- 319 :いじわる(琴葉×久遠)・百合
:2006/01/07(土) 19:43:59 ID:9imBM4AO
- 「ねぇ琴葉・・本当にここでするんですの?」
「そうです。ちゃんと約束は守ってもらいますよ久遠」
私は久遠にきっぱりと肯定した。昔では絶対ありえなかったが
今となっては「久遠」と呼ぶのもしっかり慣れてきた。
私と久遠が恋愛感情を持った上で付き合い始めたのは、約3ヶ月ほど前になる。
元々私は久遠の事が好きだったのだが、久遠との関係の立場や境遇上、その事を
伝えるのにはあまりにも難しかった。
しかし、いくつもの障害を乗り越え、私と久遠はついに恋人同士になれた。 それは間違いなく、宮
神学園で生活してきた中で最高の出来事であるのは間違いない。
そして今、私たちは何をしているかといえば、ちょっとしたゲームである。
一日一回だけ二人でジャンケンをして、勝ったほうが負けたほうにどんなお願いでも
叶えてもらえる・・といった、ちょっとしたという割にはかなり双方危険が伴うゲームだ。
そして、今日は私が久遠にそのゲームに勝ったわけである。一週間前に始めてから
これで7勝0敗、どうも久遠はジャンケンには弱いらしい。
そして私は今回、軽い悪戯心も混ざり、久遠に少し意地悪なお願いをしてみることにした。
「屋外でエッチをしましょう」、と。
- 320 :いじわる(琴葉×久遠)・百合
:2006/01/07(土) 19:44:43 ID:9imBM4AO
- そんなわけで、私たちは今、宮神町にある商店街の裏路地に来ている。
さすがの私も、大衆が集まりそうな通りでこのようなことをする気にはなれない。
なによりも、他の人間に久遠の体を見られるのも正直遠慮したい。
「それじゃあ久遠、はじめましょうか・・」
私は少し息を荒くして久遠に迫る。まずい、初めての屋外の行為のせいか、自分でも
コントロールできないくらい興奮している。
「え・・えぇ・・」
久遠は少し私を見ておびえているようだった。落ち着け私、好きな人にそんな思いを
させてどうする。
「ふぅ・・・」
私は一度深呼吸をする。そして落ち着いた気持ちで久遠に改めて話しかける。
「やさしく・・しますから」
「えぇ・・分かってますわ琴葉」
そう笑顔でつぶやいて、久遠から私の唇をふさいだ。
愛する人とのキスは気持ち良いものなのだと、改めて実感した。
- 321 :いじわる(琴葉×久遠)・百合
:2006/01/07(土) 19:45:22 ID:9imBM4AO
- 外気に晒されて少し乾燥した互いの唇をうるおすように、私たちは丹念に
互いの唇を貪りあった。頭の中がとろんとするような不思議な感触が私を
包む。久遠も同じ気持ちなのだろうか。
「・・胸、触ります」
私は一度久遠に確認してから、そっと服の中に手を入れて指を這わせた。
「ん・・・」
久遠の口から小さく漏れる声、自分がこの声を出させたと思うとたまらない。
「久遠、約束どおり下着は付けてきませんでしたね」
私は指を休めることをせず、久遠にそっと耳元で囁いた。
そう私は今日の日のために昨日勝ったジャンケンの分のお願いを取っておいたのだ。
今日勝った分で外で性交をするお願い、そして昨日の分のお願いで今日下着をつけてこない
ようにしてもらった。そのほうが行為に徹しやすいと思ったからだ。
「ふぁ・・だって・・お願いされてますし、んっ・・何よりも琴葉のためだから・・」
甘い声を出しながら久遠は私にそう言った。この人は私の喜ぶ言葉ばかり言ってくれる。
「ありがとうございます・・じゃあお詫びに、今日はたくさん気持ちよくなってください」
そういうと私は、久遠の乳房に咲いた桜色の突起を少し軽めに指先で転がす。
「んん・・・!琴葉・・・ぴりぴりする・・」
「でも・・気持ち良いでしょう?」
「え・・えぇ・・・はぅん・・!」
更に久遠の声が張り詰めたように響く。
私は気を良くして、左手の指を乳房全体を刺激させながら、右手の指で上半身全体を愛撫して
行く。
- 322 :いじわる(琴葉×久遠)・百合
:2006/01/07(土) 19:46:11 ID:9imBM4AO
「あ・・・琴葉ぁ・・気持ち良いですわ・・・」
「ふふ・・屋外なのに久遠はいやらしいですね」
「そ、そんなこと・・言わないで・・ぇ・・」
「久遠はここも好きでしたよね?」
私は少し笑みを浮かべながら、久遠のわき腹付近を微妙なタッチで弄んだ。指の先端で
上下に擦ったり円を描いたりすると、久遠の体は軽く震え始める。
「だめぇ・・・琴葉・・私そこは・・・弱いんですのぉ・・」
「でも・・気持ち良いでしょう?」
「んっ!・・それは・・・」
「ではそろそろ・・」
私はそうつぶやいた後、わき腹を弄っていた右手を久遠のスカートの下へと移した。
下着をつけていないため、ダイレクトに久遠の秘所へと到達した。
「あぁ・・!琴葉・・そこはぁぁ・・」
思わず久遠は股を挟んだ。挟まれたために股の間に私の指は挟まってしまう。
「ふふ・・恥ずかしいですか?」
挟まれたまま、私は指に少し力を入れて、そのまま久遠の秘所を弄ぶ。
「きゃう・・!だって・・・外ですわよ・・?」
久遠は顔を赤らめながらぼそぼそとつぶやく。この顔を他の生徒会メンバーが見たら
どんな顔をするだろう。その光景を少しだけ想像すると、私は思わず頬を緩めてしまう。
「そんな外で、久遠のここはすごいことになってますけど?」
そう言って久遠の秘所に一指し指を軽く入れる。秘所付近で指を挟まれているため、
あっさりと秘所へと指を入れることができる。
- 323 :いじわる(琴葉×久遠)・百合
:2006/01/07(土) 19:46:58 ID:9imBM4AO
- 「はぁぁぁ!」
思わず声を高く上げる久遠。すると同時に股が軽く開いた。秘所からは
足をつたうようにトロトロと恥液が流れる。
「そんな大きな声を出すと他の人に見つかっちゃいますよ?」
私は悪戯をする子供のような言い回しで久遠の秘所を一指し指で弄ぶ。
「ふぅぅ・・・だってぇ・・すご・・すぎ・・」
「もう一本入れますね?」
私はニヤリと笑うと、次に中指を秘所へと挿入させる。
「くっ・・はぁ・・んん・・・!」
突然の強い刺激に詰まるような声を出す久遠。通行人に気づかれないように
声を押し殺しているようにも見える。
「かわいいですよ久遠・・」
そのまま私は二本の指の先を折り曲げるようにしながら刺激を与える。
「はっ・・はっ・・あ・・んん・・!」
「そろそろ・・達しそう・・ですね」
私は久遠の限界を感じ取り、伸ばしたり折り曲げるようにしていた指の動きに、更に軽い
回転運動を追加した。
「あっ・・だめ・・これ以上は・・・き・・きちゃうぅ・・!」
「良いですよ久遠・・さぁ・・!」
私は更に刺激を加えるために、指の運動にぐっと力を入れる。それが久遠の
限界の引き金となった。
「だめ・・もう、イっちゃいます・・わ・・あっ・・んんんんんん・・・!!」
周りに聞こえてもおかしくな嬌声を上げ、絶頂へ達した久遠は、そのまま倒れこむように
私の方へ体を預けた。
- 324 :いじわる(琴葉×久遠)・百合
:2006/01/07(土) 19:48:48 ID:9imBM4AO
- 「はぁ・・はぁ・・・」
「すいません久遠・・少々やりすぎましたか・・?」
「・・ひどいですわ・・はぁ・・琴葉」
「すいません・・」
私は少し反省した。少々手荒だった感じもしたからだ。
「琴葉、私に悪いことをしたと思っているのなら・・」
久遠は私の耳元に顔を近づけて呟いた。
「キス・・してほしいですわ」
「え?」
私は少し驚いて久遠の顔を見た。熱があるのかと思うくらい顔が赤い。
「琴葉、してくれるんですの?してくれないんですの?」
恥ずかしさを隠すためか、久遠は少し顔を膨らませて私を少しにらみつける。
「ふふ・・すいません」
私は思わず顔をほころばせ、そのまま久遠と口付けを交わした。
例え秘密主義な隠密の立場でも、久遠の事を好きな気持ちは隠せそうになかった。