で乱暴に揉みしだかれ、形を変えていた。
額には大きな汗の珠が浮き、艶やかな前髪が張り付いている。
そんな奏の様子を見ているとりのの頭が段々ぼーっとしてきた。
『ど、どうしよう・・・私まで変な気持ちになってきちゃった・・・』
今まで感じた事のない気持ちに体が疼いて体内が更に熱くなる。
太股の辺りがモジモジしてきて湿った下着がもどかしくなる。
もやもやした気持ちを振り払おうと奏から目を離そうとするが、その思いとは反対に奏のいやらしい姿をもっと見たくて目を凝らしてしまった。
「はぁ、んあぁ!い、あっ・・・イッちゃう!」
奏は荒い吐息をはきながら秘所をさわる手の動きを速めると、クチュクチュと粘着質のいやらしい音が室内に響いた。
声を押し殺すのを諦めたのかより大きくて高い喘ぎ声が口から発せられる。
まるで自らに罰を与えるような激しい行為が繰り返される。
そして、胸をいじる指が布越しにそのとがりきった突起を強く抓んだ瞬間・・・
「やっ、やぁ!はんっ・・・あうっ・・・っあぁぁぁ!!!」
廊下に聞こえてもおかしくない程のよがり声をあげながら、奏は体を大きく反り返らせた。
ビクンビクンと体は小刻みに痙攣を繰り返し、その度に荒い息遣いが聞こえてきた。
「はぁはぁ・・・はぁ・・・」
『終ったのかな・・・あっ、急いでベットに戻らなきゃ!』
行為が終り、ぐったりと上気した顔で快楽の余韻に浸る奏に気付かれない様にりのは慌ててベットに戻った。


 
202 :奏×りの−2:2006/04/22(土) 01:10:19 ID:X2OVXS4e
ベットに戻るとりのは先程の映像を忘れようと布団を被って必死に眠ろうとする。
しかし依然、ドキドキと波打つ鼓動に喉の乾きも加わって、寝つく事が出来ない。
そうして奏のあえぎ声を思い出しながら、ベットでじっとしていると再び、あの体の芯が疼く様な感覚が蘇ってきた。
『さっきの奏会長、もの凄く気持ち良さそうだった・・・わ、私もしてみようかな・・・』
奏の自慰する姿を思いだし、後ろめたい気持ちを抱きながらも恐る恐るパジャマの中に手を伸ばす。
少しだけ、ほんの少しだけといい聞かせながら、熱が籠った自分の秘所を直接、人指し指でなぞってみた。
「ひゃっ!」
熱く湿ったその裂け目の筋にホンの少し触れただけで体中に電気の様な感覚が走り、りのは小さく声を挙げてしまった。
恥ずかしさの余り、顔が真っ赤になる
『な、何?!いまの凄かった・・・』
初めての刺激に戸惑いつつも、もっと激しく触りたいという衝動が沸き上がってくる。
体の芯のうずきは更に増し、汗をじっとりとかいているのが自分でもよく分かった。
もう一回確かめるだけ、そう自分を戒めながら再び、指を熱った秘所に持って行こうとしたその時・・・
「りの?」
「は、はひっ!」
名前を呼ばれ思わず返事を返すと突然、布団を捲くられる。
声の方に視線を向けるとベットの脇に奏が妖しい笑みを浮かべて立っていた。
奏はパジャマの中に入った手と赤くなったりのの顔を交互に見比べて、瞬時に事態を把握する。
「あ、あのですね・・・これは・・・その・・・」
下腹部に手を這わせているのを見られ、慌てて言い訳をしようとするが頭の中が真っ白で何も浮かんでこない。
奏はショックのあまりに固まったりのを舐め回す様に見るとクスリと小さく笑った。
「さっきの私の声で起こしてしまったかしら?・・・でも、りのがエッチな事に興味があるいやらしい子だとは知らなかったわ」
「そ、それは・・・」
「普段は優しくていい子なのにそれは、いやらしい子の仮初の姿だったのね」
「そ、そんな・・・酷いですよぉ・・・」
自分の行為の事を口に出された恥ずかしさと悲しさのあまり、りのの瞳からは涙が溢れてきた。
このまま自分は軽蔑され、嫌われてしまうのだろうか・・・また一人になってしまうのだろうか・・・。
そんな事を考えて暗憺たる気持ちに浸っていると奏が傍によって来てりのを優しく抱き締めた。
 
203 :奏×りの−4:2006/04/22(土) 01:11:32 ID:X2OVXS4e

「ふふ。意地悪してごめんなさい。冗談よ」
「か、奏会長?!何を・・・きゃっ!」
奏は謝りながら、いきなりりのの上に覆い被さってくる。
奏はいつもの金木犀の様な香りではなく、汗と何か別のものがまじった甘い香りを漂わせていた。
手足を押さえられ驚くりのに奏は微笑みかけながら、柔らかそうな耳たぶを舐めあげた。
「ひゃあん!!」
「りのがそういう事に興味があるなら私が優しく教えてあげるわ」
ビクっと反応するりのに甘い言葉で静かに囁くとそのまま、ゆっくりと耳への愛撫を繰り返す。
ぴちゃぴちゃと舌が動き回る音がはっきりと聞こえ、りのの意識がまどろんでいく。
「はぁ・・・んふぅ、く、くすぐったいですよぉ・・・」
始めて味わう不思議な感覚に頭の中がとろける様な錯覚に陥る。
強張っていた体の力がふっと抜けると、奏は押さえていた手を離して、丁寧にパジャマの釦を外し始める。
「綺麗で華奢な体ね。優しくしないと壊れてしまいそう・・・」
「ふぁい・・・優しくして下さい」
舌ったらずなりのの懇願に無言でうなずくと、白いブラのホックを外す。
その下からは仄かに桜色をした未発達な胸の膨らみが現れた。
うっすらと汗の滲んだそれに奏は思わず唾を飲み込んだ。
ほんの少しとがり始めた突起を口唇で包みこんで、優しく舌で刺激しながら吸いあげるとりのが控え目に声をあげはじめた。
「んっ・・・う・・・はぁ・・・っ」
「どう?気持ちいい?」
「ふぁ・・・そこを吸われると、へ、変な感じがします・・・」
目を瞑って快感に耐えようとするりの。
204 :奏×りの−5:2006/04/22(土) 01:12:41 ID:X2OVXS4e
しかし、桃色の突起は奏の愛撫に素直に反応し始める。
同じように反対側も舌で吸い上げながら、とがった突起を指で強くひっぱるとりのの体がピクンと跳ね上がった。
「やぁっ、はぁん!!」
「ふふ。りのは胸が弱いのね」
胸が弱いと気付くと重点的にそこを口唇で甘噛みしていく。
小刻みに震えるりのの反応を楽しみながら、奏は更に愛撫を強めていく。
体は幼くても性感体は一人前の様で、奏が与える刺激に敏感に答えてくれた。
「んふっ、っく、やあっ!・・・か、会長も脱いで下さいよぉ。私だけは恥ずかしいですぅ」
「ふふ。分かったわ」
りのに言われ、奏は着ていた衣類を全て脱いだ。
暗い室内に白くなまめかしい裸体が浮かびあがる。
それを見たりのはお返しとばかりに奏の豊かな双丘に吸い付き、片方を空いた手で乱暴に揉みしだいた。
「んはぁ・・・あうん!もう、りのったら!」
「へへ〜。お返しです」
悪戯っぽく笑いながら、自分がされたように舌と指を使って愛撫を始める。
突起を控え目に舐めながら、唾液をまぶしていく拙い舌使いと不器用に胸を揉む指使いにもどかしさを感じながらも快感は徐々に上がっていく。
「ぁん!い、いいわ!もっとお願い・・・」
口の中で突起が勃ちきったのを確認すると、今度は子供の様に強く吸い上げる。
「んんっ!!い、た・・・」
強い刺激に悲鳴と悦びの入り混じった喘ぎ声をあげる奏。
『りのったら意外と乱暴なんだから・・・』
そんな事を考えながら奏は無意識のうちにりのの秘所に手を伸ばし、下着を脱がした。
「きゃっ!!か、会長・・・は、恥ずかしいです・・・」
突然の事に口を離して抗議するりの。
「ふふ。こんなにいやらしく濡れているのに?」
奏は秘所が愛液で潤っているのを確認すると毛の生え揃っていない綺麗な裂け目にゆっくりと長い指を沈めた。

 
205 :奏×りの−6:2006/04/22(土) 01:13:27 ID:X2OVXS4e
「んあぁっ!!あぁ・・・はぅん!!!い、痛いですぅ・・・」
突然の挿入に軽い痛みを感じて悲鳴をあげるりの。
熱い柔肉は異物を排除しようと強く締め付けてくる。
奏は濡れた肉壁を押し返す様にゆっくりと奥まで出し入れを始める
「凄い締め付けね。でも直ぐに良くなるから少し我慢してね」
「はぁ・・・いっ・・・んんっく!」
長い中指は深々と奥まで入りゆっくりと突き上げてくる。
自分の秘所がそれをぎゅっと締め付けているのを感じる。
力を抜いて指の動きに耐えようと奏に寄りかかるりの。
そんなりのの顔を覗きこむと奏は優しく深く口付けを交す。
「んっ、んふぅ、んむぅ・・・」
奏の舌が口の中に入り込み、秘所と同じようにりのを犯してくる。
舌を伝う唾液は仄かに甘くてりのは溢さないように必死に飲み込む。
こめかみの辺りが痺れて来て何も考えられなくなってきた。
締め付けが多少弱まったのを感じた奏は動きを早めながら、同時に親指で陰核を擦り始める。
新たな刺激にりのの体はビクビクと激しく暴れまわった。
「やぁん!!そ、そこ・・・敏感すぎて・・・だ・・・めぇ!」
「ふふ。ここがいいのね」
りのは奏の腕を必死に押さえようとするが力が入らずに徒労に終る。
陰核を攻め立てられ愛液の量が増してふやけた秘所に奏は出し入れする指を増やした。
より太くなった指は蜜壷を掻き回すように激しい動きを繰り返す。
「ひぁっ、はぁっ!あっ!!んぁ!!や、な、何か来ちゃいそうですぅ!」
りのの感高い喘ぎ声に絶頂が近い事を悟った奏は更に動きを激しくさせていく。
激しい粘着質の音が鼓膜に響き、こぼれた愛液がシーツを濡らす。
体内を激しく突き上げる快感と自分の発した喘ぎ声がスイッチとなってりのの意識は弾ける寸前だった。
「あぁっ!あっ!・・・ダメ・・・き、きちゃうよぉ・・・・・はぁん!!や、やあぁぁぁぁぁぁっっ!!!」
指が肉壁の敏感な部分を擦った瞬間、りのは体を反らせながら始めての絶頂に達した。
味わった事のない快感が体中を襲い、意識が真っ白になる中、奏の指が抜かれた感触と愛液が大量に溢れるのを感じながらりのは気を失ってしまった・・・。
 
206 :奏×りの−7:2006/04/22(土) 01:14:08 ID:X2OVXS4e
「んん〜・・・」
翌朝、りのは窓から差しこむ眩しい光で目が覚めた。
はっきりしない意識の中、昨夜の事を思いだし、慌てて布団を捲って確認する。
「あれ、あれれ?」
改めて自分の姿を確認してみるが、昨晩寝た時と同様、パジャマに乱れはなく下着もきちんと身に着けていた。
『もしかして、あれは夢?』
「おはよう、りの」
自分の格好にりのが悩んでいるとリビングから奏が顔を出した。
いつもの優しい笑顔からは昨日の姿は想像できなかった。
『やっぱり、夢だったのかなぁ・・・』
寝ぼけた頭がますます混乱してくる。
『でも、夢にしては妙に生々しかった様な・・・』
「どうしたの?」
「あ、いえ何でもないです。おはようございます」
とりあえず、奏には悟られないようにいつも通りに振舞うりの。
奏がいつものようにりのの髪を梳かしに近づいてくる。
「あっ、そうだわ。りののいやらしいシミがついた衣類やシーツは管理人さんに頼んで洗濯してもらっているから」
「はい、わかりました・・・ってえぇぇぇ!」
突然の発言に思わず、大声を上げてしまう。
そんなりのの様子に奏は笑いながら答える。
「ふふ。あの後、気を失って寝ちゃったりのを着替えさせたり、シーツを変えたりして大変だったのよ」
「そ、そうだったんですか・・・。ご迷惑を掛けてすいません・・・」
慌てて奏に謝るりの。奏は気にしてないのかニコニコと笑い続けている。
『やっぱり、本当だったんだ・・・。今思い出しても恥ずかしいよ・・』
昨夜の映像が鮮明に蘇り、りのの顔は真っ赤になる。
それを知ってか知らずか、奏はりのの髪を梳きながら続ける。
「昨晩はりのが満足して終わってしまったけれど、今晩は私も満足させてね」
「えっ、・・・あっ、はい。頑張ります」
「ふふ。楽しみにしているわ」
どう、頑張ればいいんだろう・・・。そんな事を内心思いながら、とりあえず奏に合わせてりのは笑った。
後日、りのはミスター・ポピット宛にその事を相談する手紙を書いて奏を笑わせるのだが、それはまたの別のお話・・・。