- 521:りの×奏(百合)
:2005/10/17(月) 23:28:17 ID:up3msNti
- パタパタと慌だしい足音が極上寮の廊下に響く。
「会長〜」
「りの、どうしたの?そんなに急いで」
「えへへ〜、会長を見つけたから」
「あら、そうなの?うれしいわ」
奏は自分の隣りに走ってきたりのの髪を撫でる。
「えへへ〜」
「会長はこれからお部屋にもどるんですか?」
「ん?そうよ、さっき仕事が終わったところなの」
「そうですか!」
「一緒に帰りましょう?」
「は〜い」
嬉しそうに返事をして、奏の後についていくりの。
「そういえば、プッチャンさんは…?」
「それが、シンディ先輩が貸して欲しいって…」
「それで、一人でいるのが寂しくて廊下まで出てたのね?」
「その通りです〜」
りのは照れたように笑うと後ろ頭をかいた。
部屋につくと、二人はソファに座った。
「りの、何か飲む?」
「いえ、いいです」
「あら、今日はどうしたの?」
いつもと違い、遠慮するりの。その明らかにおかしい態度に奏は首をかしげた。
(どうしたのかしら?)
「それより、会長…何かして欲しいこととかありませんか?」
「え?どうしたの、突然…?」
「私、その…会長に感謝してるから、、何か恩返ししたくて」
「そうなの?気にしなくていいのよ?」
いつも通り優しく微笑む奏。
「…それじゃ、私の気が済みません!」
りのはその微笑みに吸い込まれそうになるが、慌てて立ち上がり、奏に詰め寄った。
「……」
(困ったわ、りのったら、どうしちゃったのかしら…)
「会長っ!」
「えぇ…私はりのが笑っていてくれるだけでいいのよ。だから、ね?」
そうっと髪に触れながら、諭す様にりのに言う。
「でもっ…」
それでもりのはまだ納得がいかないらしい。
「……そうねぇ」
して欲しいことはたくさんあるはずだ。しかし、いざ聞かれるとすぐには浮かばない。
「………」
奏が黙ると、りのは何か思い当たったのか、小さく声をあげた。
「ぁ…」
「どうしたの、りの?」
「この前プッチャンに、どうしたら会長が喜ぶか教えてもらったんでした!」
「え…?」
「だから、私会長にしてあげますね!」
「するって…」
奏が聞くより早く、りのは奏の唇を塞ぎ、胸に手を掛ける。
「んっ……!?」
奏の声はりのの口に飲み込まれていった。
「…んんっ」
口を解放された頃には、奏には抵抗しようという気は無くなっていた。
- 525:りの×奏(百合)
:2005/10/18(火) 00:41:51 ID:P7+wueJ4
- 「会長…」
手を止め、甘えるように胸に顔を埋めるりの。
「りの…」
「私、会長にいっぱい感謝してるから」
「…」
上目遣いで奏を見つめ、りのは奏の服を脱がしとっていく。
「わ〜…」
服をすべて脱がし終えたりのは奏の体をみて、その美しさに思わず声を漏らす。
「あまりみないで…恥ずかしいわ…」
そう言って体を隠そうとするが、りのはその手を掴み、胸の突起に吸い付いた。
「んぅ…」
舌で舐めあげ、堅くなってきたことを確認すると、そこを甘噛みする。
「…んっ」
プッチャンから教わったのであろうりのの技に奏は翻弄されていた。
秘部に触れると、そこは十分過ぎるくらい湿っていた。りのは奏が感じていることがわかり、嬉しくなり指でそこを愛撫する。
りのの指は丁寧に傷がつかないように、ゆっくりとそこをなぞっていく。
指が突起に触れた途端、奏は大きく反応した。
「ひぁっ…」
「会長、ここがいいんですか?」
りのはそこを二三度擦りあげる。
「はぁっ…ぁぁ」
指が止まると、奏はその指を目で追っていた。
- 526:りの×奏(百合)
:2005/10/18(火) 00:44:28 ID:P7+wueJ4
- 目で追った指の行き先は、秘部の入口だった。
りのはそこに指を当て、一気に中に差し込んでいく。
奏によってだされた液のおかげで指はすぐに奥まで到達した。
「ハァ…ハァ…あっ」
中を掻き回す様に指を動かすと、奏の声は段々大きくなっていく。
「あ、ぁ…りのっ…ワタクシ…なんだか…」
絶頂が近いのだろう。途切れ途切れに言っている。
「……も…私っ、はぁぁ、ぁぁぁぁぁ───っ!」
りのがさらに激しく指を動かすと、奏は腰を浮かせ、そのまま崩れ落ちた。
「会長喜んでくれました?」
無邪気に笑いかけるりのに、奏は複雑な顔をしている。
(りのったら…この行為の意味わかっていないのね…でも、りのも嬉しそうだし…)
「嬉しくかったわ、りの」
「よかった〜」
「でも、他の人にはしたらダメよ?」
「え?そうなんですか?わかりましたぁ」
次の日。
「りの、どうだった?会長は喜んでくれたのか?」
「うん、嬉しいっていってくれたよ!プッチャンのおかげだね〜」
「ハハ、まあな!」
りのがプッチャンと話していると…
「おはよう、りの、プッチャンさん」
「!」
「会長!」
奏が後ろから神々しい微笑みを浮かべよってきた。
「りの…プッチャンさんにお話があるのだけれど…」
「え?そうなんですか〜、じゃあどうぞ♪」
「ちょっ、まて…り…」
断る前に腕から抜かれ、プッチャンは思考が停止する。
奏は動かなくなったプッチャンをもって、その場を後にした。
結局、奏の姿を見たのも、プッチャンがりののもとに戻ってきたのもその日の夜だった...