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582 :聖奈×まゆら 百合 :2006/02/12(日) 23:18:40 ID:9Q+ke43F
「はぁ・・・。」
深夜、極上寮の一室に深い溜め息が漏れる。年が明けて早2ヶ月。
迫り来る春に向けて慌ただしくも充実した日々を送る生徒会メンバーの中に頭を抱える少女が一人。
「何でこんなに予算を使うのよ〜。」
会計の市川まゆらは昼間に渡された予算申請書を見つめながら自室でうなだれていた。
春先はイベントの多い宮神学園。加えて今年は一期生の卒業式も行われる為、会計として節約を重ね、それなりの額を用意していたのだが、提出された申請書にはそれを遥かに上回る見積もりが記されている。
用途不明な項目も多く、更に予算が必要になるのもまゆらの経験上明白である。仕方なくこうして深夜まで算盤で闘っていた。
「気持ちも分かるけど使いすぎよぉ、聖奈さん。」
「あら〜♪私に用かしら〜まゆらさん。」
「!?」
いきなり名前を呼ばれたまゆらが振り返るとそこには申請書を作った張本人。購買部部長の桂聖奈がニコニコ微笑みながら立っていた。


583 :聖奈×まゆら 百合 :2006/02/12(日) 23:20:02 ID:9Q+ke43F
「聖奈さん、何時の間に・・・しかもどうやって・・・。」
「うふふ。私、隠密だから♪」
「答えになってないですよぉ〜。」
「それより予算の件なんだけど♪」
「駄目です!!」
いつものノリに眩暈を感じながらもまゆらはキッパリと叫ぶ。
「そこを何とかおね「お願いされません!大体、聖奈さんはいつも×4予算を使いすぎなんですよ!そもそも・・・」
一度怒ったらなかなか押さえられない性格のせいか、日頃の仕返しとばかりに立ち上がってお説教を始めるまゆら。
『う〜ん、困っちゃったわねぇ・・・でも、怒ったまゆらさんってカワイイかも♪』
自分のせいなのにも関わらず不謹慎にもそんな事を考え始める聖奈。同時に得意の悪戯心も沸き上がってくる。
『ちょっとイタズラしちゃおうかなぁ☆』
思い立ったらすぐ行動。聖奈はまゆらに気付かれない様に距離を詰め始める。
「・・・お正月の新年会だってそうですよ!あんなにお寿司を注文して・・・聖奈さん、聞いて「ま〜ゆらさ〜ん♪」
「うわっ?!」
いきなり、聖奈に抱きつかれて驚くまゆら。
「聖奈さん!何してるんですか!」
「犬の真似よ♪」
そういいながら舌を出してまゆらの耳をペロペロと舐め始める。


584 :聖奈×まゆら 百合 :2006/02/12(日) 23:21:26 ID:9Q+ke43F
生温かい感触にビクっと反応するまゆら。
「ひゃあ!ちょっと聖奈さん!」
「あらカワイイ♪もっとさせてね☆」
「そんな。ん〜、んぅ・・・」
不意に唇を押し付けられたかと思うと、聖奈の舌がまゆらの口に侵入しようとする。
必死に歯を食いしばるも呼吸の為に開いたわずかな隙間をついて聖奈の舌が入り込み、まゆらの舌に絡みつこうとする。
同時に唾液が流し込まれる。二人の唾液のカクテルを飲み込み、まゆらの思考は熱に浮かされ始めた。
「んんん〜・・・ぷはっ!どう、まゆらさん?」
「どうって・・・そんな・・・」
「じゃあ、もっとしてあげるわ♪」
そういうと聖奈はまゆらをベットに押し倒し素早く服を脱がせた。そして、露になったまゆらの素肌に本物の犬の様に舌をはわせる。
「んっ・・・!はぁ・・・ぅん」
抵抗する気力を失ったまゆらの体は聖奈の舌づかいでほんのり色付き息も荒くなっていく。


585 :聖奈×まゆら 百合 :2006/02/12(日) 23:23:37 ID:9Q+ke43F
「んちゅ・・・まゆらさんの胸って綺麗ね。」
「いやぁ・・・聖奈さんはずかし・・・んっ!・・・ぁん!・・・はぁっ」
舌と手で器用に弄ばれ、硬くなった胸の先端をいじられる度にまゆらは体の芯に燃える様な熱を感じた。
「あっ・・・あつ・・やぁ」
「うふふ。そろそろこっちもいいかしら。」
舌を動かしながら聖奈は手を下腹部の方に持って行く。ショーツの上に指を置くとそこははっきりと濡れていた。
「もう、まゆらさんたらエッチね☆」
「ダメっ・・・んんっ!・・・はぁん!」
ショーツ越しにゆっくりと聖奈はそこを刺激する。力を入れて擦ったかと思えば、一旦止めたりと絶妙な動きをしている。
「いやぁ・・・ぁん・・・聖奈さん」
絶えまない刺激にシーツを握り、目尻に涙を溜めながらまゆらは呟く。
「ん?何かしら♪」
「あの直せ・・・んぁ!!」
「よく聞こえないわ〜。」
頭は熱で呆けているものの本能がより快感を得ようとしている。だからこそ直接して欲しかった。しかし、聖奈はわざとまゆらをじらす。
「ちゃんと言ってくれなきゃ☆」
「そんな・・・んっ・・・っぁん!」
「あらあら。まゆらさんたらビクビクしていやらしい♪」
「はぁ・・・んッッ!!」


586 :聖奈×まゆら 百合 :2006/02/12(日) 23:25:18 ID:9Q+ke43F
聖奈の控え目なタッチについにまゆらの理性が崩れる。
「せっ・・・いなさん・・・んっ・・・直接して下さい!」
「は〜い♪ラジャ〜で〜す♪」
聖奈はこぼれた涙の筋が残るまゆらの頬にキスをすると足元に移動し、一気にショーツを脱がす。愛液でぬめるクレヴァスを眺めると水音が聞こえるように一気に指を入れた。少し乱暴に奥まで入れては一気に引き抜く動作を繰り返す。
「ひゃあん!あっ、あん!!」
感高い矯声を上げるまゆら。
「まゆらさんたらカワイイ♪」
「あっ!!んっ・・・だめぇ・・・きちゃう!」
トドメとばかりに聖奈は陰核に舌を這わせた。
「ふぁ!いやぁ!・・・あっ、あん!んぁぁぁぁッッ!!」
体を反らせて大きく痙攣しながらまゆらは達した。クレヴァスの締め付けを指先に感じながら、聖奈は顔にかかった愛液を舐める。
「うふふ。まゆらさんごちそうさま☆」
聖奈はそう呟くとグッタリと荒く呼吸を繰り返すまゆらに優しく口づけをした。


587 :聖奈×まゆら 百合 :2006/02/12(日) 23:27:15 ID:9Q+ke43F
情事の後、二人は一緒に布団にくるまっていた。
「聖奈さんヒドイですよぉ」
「ごめんなさいね。だって・・・」
「だって?」
聖奈は少し俯いて話し始めた。
「だって卒業が近いんだもの。4月になったら今までみたいにみんなといられる時間も減っちゃうし・・・。もっと、みんなと思い出を作りたいわ。」
それを聞いたまゆらは聖奈を抱き寄せる。
「どうしたんですか?らしくないですね」
「まゆらさん?」
「卒業したとしても、私達は極上の仲間じゃないですか。どんなに距離が離れても、どんなに会える時間が短くなっても私達はちゃんと繋がってますよ。」
「・・・まゆらさんは優しいのね。」
「でも、予算の件は別ですよ。」
「厳しいわね☆」
二人は見つめあうとクスクスと笑いあった。聖奈の笑顔を見ながらまゆらは『予算は私が何とかしよう』と心の隅で考えていたのだった。

ちなみに、この足りない予算を補填する為に削られる活動費を巡って、遊撃と隠密がバトルを繰り広げるのは三日後の事である。