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903 :名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/27(日) 05:27:09 ID:5jNkIriw
放課後、これから生徒会の会議が始まる。
「クシュン!!」
「どうした香?、風邪でもひいたのか?」
奈々穂が心配そうに聞いてくる。
「だ、大丈夫ですっ!!」
自分に言い聞かせるように語気を強める香。
「・・そ、そうか・・ならいいんだが・・」
見るからに赤い顔をしている香に困ったように視線を送る。
「あまり、無理するな・・」

そういえば今朝から体がだるいし、頭も痛い。
しかし・・
病は気からだと信じて疑わない香は、そんなことは気合でなんとかなる
今の自分は気合が足りないのだ、と本気で思うのだった。

会議中なのに、目の前の資料がぼやけてきた。
(集中、集中するのよ香っ!!」
話をしている副会長の声がだんだん、遠くに聞こえてくる。
(あれ?な、何これ・・・)
誰かが自分の名を呼んでる気がするのだが
音がもう聞き取れない。
目の前が暗くなって、意識が途切れた。



904 :名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/27(日) 05:28:39 ID:5jNkIriw
意識が戻ってきて、思わず跳ね起きた。
「こ、ここは??」
カーテンの隙間から覗く景色は、すっかり日が暮れて暗くなっている。
(・・帰らなくちゃ)
新聞配達、弟たちの夕飯の仕度、思考と責任感が一気に押し寄せてきて
焦りにも似た感情が、香を支配する。

立ち上がりかけた香を制するように声がする
「・・いずみさん」
「か、会長!?」
(何でこんなところに奏さまが!?)

「無理してはダメ」
「で、でも・・」
「いずみさんはおせっかいは嫌い?」
「・・・そ、そんなこと・・」
今頃生徒会のみんなが自分の代わりにあれこれ動いてくれてるのだろう。
あまりに不甲斐ない自分の有様に、情けなくなって香はギュッと強くシーツを掴んだ。

無理したってしかたないかもしれない・・でも・・・
やっぱり自分には横になってるヒマなんてない。
「・・・や、やっぱり私・・」
香の言葉が聞こえなかったように奏では言葉を続ける
「それに、今日いずみさんを自宅に帰しちゃうとわたくしが奈々穂に怒られちゃう」
苦笑いしながら困った顔を見せる。

会長にこんな顔をされては・・
香は観念したように横になった。
「ありがとう」奏がニッコリ笑顔をみせる。

胸の奥が熱くなって、上手く言葉がでてこない。
「・・・す、すみません・・・」
涙が溢れてきて止まらない。
「気にしなくていいのに・・」
優しく涙を拭ってくれる、奏の手がやけに気持ちがいい。

905 :名前:名無しさん@ピンキー :2005/11/27(日) 05:31:55 ID:5jNkIriw
ここにきて、自分が制服でないことに香は始めて気づいた。
奏曰く、それは自分の寝間着で、ここは奏の部屋のベットらしい。
「!!!!!!!っ!!!」
香はもう一度意識を飛ばしそうになりながら、必死に踏ん張る。
口をパクパクさせている香に、心配そうな視線を向けてくる奏。
「だ、大丈夫ですから・・」
違う意味で大丈夫でなかっただけで、体は熱は下がったようで随分楽になっている。

「薬飲まないといけないんだけど・・」
奏は何か探すようにキョロキョロしてから
少し考えるようなしぐさをする。そして何か思いついたのかパッと明るい表情になった。
水差しでグラスに水を注いで、風邪薬らしきカプセルをとりだす。
そして何故か奏は自分の口に
「?」
そのまま、奏の顔がゆっくり近づいてきて、そっと唇を重ねた。
「!!!」
口内に水が流れ込んでくる。
香が驚いた表情のままそれを嚥下すると奏は微笑をうかべた。
「いい子ね・・」
奏の優しげな表情が天使に見える。

そうだ、きっとこれは夢だ、夢なんだ・・でなきゃこんなこと・・・
夢の中なら少しぐらい甘えたっていいよね・・・

もっと彼女に触れたいという欲求が頭をもたげてきた。
きっと、風邪のせいで思考がおかしいんだ。

香は奏に手を伸ばした。




すまん、今から続き書く・・
9 :名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 01:57:13 ID:laqNuHwz
お待たせしてしまい申し訳ない・・
前スレ905の続きです。

「あら・・」
手を引かれバランスを崩した奏はベットに
「・・かなで、さま・・・・」
香は奏の胸に顔を埋めた。

たぶんずっとこうして彼女に触れたかった。
奏はその香の行動に少し驚いた表情を浮かべたが
いつものように優しい音色で囁く
「好きにしていいのよ」
そういって抱きしめてくれた。

これだけで、人生の運をすべて使い切ったにちがいない。
そんなふうにすら香は思う。

今はただ誰よりも奏を一番近くで感じたい
ただそれだけ・・・
体温が肌に伝わっていく。
心臓の鼓動が聞こえる。

香はそれ以上何をするでもなし、ただただ、ギュッとしがみついてくる。
独り占めにしたい。誰にもわたしたくないといわんばかりの
子供のようなしぐさに、奏は目を細めた。

(奏さまが欲しいんです)
(もっと、私の名前を呼んで下さい)
(私、私だけを見てください)

言葉にすることはない祈るような気持ち。
そんな香の気持ちが、痛いほど奏に伝わっていく。

「いずみさん・・・」
切なげに名前を口にすると、香を組み敷く。
そしてそのまま唇を重ねた。

10 :名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 01:59:18 ID:laqNuHwz
「・・・んぐっ・・んっ・・」
ゆっくり、ゆっくりと口内を貪るように動く舌。
どうしていいのかわからない香だったが、少しずつその舌に答えていく。

香は奏を味わいながら奏の制服を少しずつ剥いでいった。
「恥ずかしいわ・・・」
「綺麗です・・」
隠すように添えられた腕を外させると
自分の目の前で揺れる乳房。
香はその実に触れる。
「やわらかい・・」
手の中でおもしろいように形を変えていく。

「あぅ・・っ・・」
先端に触れると奏が甘い声で鳴く。
「もっと、声を聞かせて下さい・・」
舌先で転がすように先端を嬲った。
「あッ・・ん・・・」

奏の声を聞いているだけで下半身が熱い。
香はむず痒いような感覚に、堪らず身を捩る。
香のそんな様子に奏は
「恥ずかしがらなくていいのに、自然なことよ」
奏は自分の秘所に香の手を導いていった。
「あっ・・す、すごく、濡れてるっ・・」
ストレートな感想に奏は赤くなる。

「んッく!!い、いずみさんっ!!」
焦った声が聞こえてくるが、香の指はその源に吸い寄せられるように、奥へ奥へと入っていった。
「奏さまの中、すごい・・」
「あッ・・・いずみさんっ・・ちょっと・・」
奏の中がキュッキュッと香の指を求めるように締め付けてくる。
ゆっくり動かしてみると
「いっ、いやっ・・・あん・・あっ・・」
 (か、かわいすぎる・・)
「い、いずみ・・さ・・ん・・ダメっ・・」
指を動かす度、自分の上で腰を躍らせる奏。
揺れる乳房を空いた手で弄る。
くちゅくちゅと音が響く。
どんどんスピードが上がる。
奏が声にならない声を上げて果てた。
ぐったりする奏・・やりすぎたかもしれない・・かわいすぎてつい・・
引き抜いた愛液に塗れた指を、名残惜しそうに口に含んだ。

11 :名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 02:00:34 ID:laqNuHwz
奏は荒い息を整えながら
「はぁ・・はぁ・・・いずみさんも一緒に・・・」
「くちゅ・・」
自分の秘所を、香の秘所に擦り合わせた。
「ひッ!!!」
初めての感覚に腰が砕ける。
「・・・っは・・か、奏さまっ・・」
「んっく・・」
奏は何も言わず、一身腰を動かす。
「っは・・・んっ」
「か、奏さま・・・わ、私っ・・・」
「我慢しないで・・」
「あぁッ・・・」
香はまた意識を失ってしまった。


12 :名無しさん@ピンキー:2005/11/28(月) 02:06:37 ID:laqNuHwz
「ん・・・ん!?」
見慣れぬ天井、ここは?
「おはよう、いずみさん」
「!!!」
隣になぜ奏会長が・・自分はまだ夢の中なのか??
おもいきり自分を殴ってみる。
痛い・・・

よくよく思い返してみる・・
香の夢や空想(妄想)の中の奏は“香”とよんでくれるが
実際の奏はそんな呼び方で自分をよんではいない・・・
そういつも、”いずみさん”と・・・・
「!!!!!!」


「すいませんっ!!」
数々の無礼で破廉恥極まりない、自分の行為を思い出して頭が真っ白に・・
奏はクスクス笑って香を見る。
「昨日から、謝ってばかりね」
泣きそうな顔の香を抱きしめて言った
「昨日は甘えてくれて嬉しかったわ」
その時の奏の笑顔は極上だった。