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191 :実習生×小百合 :2005/12/28(水) 20:27:52 ID:9oEpoKf4
「おぉっ?このラーメン、意外とおいしいっ!」
部屋に買い置きされていたカップラーメンを一口すすり、実習生と机を挟んで座るれいんが
驚きの声をあげた。
彼女の持つ容器の蓋には、デフォルメされたイカと、「イカスミ味」の5文字が大きく
プリントされている―――実習生との行為の後、二度目のシャワーを浴び終えたれいんが
とる遅めの夕食は、なかなかにインパクトある一品だった。
「まぁ、スープが真っ黒ってのは、ちょっと引くけど―――あれ?先生、食べないの?」
「・・・6回もやっちまった・・・しかも生徒相手に・・・」
れいんの声がその耳に届いていないのか、実習生はうなだれるように俯き、ぶつぶつと
独り言を呟いていた。
「先生?」
「しかも、ほとんど中出しって・・・完全にキチ○イじゃねーか・・・」
「女子校」という特殊な環境の中、無意識に溜め込んでいた性的欲求―――童貞ゆえの
暴走もあったとはいえ、その全てを生徒の肉体へと吐き出してしまった実習生。今、彼の頭の中にあるのは、軽はずみな行動をとった自分に対する悔恨の念だけだった。

―――教師として・・・っつか、人間的にヤバイだろ、俺っ!!明日っから、どの面下げて
学校行きゃいいんだぁっ!!―――

「・・・先生ってば?―――先生っ!!」
「はっ、はいぃっ!!何でしょうっ!?」
その唐突なれいんの大声に、頭を抱えていた実習生はビクリとしながら答えた。
「・・・後悔、してるんだ・・・」
「いっ!?」
図星をつかれたこと、そして途端に悲しげな表情になったれいんに、実習生が思いきり戸惑う。
「あたし、初めてだったのに・・・」

―――う・・・―――

「痛くても、一生懸命、我慢したのに・・・」

―――ううっ・・・!―――

「『先生が言うから』、口でだってしたのにっ!!」

―――うううううっ・・・!!―――

耳に痛い言葉で、実習生が連打される。


192 :実習生×小百合 :2005/12/28(水) 20:29:06 ID:9oEpoKf4
「なのに・・・そんな風に思ってるなんて、ひどいよ・・・」
そこまで言うと、れいんはその瞳からポロポロと涙をこぼし始めた。
「わあっ、違うっ!違うって!!そんなこと思ってないからっ!!」
手を大きく振りながら、実習生が力の限り否定する。
「・・・ホント?」
「うんっ!!うんっ!!」
「そっ、よかった!」
そんな必死に頷く実習生を見て、あっさりと元の笑顔を取り戻すれいん。そして何事も無かったかのように再びラーメンをすすり始めた彼女を見て、実習生は思わずこけそうになってしまった。

―――嘘泣きかよっ!!―――

何度もこの手で騙されたわりに、全く成長の跡が見られない―――そんな自分自身に、実習生は辟易した。

―――ったく・・・でも後悔なんて、確かに失礼だよな。れいんにとっても、さっきのが
初体験だったわけだし―――

よほど空腹だったのか、せわしなく箸を動かすれいん。色々と考えながらも、そんな彼女を
見つめる実習生の顔には、いつしか穏やかな笑みが生まれていた。
「ねぇ、先生」
「ん?」
「さっきのことだけど―――何処がいい?」
ふいに箸を止め、れいんが実習生に聞いた。
「え?何が?」
「もぉっ、『色んなとこでしよう』って言ったの、先生じゃない!」
「―――・・・あっ!!」

―――そうだっ!俺、なんつうことを・・・!!―――

行為の最中、自ら放った言葉を思い出し、実習生は血の気を失った。
「やっぱり、教師と生徒らしく学校?それとも公園とか?あー、でも外だと誰かに見られ
ちゃうかなあ・・・」
困ったような笑顔で、色々な妄想をふくらませ始めるれいん。今、彼女が口にした場所に、実習生は自分の考えが見透かされていたような気分になった。
「あっ、あのな、れいん・・・そのことなんだけど―――ひえっ!!」
実習生が、それは単なる「勢い」であったことを伝えようとしたとき、タイミング悪く
部屋のインターホンが鳴った。

―――わわわっ、ここここんなとこ誰かに見られたら、絶対、誤解されるっ!!・・・ん?
けど別に誤解ってわけでも・・・って、んなこたぁどうでもいいっ!!―――



193 :実習生×小百合 :2005/12/28(水) 20:30:59 ID:9oEpoKf4
突然の来訪者によって、実習生の頭は完全に混乱していた。部屋に明かりをつけている以上、
居留守を使うことは出来ないため、とりあえず彼は“きょとん”とした表情のれいんに
「奥の部屋へ」というジェスチャーを送り、その後、努めて冷静に入り口へと向かった。
「はっ、はひぃ、どなたですかぁ?」
情けなくも裏返った声で返事をし、なるべく部屋の中を見られないよう、実習生がほんの
僅かだけドアを開く。
「―――夜分に申し訳ない、先生」
「あっ、れ・・・飛田?」
ドアの隙間から外を覗いた実習生。その目に入ったのは、見慣れた顔―――教え子である、
飛田小百合の右半身だった。

Lust for students 〜Sayuri〜

「はっ、ははっ、どうした、こんな時間に・・・?」
あからさまな作り笑いをし、実習生は今よりも少しだけ大きくドアを開いた。
「実は、れいんがまだ寮に戻っていないのですが・・・」

―――やっぱり、それかっ!!・・・けど、まさか「ここにいる」なんて、口が裂けても
言えないし・・・―――

「あっれー、小百合?」
「げっ!!?」
いかにこの場を切り抜けるか―――実習生がその答えを出し終える前に、彼の後方から
わざとらしさを伴った声が響く。実習生が振り返ると、れいんは立ち上がりもせず、その
場でのんきにラーメンを食べ続けていた。
「れいん!やはりここに―――」
大方の予想がついていたとはいえ、小百合の表情に隠しきれない動揺が浮かぶ。
「先生、お邪魔します・・・!」
「あっ、おいっ!?」
小百合は勝手にドアを開くと、彼女以上に動揺している実習生の脇をするりと抜け、れいんの横へと
つかつか進み寄った。
「・・・ここで何をしている?」
普段どおりの静かな口調ではあるが、その中に様々な思いが込められた声で小百合が問う。
「何って、ラーメン食べてんの」
「真面目に答えろ、れいん・・・!」
小百合には一瞥もくれず、残り少なくなったラーメンをすするれいん。そんな彼女に小百合の
語気が強まった。
「―――うるさいなぁ、もう!わかんないっ!?セックスっ!!先生とセックスしてたのっ!!」
「な―――」
れいんの口から発せられた言葉に、一瞬、小百合の思考と身体が麻痺させられる。手に
持っていた木刀を力無く落とし、小百合は頭を打ち据えられたような衝撃に呆然とした。
「ちょっ・・・!れいん!!」
「え・・・?」
「あっ、いや・・・!」
実習生の慌てぶりと、彼がつい口にした、「角元」ではなく「れいん」という呼び方に、
小百合は今告げられた言葉が事実であることを悟った。そんな二人を尻目に、れいんは
のんびりと残りのスープを飲み干し、満足げにカップを机の上へと戻した。
「いやあ、凄かったなー、先生!もう野獣、オオカミ、ケダモノー!!って感じ?まぁ、
それぐらい気持ち良かったってことかなー?」
「おいおいおいっ!!」
勝ち誇ったように言うれいんに、実習生は寿命の縮まる思いがした。
「だって、ホントのことでしょ?」
「いや、そうなんだけど・・・って、馬鹿っ!そんなこと言ってるんじゃない!!」
そんな二人のやり取りの中、小百合の意識は徐々にその機能を回復させ始めていた。
そしてそれに伴い、ある感情が彼女の心に湧き上がる。


194 :実習生×小百合 :2005/12/28(水) 20:32:26 ID:9oEpoKf4
「・・・れいん」
「何、小百合?」
返事をするれいんが持つ、その挑発的な目を見た瞬間、小百合の頭の線がぷつりと切れ
―――一時の間をおき、彼女の平手がれいんの頬に飛んだ。
「―――った・・・!何すんのっ!?」
「れいんっ・・・お前はっ・・・」
荒い息を吐きながら、怒りのこもった瞳でれいんを見下ろす小百合。しかし、れいんも
それに負けてはいなかった。
「悔しいのっ!?先に抜け駆けしたくせにっ!!」
「うっ・・・」
激しい声で、れいんが胸に秘めていた本音を口にする。そして、それが事実であるだけに、
小百合はあっさりと言葉に詰まってしまった。
「あたしも先生が好きだってこと、知ってたくせに・・・これで分かったっ!?あたしが
あの時、どんな気持ちだったかっ!!」
「・・・く・・・っ」
「なぁ、ちょっと落ち着けって・・・!」
彼女達の間に割って入り、実習生が何とかこの場を収めようとする。しかし、れいんは
止まるどころか、さらに衝撃的な言葉を小百合へと向けた。
「小百合、知ってる?先生、好きな人がいるんだって・・・でも、それでも先生、あたしと
セックスしてくれた・・・これからもしてくれるって、先生、言ってくれた!!」
「れいんっ!やめろって!!」
「あたしの方が、先生の近くにいる・・・一番じゃなくても、小百合より、ずっと近くにいるっ!!
あたし、負けない!小百合みたいな卑怯者になんか、絶対負けないっ!!」
心の内にあったものを一気に吐き出し終え、れいんは肩で息をしながら小百合を睨みつけた。
「ひ、きょう・・・わたし、が・・・」
小百合は朦朧としながら、れいんの視線に気おされるように後ずさった。その足は酔ったようにおぼつかず
危なげである。
「おっ、おい・・・飛田?」
よろよろとした小百合に、心配そうに歩み寄る実習生。しかし―――
「―――っ!」
自分を見つめる実習生を目にした途端、小百合は顔を伏せるように下へ向け、ドアの方へと
駆け出した。
「おい、飛田っ!!」
「先生っ!!」
急いで小百合を追おうとした実習生だったが、れいんの大声に、一瞬、その身体が動きを止める。
その間にも小百合は入り口から飛び出し、実習生の視界から完全にその姿を消してしまっていた。
「どこ行くのっ!?」
「どこって・・・飛田のこと追いかけないと!」
「なんでっ!?」
立ち上がったれいんが、実習生に走り寄る。
「なんっ・・・心配だからに決まってるだろっ!!」
くってかかるような彼女に、実習生は思わず怒鳴りつけてしまった。その突然の剣幕に、
れいんが愕然とした表情になる。


195 :実習生×小百合 :2005/12/28(水) 20:33:24 ID:9oEpoKf4
「・・・やっぱり・・・あたしより、小百合の方が好きなんだ・・・」
「れいん・・・」
「あっ、あたしが・・・子供みたいだから・・・?胸が小さいからっ・・・?ねぇ・・・
もしかして・・・先生の好きな人って・・・小百合なの・・・?」
「れいん、違う・・・そうじゃない」
次々とこぼれる涙を両手で拭うれいん。そんな彼女を、実習生は優しく抱きしめた。
「こんな俺だけどさ、一応は教師だから・・・だから飛田のこと、このまま放っとけない。
俺が原因だったら、尚更だ・・・」
「せんせぇ・・・」
「ごめんな」
れいんの頭を撫でてから、実習生はゆっくりと彼女を放した。そして小百合の落とした
木刀を拾いあげ、開け放されたままのドアへと走り出す。
「せんせえぇ・・・」
その場に立ち尽くし、れいんがすがりつくような声をあげた。そんな彼女に後ろ髪を
ひかれながらも、実習生は小百合を追うべく、その部屋を後にした―――。

「はぁっ・・・はぁっ・・・」
街灯もまばらな道を、小百合はひたすら走っていた。目的地は無い。ただ、あの二人―――
自分を卑怯者と罵る親友、そして、そんな言葉を向けられた自分を、これ以上見てほしくない
相手から、少しでも離れたかったがために、小百合は走っていた。

―――足が・・・重い・・・呼吸も・・・何故・・・この程度で・・・―――

普段とは違う身体の調子を、はっきりとしない頭で考える小百合。その答えが精神的なものに
あることくらいは、彼女にも分かっている。だが、「何でもいい、別のこと」を考えてさえ
いれば、その時だけでも自分は楽になれる―――小百合はそう思い、また、それを信じようと
していた。

「―――あっ!!・・・あぅっ!!」
しかし、意識が明後日の方を向いたままでは、まともに走り続けられるはずもなく―――ついに
小百合は自分の足にけつまづき、その身を派手に転倒させてしまった。
「うっ・・・あ、メガネ・・・メガネ・・・」
その拍子に、小百合は案の定、掛けていたメガネを見失った。いつもの如く四つん這いになり、
手探りでそれを探すものの、そう簡単には見つからないのが彼女の常である。
「メガネ・・・メガネ・・・」

―――メガネがないと・・・何も見えない・・・―――

突然に視界を失うことは、どんな人間にとっても大きな不安となる。無論、小百合も
その例外ではない。だが、このときばかりは、それも少し違っていた。

―――でも・・・それでいいのかもしれない・・・何も見えなければ・・・れいんも・・・
先生も・・・そうすれば、もう・・・―――

「―――飛田っ!!」
「・・・?せん・・・せい・・・?」
そんな暗い考えに沈みそうになった小百合を引き戻したのは、彼女の名を呼ぶ実習生の声だった。
「やっ・・・やっと・・・はぁ・・・追いついた・・・はぁ・・・しっ、死にそう、だ・・・」
「先生・・・私を追って・・・?」
「こ、こんな・・・全力疾走で・・・はぁ・・・コンビニ行く馬鹿が・・・はぁ・・・
いるか・・・?」
実習生は小百合の傍に落ちていたメガネを拾い上げ、そっと彼女の顔へとそれを掛け直した。


196 :実習生×小百合 :2005/12/28(水) 20:34:56 ID:9oEpoKf4
「あ・・・」
途端に視界を取り戻した小百合が見たものは、汗だくになりながらも、いつもと変わらぬ
笑顔を向ける実習生の姿だった。
「・・・大丈夫か?」
「・・・先生・・・」
その優しい声を聞いた瞬間、小百合は全身の筋肉が弛緩するのを感じ、倒れるように実習生の
胸へ飛び込んだ。
「せん・・・せい・・・っ、せんせいっ・・・!」
「ごめんな、俺のせいで・・・ほんとにごめん」
その胸で静かに嗚咽をあげる小百合を、壊れ物のように包む実習生。今の彼に出来るのは、
そんな彼女の頭をあやすように撫でることだけだった―――。

「れいんの言うとおりです・・・私は、卑怯でした」
「・・・」
波の音が静かに響く中、実習生に連れられてきた県民公園のベンチで、小百合は抑揚の
ない声で語りだした。
「怖かった・・・れいんも先生のことが好きだと、そう感じたときから・・・」
膝の上に置いた手を、小百合はきゅっと握り締めた。
「れいんは私と違って明るいし、素直で、自分にも正直で・・・もし先生がどちらかを
選ぶとしたら、それはきっと私ではなく、れいんの方だと・・・そう考えたら・・・」
「飛田・・・」
「そう考えたら、本当に怖くなってっ・・・!初めて好きになった人が・・・別の誰かを
好きになることが・・・怖くてっ・・・」
懺悔するような面持ちで、小百合は語り続ける。
「・・・だから昨日、先生を誘ったんです。れいんより、少しでも先生に近づきたかったから・・・」
「そうか・・・」
ありのままの心情を吐露する小百合に対し、実習生は返事を返す以上のことをしなかった。
今の小百合には慰めではなく、ただその話を聞いてやることこそが必要だと感じたからである。
「・・・私は馬鹿です・・・誰かを出し抜こうとするような・・・私のような女が、
先生に好かれようなどと・・・しかも、こんな形でご迷惑まで・・・」
言葉を進めるにつれ、小百合の声は徐々に震え始め、その最後はほとんど涙声になっていた。


197 :実習生×小百合 :2005/12/28(水) 20:36:24 ID:9oEpoKf4
「本当に・・・申し訳ありません・・・」
「―――ありがと、飛田」
振り絞るように言った後、深く頭を下げて謝った小百合に対し、実習生は笑顔で礼を述べた。
「・・・え?」
「飛田の気持ち、凄く嬉しいよ。飛田とれいんが喧嘩しちまったのは悲しいけど・・・
二人が俺のこと好きになってくれたのは、ほんとに嬉しい」
「先生・・・」
「だから、迷惑なんかじゃないって・・・ほら、こんな可愛い子達から、それも同時に
好かれるなんてさ・・・俺の人生じゃ、もう二度とないだろうしな。ははっ」
そう言うと、実習生は優しく小百合の頭を撫でた。
「先生・・・っ」
真っ直ぐな、心からの感謝をもって、小百合を慰める実習生。そんな彼を見つめる小百合の瞳から、
再び涙が溢れ出す。
「・・・私っ・・・私はっ・・・先生に会えて・・・っ・・・先生を好きになれてっ、本当に・・・よかった・・・」
「うん・・・」
小百合の頬を伝う雫を、そっと実習生が拭う。無色透明―――華こそないが、とても美しく、そして澄んだ輝きを放つ。
それはまさに小百合のような色だと―――その涙を見た実習生は思った。

「―――先生、あの・・・」
しばらく無言で向かい合った後、ようやくその涙を止めた小百合が、ふいに口を開いた。
「ん、何だ?」
「その・・・れいんとのことですが・・・これからも、すっ、するというのは・・・」
「えっ!!?」
すっかり忘れていた、最重要懸案事項―――小百合の言葉によってそれを思い出した
実習生は、急に目の前が曇ったような錯覚に陥った。
「あ、いやっ、あれは―――!!」
「『それ』は、その・・・れいんだけですか・・・?」
「―――はい?」
「せっ、先生にしてもらえるのは、れいんだけなのか・・・という意味で・・・先生に
好きな方がいるのは、十分わかっているのですが・・・」
顔をこれ以上ないほどに紅潮させ、ぼそぼそと小百合は付け加えた。
「あっ、あの、それって―――」
「・・・私も先生をお慕いしていますし・・・ですから・・・私にも、れいんと同じように・・・
 その・・・『お情け』を・・・」
「ええええっ!!?」

―――ラアァッキィー!!!・・・じゃねぇだろっ!!さっき反省したばっかだろうが、俺ぁ!!―――

「あー・・・あのな、飛田。そういうのは―――」
「こっ、ここの大きさなら、自信があります・・・少なくとも、れいんよりは・・・」
小百合は断ろうとした実習生の腕を掴むと、その手のひらをいきなり自分の胸へ押し当てた。


198 :実習生×小百合 :2005/12/28(水) 20:37:49 ID:9oEpoKf4
「ひえっ!!」
その想像もしていなかった小百合の大胆な行動に、実習生が飛び上がるほど驚く。

―――でっ、でけぇっ!!こりゃ、れいんの三倍・・・もしかして、四倍いくか!!?―――

そして何より驚いたのが、小百合の胸の大きさである。さらしが巻かれているため、平たく
押し延ばされた乳房の表面積は、触れている手のひらからはみ出してしまうほどのものだった。
先立っての行為で散々揉みしだいたれいんのそれと、今、自分の手のひらを占領する感覚を、
嫌でも比べてしまう実習生。その歴然とした差からくる衝撃は鉄砲水となり、彼の一度崩れた
理性の壁を、いとも簡単に打ち砕いた。
「―――わかった」
その顔を苦しげなほどの羞恥に染めていた小百合に、至極真面目な表情をして頷く実習生。とはいえ、
それは彼の「雄としての本能」を覆い隠すための、単なるポーズでしかない。
「たしかに、れいん一人だけってのは不公平だよな。俺は教師なんだし、そういうのは良くない。
絶対良くない。死んでも良くない。うん、そうだ、そうに決まっとるっ!!」
崩れ去った理性に対する言い訳を、実習生は熱のこもった調子で述べあげた。
「先生、では・・・」
「ああ・・・じゃ、とりあえず―――ホテルにでも行くか?家にはれいんが居るし」
小百合の手を握り、それまでのシリアスモードを頭からぶっ飛ばし終えた実習生が、こともなげに言う。
「はい・・・!」
そんな実習生の目に、抑えきれない獣欲が宿っていることにも気付かず、小百合はそれまでの表情を
晴れやかなものに一変させ、喜びのこもった声で、大きく返事を返した。

「―――先生のスケコマシ、女ったらし、八方美人・・・」
その頃、部屋に残されたれいんは膝を抱え、実習生が手をつけなかったラーメンを、ぐるぐると
割り箸でかき回していた。
「あたしのこと、ちょっとは好きになってくれたと思ったのに・・・なんで・・・」
口を開く度、れいんは小百合に叩かれた頬が痛むのを感じた。

―――でも・・・結局、あたしは一番じゃないんだよね・・・先生にはもう、好きな人が―――

「―――違うっ!!」
込み上げ始めた涙と感情を振り払うかのように、れいんは叫んだ。

―――今、一番じゃないんなら、これから一番になればいいだけっ!!先生、あたしとするの
『気持ちいい』って言ってくれた・・・望みなら、いくらでもあるんだからっ!!―――

そう決意すると、れいんはすっくと立ち上がり、実習生を追いかけるべく、部屋の外へと飛び出していった―――。


199 :実習生×小百合 :2005/12/28(水) 20:41:19 ID:9oEpoKf4
「こっ、これが『らぶほてる』・・・ですか・・・」
島内一周観光の際、実習生がなんとなくその場所を覚えていた、宮神島に一件しかないラブホテル。
その中の一室に入った小百合は、ベッド脇に木刀を立てかけながら、戸惑いがちに言った。
「ああ、なんか想像してたよりも『落ち着いてる』って感じだな」
続いて部屋に入った実習生も、思ったままの感想を口にする。そして一通り辺りを見回し終えた後、
実習生が小百合へと目を向けると、彼女はこれから使うことになるであろうベッドを赤い顔で眺めていた。
そんな彼女を見た実習生の喉が、大きくごくりと鳴り―――
「・・・小百合」
「は、はいっ!あっ―――」
声を掛けられた小百合が振り向いた途端、実習生はいきなりその唇を奪った。

―――あ・・・今、名前で・・・―――

そのファーストキスが終わる直前、小百合は初めて名前で呼ばれたことに気が付いた。
「―――んっ・・・先生・・・はむっ・・・!」
口の自由になった小百合は何かを言いかけたが、それは実習生の再度の口付けによって
あっさりと遮られてしまった。実習生は小百合を抱き締め、おもむろに彼女の口内へと
舌を挿し入れる。
「はふっ、ん・・・んんっ・・・!!」
その突然の侵入に最初は驚いたものの、小百合は徐々に実習生に合わせ、普段より唾液に
濡れたその舌をゆっくりと動かしていった。
「―――っぷぁ・・・小百合・・・」
しばらく間、互いの舌を絡ませ、ひとしきり小百合の口内を愉しみ終えた実習生は、次に
彼女のシャツへ手を掛けた。
「あのっ、先生・・・!」
しかし、その腕を小百合が申し訳なさそうに押しとどめる。
「あっ、あれっ?」
「その前に、身を清めたいのですが・・・先ほど、あ、汗をかいてしまったので・・・」
「いやっ、大丈夫だから!どうせこれから滅茶苦茶かくしっ!!あ、とりあえず座ろうかっ?
 なっ!?」
しつこくもシャツを捲り上げようとする実習生に、小百合は必死で抵抗した。しかし、
今すぐにでも行為に及びたい実習生は、やや強引に彼女をベッドへと促す。
「せっ、先生・・・!」
「いいからいいから!・・・そらっ!!」
「あっ・・・!」
「―――しょっ、と。あ、さらし巻いてるって、ほんとだったんだ」
小百合が腰掛けるやいなや、実習生は小百合のシャツを一気に脱がせ、その視線を白い布の
巻かれた胸へと向けた。
「なぁ・・・これ、どうやってほどくんだ?」
ようやく観念したものの、それだけで顔から火を噴きそうな小百合に実習生が問いかける。
「・・・うっ、後に・・・留め金が・・・」
ずれた眼鏡を直しつつ、小百合は蚊の鳴くような小声でそれに答えた。
「留め金?えーっと・・・これか?」
小百合の背中へと回された実習生の指に、ひやりとした感触のものが触れる。そして彼が
それを上へと引き抜いた瞬間―――
「―――うおおっ!!!すっ、すげ・・・!!」
それまでさらしに圧迫されていた乳房が、たぷん、と小さな音を立ててこぼれ落ちた。


200 :実習生×小百合 :2005/12/28(水) 20:42:10 ID:9oEpoKf4
「なっ、なんじゃこりゃあ・・・」
実習生は目の前に現れた巨大なものに圧倒され、ただあんぐりと口を開いた。
「あ、ぅ・・・!」
しかし、それを奇異の目で見られたと勘違いした小百合は、慌てて胸を両腕で隠そうとする―――
が、それよりも一瞬早く、彼女の両胸は実習生の手によって、しっかりと掴み取られていた。
「っひあ・・・!」
「すげえ・・・なんだよ、これ・・・反則だろ、こんなもん・・・!」
訳の分からない文句を鼻息荒く呟きながら、実習生は手の中にある軟体物質を揉みだした。
勿論、それだけでは満足できるはずもなく、彼は手で両乳房を突き出すような形にし、その
左右の先にある突起を、舌でかわるがわる賞味し始める。
「せっ、せん・・・あうぅっ!!く・・・っ」
「はぁっ、はぁ・・・くそおぉっ、味まですげぇよ、この乳はっ・・・!小百合っ!!」
「はっ、はいっ・・・!!」
初めての感覚に身を強張らせていた小百合は、実習生の大声に、びくりと肩を震わせた。
「これっ!!この乳っ!!『俺専用』にするぞっ!!!」
「・・・はっ?」
「俺だけのもんにするってことだよっ!!わかったなっ!!?」
完全に暴走を始めた実習生は、あっけにとられる小百合に一方的に宣言し、大きく開いた
口で彼女の左胸に吸い付いた。
「ひんっ!!・・・ぅあっ・・・は・・・あふっ!!」
実習生は小百合を押し倒し、その口内にある乳首を舌で激しく愛撫し始める。舌の先で
つつかれ、舌の腹で擦られたそれは、簡単に自身の硬度を高まらせていった。
「・・・ははっ・・・じゃ、次はこっちだな」
「―――んあぅっ!!」
小百合の左胸を解放し、つんと尖った乳首を指で摘み上げながら、実習生はもう片方の胸を
同じように攻め始める。
「うっ・・・くううぅっ、やっ、は・・・!!」
「・・・よし、オッケー!」
こうして両方の乳首を同じ硬さにすると、実習生はそれら二つを擦り合わせ、伸ばした舌で
小百合に見せ付けるように味わいだした。
「うわっ、うま・・・!二つ合わせると、美味さも倍だなっ!!」
「はぅっ・・・!せっ、ん・・・先生っ!・・・もう胸は・・・堪忍、してっ・・・もらえませんっ・・・か・・・っ?」
「・・・ん?ああ、ごめんごめん」
必死に搾り出した小百合の声に、彼女の両乳首を吸いたてていた実習生は、気が付いたように顔を上げた。
それを見て、ようやく小百合がほっ、と息を吐く。
「下もして欲しいんだろ?わかってるって!!」
「えっ!?いや、あの・・・!」
いそいそと自分のズボンを脱がそうとする実習生に、小百合は慌てて否定しようとする。
しかし、その言葉が今の実習生に届くはずもなく、彼女はあっさり、下着と靴下だけの
あられもない格好にされてしまった。


201 :実習生×小百合 :2005/12/28(水) 20:43:55 ID:9oEpoKf4
「おっ、結構、可愛いの履いてるんだな」
小百合の両膝を抱え、その足を観音開きにすると、実習生はじっくり彼女の履く花柄模様の
パンツを鑑賞した。
「うっ・・・」
手で顔を覆い、きつく目を閉じることで、自分へと向けられた視線に耐えようとする小百合。
そんな彼女に悪戯心を刺激された実習生は、再び舌を伸ばし、更なる攻撃を開始した。
「―――ひっ、な・・・っ!!」
突然、自分の股間に刺激を感じた小百合が驚いて目を開けると、そこには下着を横へと
ずらし、秘部を直接舐めあげる実習生の姿があった。
「な、な・・・っ!・・・ひゃっ!!・・・あふっ!!」
困惑しながらも嬌声をあげる小百合を見ながら、実習生はその舌をいやらしく動かし、
彼女の割れ目を思うさま堪能する。
「ふあっ、く・・・せんせいっ!そこは・・・そこだけは、どうか・・・あっ、駄目・・・っ!」
その最中、クリトリスを転がされる度に、小百合がその身体を大きく震わせる。秘部全体を
舐め上げる中、それがとてもおもしろく見える実習生は、何度もそこへと舌を運び、彼女の反応を
存分に楽しんだ。
「はっ・・・はぁっ・・・もっ、う・・・堪忍・・・して・・・ください・・・」
繰り返し押し寄せる快感に、小百合が切なげに息を漏らす。
「・・・小百合」
その姿を見て、実習生も遊び心の潮時を悟ったのか、ついに彼は小百合の「最後の砦」を
引きずり下ろし、彼女をほぼ生まれたままの姿にさせた。

―――やっぱり、れいんのとはちょっと違う・・・挿れたときの感触も違うんだろうなぁ―――

不埒なことを考えつつ、生え揃った恥毛の下にある小百合の花弁を、ぱっくりと押し拡げる実習生。
彼は小百合の中をまじまじと観察し、湧き出していた愛液を、すくうように舐め取った。
「あひ・・・っ!!もう・・・そこはぁ・・・っ!!」
「大丈夫、これで最後だから―――」

少しだけ冷静さを取り戻した実習生は、小百合に優しく笑いかけると、その下に履いていたものを
全て脱ぎ捨てた。
「それじゃ、貰うぞ?小百合の初めて・・・」
「―――は、い・・・」
少しだけ震えてしまった声と共に、小百合が頷いた。実習生もそれに頷き返し、先走り汁を湛えた
亀頭を彼女の割れ目へと押し付ける。
「痛いだろうけど、我慢してくれよ?―――そらっ・・・!」
掛け声と共に、実習生はゆっくりとその腰を進めだし、徐々にそのペニスを小百合の中へと
埋没させていった。
「うあっ、ぐ・・・!?」
異物が自分の腹を裂く激痛に、小百合が悲鳴をあげる。そんな彼女を見る実習生は、多少
申し訳ない気持ちになったが、それ以上に彼は、ペニスから伝わる肉を押し拡げる感触、
そして小百合の処女を奪っているという征服感がもたらす快感に酔いしれていた。


202 :実習生×小百合 :2005/12/28(水) 20:49:14 ID:9oEpoKf4
「うおっ・・・気持ちいい・・・!これが・・・小百合のバージンかぁ・・・っ」
「ふっ、う・・・!!ふぅっ・・・!ぐ、い・・・っ!!」
「もうすぐっ・・・もうすぐ全部・・・っ・・・入ったあっ!!」
処女膜による抵抗がなくなった途端、実習生は一気にその腰を小百合へと叩きつけた。
「ひっ、いぎいいぃ―――っ!!!」
脳天まで裂かれたような錯覚にとらわれ、小百合の身体が限界までのけぞる。しかし
それさえ意に介していないかのように、実習生は早くもピストン運動を開始した。
「ごめんな、小百合っ、でもっ、すぐにっ、良くなるからっ!!」
「うっ、く・・・は・・・はい・・・っ!!」
文字通り身を裂くような痛みに、小百合は目じりに涙を滲ませながら耐える。そんな
彼女に愛しさをおぼえた実習生は、さらに抜き差しのペースをアップさせ、時折、
その膣内を掻き回すように腰を回転させた。
「あぐっ、ひっ、ひぃっ・・・!!」
「さっ、小百合の中っ、気持ちいいっ!!最高だぁっ―――!!」
ベッドをギシギシと揺らす豪快な律動によって、小百合の胸が上下に激しく揺れる。
実習生は再びそれを口内で犯したい衝動に駆られたが、この体位と二人の身長差では
それも叶わないため、彼は仕方なくそれを視姦するだけにとどめた。
「―――ひいっ、ひっ、ひぅ・・・っ!!―――あっ・・・!?」
しばらくの後、実習生の肩を掴み、リズミカルに動く腰にその足を絡ませていた小百合は、
痛みの中に生まれた甘い疼きを微かに感じとった。
「はっ、く・・・ぅ・・・んふっ・・・あっ、ん・・・っ!!」
「小百合っ、小百合も気持ちいいかっ!?感じてるんだなっ!?」
興奮しきった実習生が、小百合の両胸を下側から搾るように揉み始める。同時に実習生は
その身体をさらに前のめりに倒し、小百合への発射体制を整えた。
「ひっ、はぐっ・・・せっ、んせっ、わっ、たしっ・・・変・・・ですっ・・・ぅんっ・・・!!」
「絶頂」という未知の感覚に怯えるように、小百合が実習生の首にしがみつく。それをきっかけとして、
実習生は猛然とラストスパートに入った。
「やっ、あっ!せんっ、ひっ、もっとっ、ゆっくり・・・っ!!」
「無理っ、無理だってっ、うあぁっ、あっ、出そっ、小百合っ、出るっ、出るっ―――おあぁっ!!」
「あひっ!!」
雄叫びをあげながら、その亀頭で小百合の子宮口を押し拡げると、実習生は何の遠慮もなく、
その場に精子を撒き散らし始めた。
「はぁっ、はぁっ・・・!!」
「あ・・・え・・・?」
咄嗟に今の状況が判断できず、小百合はぽかんとした。しかし一瞬の間をおいて、実習生の顔に
浮かぶ満ち足りたような表情、そして大きく脈動するペニスの感触により、ようやく彼女は
膣内射精されていることに気が付いた。
「せっ、せん、せい・・・あっ・・・うあ、ぁ・・・あっ、うあぁぁ―――っ!!」
愛する者の子種をその身に受けているという事実、加えて、未だに胎内で爆ぜ続けているものが
もたらす快感により、ついに小百合は絶頂へと昇りつめた。
「・・・はぁっ・・・はっ・・・先生・・・」
「はぁっ・・・小百合・・・」
その余韻を楽しむように唇を重ね、しばらくの間、二人はついばむようなキスで互いを求めあった―――。