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685 :名前:れいん×小百合×香 百合 :2005/11/08(火) 03:18:29 ID:LIvdIXUL

 その日の放課後、和泉香は校舎内を歩き回っていた。
 副会長の金城奈々穂に言われ、生徒会遊撃として定期的に見回りに来たのだ。
 本来なら今日は上級生である飛田小百合か、角元れいんが当番なのだが、
この日二人とも生徒会会議にも来ず、香に白羽の矢がたったのである。
「まったく、なんで私がこんな・・・」
 ぶつくさと文句を言いながらも、落ちているゴミはゴミ箱に入れる、
残っている生徒には帰りが遅くならないよう呼びかけるなど、律儀に校舎の隅々まで調べていく。

 薄いオレンジの西日が校舎を指しはじめ、次第に校舎から生徒たちの喧騒も薄れてくる。
「ん〜・・・!今日はこんなもんかな」
 香は軽く伸びをする。だが、帰路に着こうとしたときふと思い出す。
 校舎でも離れのほうにある空き教室をまだ見ていなかった。
 そこは生徒や教員が寄り付くことはほとんどなく、香は一瞬妥協しようとも思ったが、
すぐにその考えを頭から切り捨てた。
 そういう場所だからこそ見回りをしなくてはならないのではないか。
 そう思ったときにはすでに香は歩き出していた。

686 :名前:れいん×小百合×香 百合 :2005/11/08(火) 03:18:58 ID:LIvdIXUL

「・・・・・・」
「?」
 本来なら誰もいないはずの教室。そこから人の声がすることに、香の緊張がわずかに高まる。
 単に生徒が居残っているだけかもしれないが、用心に越したことはないと、足音を殺しドアに近づく。
 どうやら二人いるらしいその声は、何かに耐え忍ぶかのようにくぐもっていた。
 ドアに張り付き、わずかに開いた隙間から中をそっと窺がう。
「ん・・・あっ・・・」
「!?」
 室内には、先ほどの会議を欠席した飛田小百合と角元れいんがいた。
 何より香が目を疑ったのは、中で行われている行為だった。
 二人は教室の中央でキスをしていたのだ。
(わわ〜!?何してるの二人とも!)
 二人は濃厚なキスを交わしている。
 何度も何度も、ついばみながら互いの唇を味わう。
「んむ・・・んん・・・ん、あ・・・あむっ・・・」
 教室に響くキスの音、唇の間から見える二つの舌。
 差し込む西日に彩られたその光景は、香にとって幻想的に見え、思わず見とれてしまう。
「ん・・・ふぅ・・・」
 どちらからともなく、離れる。舌を繋ぐ糸が、光に反射してゆらめく。
 れいんが机の上に座ると、小百合はそれが当然かのように、れいんのスカートの中に顔を埋める。
「もう、びしょびしょじゃないか」
「そ、それは小百合が・・・ん!」
 (わぁ・・・そんなことまで・・・)
 スカートが影になり様子は分からなかったが、股間から聞こえる水音が激しい舌の動きを物語っていた。
 知らずに香の息も荒くなってくる。

687 :名前:れいん×小百合×香 百合 :2005/11/08(火) 03:19:32 ID:LIvdIXUL

「や・・・小百合・・・音たてちゃ」
「こんな音を立てて・・・誰かに聞こえるかもしれないぞ」
 香はドキリとするが、気づかれてはいないらしく愛撫は続けられていた。
 確かに、このままだといずれ気づかれるかもしれない。
 もしこの場にいたことが二人にバレればただでは済まされないだろう。
 室内の光景に名残惜しさを感じつつも香はその場をあとにしようと踵を返す。

 キュッ・・・

 そのとき、靴底のゴムが床に擦れ音がしてしまう。
「!?誰だっ!」
 その音を聞き逃す二人ではなかった。
 小百合の怒声と同時に、香の隠れるドアにトランプのカードが突き刺さる。
(や、やばっ・・・!)
 脱兎のごとく駆け出す香。すぐさま二人が追いかけてくる。
「待て!」
「あ!あれ香じゃん!」
 特徴的な髪型ですぐに気づかれてしまう。
「止まれ!香!」
「い、イヤです!!」
 すでに校舎にも生徒の姿はほとんどなく、必死に逃げ惑う。

688 :名前:れいん×小百合×香 百合 :2005/11/08(火) 03:20:09 ID:LIvdIXUL

「はぁ・・・はぁ・・・」
 撒いたのだろうか、追いかけてくる姿は見えない。
 息をきらして教室に逃げ込む。
「ここなら・・・大丈夫かな・・・」
 ドアを背にして廊下の様子を伺いながら、呼吸を整える。
「残念だったな」
 不意の言葉に心臓が高鳴る。同時に教壇の下から小百合が姿を現す。
 香が咄嗟に身構える。
「・・・でもこっちが入り口側にいるんですよ」
 小百合を視界に収めながらドアに手を伸ばす。
 小百合が不適な笑みをこぼす。
「だがこっちは予測済みだ・・・」
「そ、香がこの教室に、走って逃げてエスケープしてくることをね」
 突然開かれたドアから手が伸びてくる。
「れーちゃん先輩!?・・・きゃ!」
 れいんに後ろ手にされる。関節を押さえられ上手く力が入らない。
「ふっふっふ〜。あっしたちの秘密を知ったからには・・・」
「ど、どうするつもりですか!」
 香が鋭い眼光を飛ばすが、二人は涼しい笑顔のままで受け流す。
「そうだな・・・さしあたって、秘密を共有してもらおうか」

689 :名前:れいん×小百合×香 百合 :2005/11/08(火) 03:20:42 ID:LIvdIXUL

「え?・・・それってどういう・・・」
 小百合の手が香の顔に向かって伸びてくる。
 何かされると思い、瞳を閉じ歯を食いしばる。
 だが、香の予想に反し、手は頬を撫でるだけだった。
 硬く真一文字にした唇に柔らかいものが触れる。
「んっ・・・!?」
 恐る恐る目を開けると、目の前に小百合の眼鏡が写し出される。
 小百合の唇が重なっていた。
「へへ、あっしも」
 顎を掴まれ首を横に向かされると、今度はれいんとキスをする。
 唇に集中している隙に、突如膝を曲げられ尻餅をついてしまう。
「あ、あの・・・これは・・・?」
「あっしたちとエッチしてもらうよ〜」
「なっ!?」
「ああ。それなら口外することもないだろう」
 上から二人が手を開閉させながら迫ってくる。
『パヤパヤ〜』
「いや〜〜〜!!」

690 :名前:れいん×小百合×香 百合 :2005/11/08(火) 03:21:13 ID:LIvdIXUL

「や、やめてください!」
 香は激しく抵抗するが、二人がかりで羽交い絞めにされると身動きが出来ない。
 両手を小百合が、両足をれいんが取り押さえる。
「観念しろ、香」
 小百合が香の服を脱がしにかかる。
 片手でブレザーのボタンを器用に外し、シャツも脱がしていく。
 はだけたシャツから、質素な白色のブラジャーが見える。
「・・・・・・・・・」
 れいんの顔があからさまに嫌悪を示す。
 下着のフロントホックを外しシャツを広げると、小ぶりだが確かなふくらみが顔を出す。
 露出した部分が涼気にあたる。
「・・・以外に胸があるんだな」
「・・・・・・ずるい!!」
『えっ?』
 突然のれいんの声に小百合と香は同時に疑問符を投げかける。
「年下で後輩で二年生のくせにあっしより・・・あるなんて・・・」
 言ってから自分の胸と香の胸を見比べる。
 れいんの言うとおり、彼女の胸は制服の上からでも、香より控えめなことが見て取れた。

691 :名前:れいん×小百合×香 百合 :2005/11/08(火) 03:21:46 ID:LIvdIXUL

「こうしてやる!」
「あんっ!」
 突然、乳首に舌を這わせられる。
 突起をくるむように舐めまわしたかと思えば、口付けし、乳首を思い切り吸い上げる。
 香に軽い痛みと、それ以上の快感が訪れる。
 れいんは唇を離すと、今度は痛みを柔らげるように何度もキスをする。
「ん・・・んむ・・・甘くておいしいよ。かおりのおっぱい・・・」
「い、言わないでください・・・」
 熱に浮かされながら訴える。
 いつしかれいんは夢中になって香の胸をしゃぶっていた。
「ふふ・・・乳首が硬くなってきたぞ」
 小百合の言うとおり、香の胸は確かに敏感に反応し、先端を尖らせていた。
 小百合が、もう片方の胸を揉みしだく。
 その手の動きは、まるで香の性感帯を熟知しているかのように、的確に感じる部分を捉える。
「やぁ・・・こんな・・・」
 香はすぐに新たな快感に飲まれていく。
 異なるリズムの愛撫に、左右の胸が別々の存在になったような錯覚に陥り、激しく身を悶えさせる。
 捕まえられた手足から力が抜けていく。
 それを確認した二人が縛めを解くと、香が教室の床に横たわる。
「はぁ・・・はぁ・・・」
 床の冷たさが、火照った体に心地よく感じる。
 香は惚けていたが、れいんと小百合は休息を許さなかった。
 二人は足のほうに移動し、香の秘所を守る薄布にそれぞれ手を伸ばす。

692 :名前:れいん×小百合×香 百合 :2005/11/08(火) 03:23:04 ID:LIvdIXUL

「だ!?だめです・・・そこは・・・!」
 二人が同時に下着をずり下ろす。ゆっくり下ろされるパンツに粘膜が絡みついてくる。
 香の両足が開かれる。
「わぁ・・・・・・」
「・・・・・・ごくっ」
 れいんが感嘆の声を上げ、小百合が唾を飲み込む。
 さらけだされた秘部は、愛液に濡れそぼっていて、なおも新しい液体を吐き出している。
 夕日に照らされたそれは、神々しくさえ見えた。
 二人は思わず見とれてしまう。
「きれいだ・・・香の」
「香のここ・・・ぬるぬるでびしょびしょでとろとろだよ」
「や、やだ、二人ともそんなに見ないでください!」 
 足を閉じようとするが、二人の手がそれを制する。
 小百合がゆっくりと顔を近づける。
「・・・・・・ん」
 小百合の指が縦に通るスジを割り開くとそっと舌を伸ばす。
「ふぁ・・・!」
 腫れ物に触れるかのように、優しく丁寧に舌を動かす。
 自分のものだといわんばかりに大量の唾液を秘部に塗りたくる。
 れいんも股間に顔を埋め、太ももについばむようにキスをする。

693 :名前:れいん×小百合×香 百合 :2005/11/08(火) 03:23:35 ID:LIvdIXUL

 強く優しく、緩急をつけながら上半身へと上ってくる。
 腹、へそ、胸と、唇でなぞりながら顎へとたどり着く。
「香、可愛いよ・・・香」
 香の額に張り付く前髪をわけながら微笑む。
「れーちゃん・・・先輩・・・んむっ!」
 れいんが覆いかぶさり、舌が進入してくる。
 同時に小百合の舌の動きも激しくなる。
 内側のヒダにも唾液を塗り付けながら、思い切り吸い上げる。
「ん!?・・・ん!」
 二人が香を絶頂に導こうとしていた。
 香の鼻息が荒くなる。こみ上げる快感の波に耐え切れず、思い切りれいんの体を抱きしめる。
 その拍子に互いの乳首がこすれあう。
「ん、ん、ん、ん・・・・・・ん〜〜〜〜!!!」
 背中を大きく弓なりにして達する。
 体を何度も痙攣させ大量の愛液を放出させる。
「・・・・・・ぷはぁ!」
 ようやくれいんの顔が離れる。香は息も絶え絶えで、今だにれいんの体にしがみついていた。
「イっちゃったんだ・・・可愛い」
「まだまだ、これからだぞ」
「せん・・・ぱい・・・」

694 :名前:れいん×小百合×香 百合 :2005/11/08(火) 03:24:22 ID:LIvdIXUL

 すでに三人とも制服を脱ぎ捨て素肌をさらけ出していた。
 誰かに見られたら・・・という心配は三人とも持ち合わせていない。
 ただ欲望に突き動かされ、互いの体を貪るだけだった。
「んああっ!れーちゃん、せんぱぁ・・・」
「すごい熱いよ・・・香の・・・」
 れいんは自分の秘部を香のそれと擦り合わせていた。
 すでに快楽に酔いしれていた香も本能のままに腰を動かす。
「あんっ!・・・あっ・・・んぁ・・・!」
 不意に頭が軽くなる。
「あ・・・え?」
 小百合が香の髪留めを外していた。さらさらと流れるように紫の髪が広がり、落ちる。
「香は、その・・・髪を下ろしたほうが・・・可愛いと・・・思う」
「小百合先輩・・・」
 頬を赤らめ、そっぽ向きながら告白する小百合が急激に愛しくなる。
 再び振り向いた小百合を、香は笑顔で迎える。
「先輩・・・キス、してください」
「ああ、言われなくてもそのつもりだ」
 三人だけの教室。
 秘所を擦り合わせる音、互いの唇をむさぼる音、三人のあえぎ声が混ざり、淫猥な音楽を奏でていた。
 三人は同時に達し、床に川の字になって寝そべっていた。


 結局、家路に着いたのは、完全に日が暮れてからのことだった。


695 :名前:れいん×小百合×香 百合 :2005/11/08(火) 03:24:50 ID:LIvdIXUL

 翌日。
 香はいつもと違う気分で学校への道を歩いていた。
 昨日の今日ということもあったが、それ以上に気分を高揚させる試みをしてきた。
 学校に着き、自分の教室に鞄を置くと、足早に生徒会室に向かう。
 昨日別れ際に、朝一番で三人で会おうと約束をしていた。
 息を切らして扉をあけると、広い室内には一人しかいなかった。
「小百合先輩!おはようございます!」
「ああ、香おは・・・!?」
 小百合はすぐに、香の髪型がいつもと違うことに気がつく。
 長い髪を頂点で結い、ポニーテールにする特徴的な髪型ではなく、
髪はすべて下ろして整え、カチューシャをしていた。
「その・・・あんまりなれない髪形だったから変になっちゃったかもしれませんけど・・・」
 髪の毛を指先でクルクルと弄りながら言い訳をする。
「どう・・・ですか?」
 上目遣いに訪ねるその姿が愛らしくて小百合の唇が緩む。
「ああ・・・可愛いよ」
「え、えへへ・・・」
 二人して頬を染めながら笑いあう。
「あれ〜、香、髪おろしたの〜?」
 そこに遅れてきたれいんが部屋に入ってくる。
「はい!どうですか?」
 れいんがまじまじと香を見つめる。
「う〜ん、あっしは上で縦で垂直なポニーのほうが良かったけどな〜」
「え?そうなんですか・・・?」
 香は意表をつかれた言葉に少し拍子抜けする。

696 :名前:れいん×小百合×香 百合 :2005/11/08(火) 03:25:24 ID:LIvdIXUL

 そのとき、突然小百合が机を叩きつけ、勢いよく立ち上がる。
「何を言っている!髪を下ろしたほうが可愛いに決まっている!」
「い〜や!縦ポニーのほうが似合ってる!」
 広い部屋に怒声が響きあう。二人とも一歩も譲らない。
 両者に挟まれ、うろたえる香だったが、一向に冷めることのない激論に、香も業を煮やす。
「いいかげんにして下さい!二人とも!」
 白熱した室内は一瞬にして静まり返る。
「私なんかのために・・・ケンカしないでください」
 うっすら瞳に涙をためながらうつむく香を、二人は抱きしめる。
「すまない、香・・・」
「ごめんでソーリーで謝るよ、香」
 二人は香の左右の頬にキスをする。
「あ・・・」
「あっしたちはどんな髪型だろうと香のことが大好きだから」
「ああ、その通りだ」
 真っ直ぐに見つめられる。
 香がそれに答えるように、両者に口付けをする。
「ん・・・」
「あ・・・」
「私も・・・私も二人のこと、大好きです!」
 香が二人に抱きつくと、長い髪が揺れる。
 れいんと小百合は紫の髪を手櫛で梳く。
 三人は、気恥ずかしくて、うれしくてクスクスと笑っていた。
「でも、束ねてるほうが可愛いけどね」
「いや、下ろしたほうだ」
「もう・・・二人とも・・・」
 困り果てる香の顔も、満更ではなかった。
 こんなものは幸せの一つに過ぎない。
 こんなにも愛し、愛されているのだから・・・



 それはそれとして・・・・・・
 しばらく香は毎朝、髪型に頭を悩ませるのだった。


                              おわり