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144 :聖奈×まゆらー1:2006/04/11(火) 02:11:51 ID:j2VkHAJm
パチン・・・パチン・・・

そろばんの珠が軽やかに弾かれた。ここは放課後の生徒会室。
書類の作成に励むまゆらに黒い影が忍び寄る。
背後に回った影は腕を伸ばしてまゆらに抱きついた。
「う〜ん、やっぱりまゆらさんの抱き心地は最高ね♪」
「きゃっ!ちょ、ちょっと離して下さいよ!」
いきなり後ろから聖奈に抱き締められたまゆらは思わず抗議の声を上げる。
「いいから、いいから♪」
「良くないですよ!」
強引に聖奈の腕を振りほどいて立ち上がる。
ムッとした表情のまゆらに対して苦笑する聖奈。
「う〜ん、残念・・・」
「またですか!いきなり驚かさないで下さいよ!」
ここ最近、事ある事に聖奈はまゆらに絡んできた。
予算を使い過ぎたお詫びといっては抱きつき、学園行事を手伝ってくれたお礼といっては抱きつき。
その頻度は他人から見ても「・・・」という感じだ。
前から色々と聖奈には困らされてきたが、これには目立った解決策もなく流石のまゆらも頭を悩ませていた。

 

145 :聖奈×まゆら-2:2006/04/11(火) 02:12:57 ID:j2VkHAJm

「最近の聖奈さん、少しおかしいですよ。私に抱きついてばっかで・・・」
「好きだから・・・」
「えっ・・・」
いつになく真剣で切ない表情を浮かべて聖奈は小さく呟いた。
対してまゆらは言葉を聞き取れずに事態を呑み込めていない。
「まゆらさんの事が大好きだから。いつでも傍にいたいと思ってから」
「・・・な、何言ってるんですか?!私、女の子ですよ?それこそ、おかしいですよ」
突然の告白に真っ赤なりながらうろたえるまゆら。
誤魔化す様に聖奈から視線を反らし作業を再開しようと書類に手を伸ばした時、その手を不意に掴まれ強引に抱き寄せられる。
鋭い眼差しがまゆらを射抜いた。
「おかしいかしら・・・まゆらさんの笑顔、泣き顔、それにこの小さな体、全てが愛しいわ。そんな私はおかしいかしら?」
「ちょ、冗談はやめて下さい!」
「あら、私は本気よ?」
抱きしめる腕に力が入り、まゆらは身を強張らせる。
そんなまゆらを聖奈はお構い無しとばかりに机の上に押し倒した。
沢山の書類が辺りに舞い散り、そろばんが乾いた音を立てて床に落ちた。

 
146 :聖奈×まゆら-3:2006/04/11(火) 02:13:48 ID:j2VkHAJm
「せ、聖奈さん・・・んんっ?!」
必死に抵抗を試みたまゆらの口唇が強引に奪われる。
最初は優しく、次第に激しく口付けは続けられた。
強引に侵入してくる聖奈の舌がまゆらは拒む事が出来ずにいると、生暖かいそれはまゆらの舌に執拗に絡み付いてきた。
「ん・・・んん・・・ぷはっ」
ゆっくりと聖奈が口唇を離すと二人の混ざった唾液が糸を引きながら口元を汚した。
「っ?!」
慌ててまゆらは口元を拭おうとするが聖奈はそれを許さずに手首を押さえ付ける。
「ふふ。駄目よ」
再び口付けをし、それを綺麗に舐め取る。
同時に空いた手で器用にタイをほどきながらワイシャツのボタンに手を掛けた。
「きゃっ!や、やめて下さい!!大声出しますよ!」
「そんな事して、みんなにこの姿を見られる事になってもいいの?私は構わないけど?」
「そ、それは・・・」
「恥ずかしいでしょ?」
まゆらの抵抗が弱まったのを確認すると白いブラのホックを外し、首元に顔を埋める。

 
147 :聖奈×まゆら-4:2006/04/11(火) 02:14:41 ID:j2VkHAJm
「っっ!・・・ひゃ!」
少し汗ばんだ肌を舌先で突付く度にピクンピクンと体が反応する。
ざらついた舌は鎖骨のくぼみをなぞりながら胸の突起にたどり着く。
聖奈は愛しげにそれを口に含むと、舌と唇を使い器用に愛撫していく。
「あぁんっ!!や、やだぁ・・・」
「ふふ。尖ってきた。可愛い・・・」
手で胸を揉みながら、柔肌を強く吸い上げると桜色の肌に赤い跡が浮かび上がる。
「いっ・・・な、何してるんですか」
「まゆらさんへのマーキングよ」
不安そうな表情を浮かべるまゆらの首筋・肩・胸・脇腹と全身に同じモノを刻み始める。
「はぁん!んんっ・・・や、やめて下さい」
「だ〜め♪」
必死に耐えながら懇願するまゆらに悪戯っぽい笑みを返す聖奈。
「私はまゆらさんの全てが見たいの・・・だから、や〜めない♪」
「んあっ!!」
固く尖りきった乳首を甘噛みされ、まゆらは快感の入り混じった悲鳴を上げながら仰け反った。
 
148 :聖奈×まゆら-5:2006/04/11(火) 02:15:39 ID:j2VkHAJm
「ふふっ、本当に可愛いんだから♪」
息が荒くなってきたまゆらに頬に口付けすると、聖奈は下半身に移動する。
「だ、だめですよ!」
上半身を起こして必死に抵抗しようとするまゆら。
しかし聖奈は、素早く足を割り開きスカートの奥に顔を埋める。
「言ったでしょ。私は本気だって」
「きゃっ!」
くぐもった声の後に太ももに生暖かい吐息を感じ、必死に足を閉じようとするが聖奈はそれを許さない。
そのまま下着越しに陰核を吸い上げた。
甘ったるい匂いが聖奈の鼻をつく。
「ひゃん・・・あぁぁぁん!・・・だ、めき、たないです・・・」
「こんなに濡らしてエッチね」
手で聖奈の頭を押さえようとしても体に力が入らない。
意識がとんでしまいそうな錯覚すら覚える。
「も、もうダメ・・・ぁぁぁぁんんっ!!」
ガクガクと体を震わせるとまゆらは机にしなだれかかってしまった。

 
149 :聖奈×まゆら-6:2006/04/11(火) 02:16:19 ID:j2VkHAJm
「はぁ・・・はぁ・・・」
「あら、もうイッちゃったのね」
顔を上げた聖奈は焦点の定まっていないまゆらを見下ろしながら残念そうに呟く。
「私も満足したいんだけどなぁ」
まゆらの手を掴むと先程から熱く火照った自分の下半身にその手を誘う。
「お願い。私のも触って?」
聖奈の言葉を聞き、まゆらは無意識に下着を脱がすと濡れたその中に指を侵入させた。
「あぁぁぁ!い、いいわ、もっと・・・はぁんっ!」
まゆらの指を感じながら聖奈も同じ事をまゆらにし始める
「ひゃ・・・んんぁ!」
「あぁん!・・・や、やっぱり、まゆらさんは可愛い・・・んんっ」
悶えるまゆらを愛しく思い、激しい口付けをする聖奈。
空いた手も握り合いしっかりと指を絡ませながら、二人が一つになっていることを強く確かめ合う。
「はぁんんん!ま、まゆらさん・・・私もう・・・一緒に・・・」
聖奈の言葉を聞き、まゆらは指の動きを早め、聖奈もそれに同調する。
「まゆらさん!・・・はああああああんっ!!」
「だ、め・・・また・・・んんんんんんっ!!」
二人は体を仰け反らせながら同時に達すると、お互いの温もりを感じ合う様に強く抱き合いながら、口付けを交し続けた。

 
150 :聖奈×まゆら-7:2006/04/11(火) 02:18:14 ID:j2VkHAJm
―数十分後―

「ねぇ、まゆらさん?何でさっきから黙ってるの?」
「・・・」
情事が終わり、服装を整えるとまゆらは床に落ちた道具を拾い上げ、再び書類の作成に取り掛かった。
しかし、聖奈が作成の手伝いを申し出ても、売店で差し入れのドリンクを買ってきても、一言も返さずムスッとした表情のままである。
「もしかして、さっきの事怒ってる?」
「・・・」
おそるおそる聖奈が聞いても、表情一つ変える気配がない。
「そりゃあ、本気だったとはいえ、ちょっと強引だったし、下着も汚しちゃって悪いと思ってるわ・・・でも、まゆらさん最後は積極的だったし♪」
「・・・です」
「えっ・・・」
聖奈が聞き返すと、顔を赤らめながらまゆらは聖奈の方を向いて小さな声で話し始めた。
「一番好きな人との体験はもっとちゃんとしたかったです」
「それってどういう・・・?」
「だから、私が一番好きな聖奈さんとするなら、ドラマみたいにもっとちゃんとしたかったです!!」
大声で捲くし立てると、顔を更に赤くしながらまゆらは俯いてしまった。
“一番好きな聖奈さん”というフレーズが2、3度リフレインした後、聖奈は俯いたまゆらに飛びついた。
「まゆらさん・・・だ〜いすき♪」
「きゃあ!ちょっと、やめて下さいよ!」
「わかったわ!今度はふかふかのベットの上できちんとしましょう♪道具なんかも使ってみてもいいわよ♪」
「な、何言ってるんですが?!大声でそういう事言わないで下さいよ!というか、どいて下さいよ!」
「や〜だ♪」
困るまゆらの反応を楽しむようにじゃれつく聖奈。

その後数日間、まゆらは聖奈から「どんなプレイがしたい?」という恥ずかしい質問攻めにあったのは言うまでもない・・・。