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462:かすが ◆S67gt4GjyM :2005/10/09(日) 22:09:39 ID:q+hwrhpD

「・・・・・・どういうことなの、これは」
 起き抜けに市川まゆらはつぶやいた。唐突に昨日のことを思い起こしてみる。
生徒会会議が終わった後みんなで寮へ帰り、食事をとり雑談に花を咲かせる。
部屋に戻って風呂からあがった後、予算の帳簿とにらめっこをしてから布団に入る。
 ・・・うん、いつも通り
 まゆらは一人うなずく。だが、昨日までの日常を覆す、決定的な何かがそこに存在した。
 もう一度パンツの中を恐る恐る覗くと、そこには女性にはあるはずのないものが鎮座していた。
落ち着きを取り戻すためまゆらは、改めてそれを確認すると大きく息を吸う。
「きゃああああああっっ!!!」
 そのまま吸った息をすべて吐き出す。すぐに認識するには、それはあまりにも現実からかけ離れていた。
まゆらの股間には・・・男性器が生えていた。
「なんなのこれは!一体!なんで・・・!」
 ベッドの上で慌てふためく。動転しすぎて口に出していることにも気づかずに、支離滅裂に喚きたてる。
ひとしきり騒いだ後、息を切らしていると、不意に時計のアラームが鳴る。
「・・・やっぱり学校に行かなきゃ・・・だめよね」
 大きくため息をつくと渋々ベッドから這い出る。


463:かすが ◆S67gt4GjyM :2005/10/09(日) 22:10:29 ID:q+hwrhpD

「はぁ・・・はぁ・・・」
 学校への道を走っているため息が荒くなる。
なんとかスカート内に収まった股間のものは、しかしパンツの中には入りきらず、
先端の部分がはみ出るかたちになっていた。
 敏感な部分がスカートの生地に擦れるたびにまゆらからうめき声が上がる。
「はぁ・・・もうだめ・・・」
 中庭の木にもたれ掛かったとき、予鈴が鳴り響く。すでに我慢は限界に達していた。
ヨロヨロとした足取りで、なんとか下駄箱までたどり着く。すでに他の生徒の姿は無かった。
まゆらは上履きに履き替え、足早に第二校舎へと向かう。

 生徒たちが授業をうけているのが第一校舎。体育や家庭科などの移動授業があるのが第二校舎である。
今のこの、HRの時間にここにいる生徒はいない。まゆらはそれを承知でここにきている。
校舎の奥まった場所にあるトイレへと駆け込むと、一番奥の個室に入りスカートを捲り上げる。
「はぁ、はぁ・・・こんなになってる・・・」
 スカートの中のものは天井に向かってそそり立っていた。
尿道口からとめどなく液体が溢れ滴り落ち、スカートの裏地と白いパンツを濡らしていた。
「どうすれば・・・いいの・・・」
 塗れそぼるピンク色の先端に触れてみる。
「んっ・・・!」
 指先で亀頭の部分を擦りあげたび、腰が跳ね上がる。
今まで感じたことの無い気持ちよさに、身悶えるまゆら。あがる嬌声はトイレの中に響いていた。
溢れる先走りの液体に、指がベトベトになる。
快楽に思考がぼやけていたまゆらは、指先に付着した液体を唇に運ぶ・・・。

464:聖奈×まゆら フタナリ :2005/10/09(日) 22:11:46 ID:q+hwrhpD

ガチャ

「え・・・・・・?」
「どうしたんですか、まゆらさん」
 突然の来訪者に戸惑う暇すらなかった。
「聖奈・・・さん・・・?」
「だめですよぉ、こういうことするときはちゃんと鍵をかけないと」
「あ、あの・・・私・・・これは・・・」
 急速に頭が冷却される。視線を、聖奈の顔と、股間のいきり立つものとを何度も往復する。
いたずらを母親に見つかった時の子供のような顔を見せ、必死に弁解しようとする。
そんなまゆらの唇に、聖奈は人差し指を立て、言葉を制する。
「すごく、苦しそう・・・」
 聖奈はひざまづいて怒張を優しく握る。
「あっ!」
「ね、場所変えませんか?ここだと、今はいいけどあんまり声上げられませんよ」
「で、でもこれから授業が・・・」
「大丈夫、欠席届は出してきたから。もちろん二人分。それに・・・」
 聖奈がペニスを握る手に力を強める。
「このままだと授業どころじゃなくなっちゃいますよ。ね?」
「・・・・・・・・・」
 収まった体の火照りが再燃したまゆらに、選択権はなかった。


465:聖奈×まゆら フタナリ :2005/10/09(日) 22:12:47 ID:q+hwrhpD

「ここは・・・?」
「ふふ。隠密専用の地下室です。生徒会でも少しの人しか知らないんですよ。さ、どうぞ」
 促されて入った部屋は薄暗く陰湿な場所だった。
聖奈が室内の明かりをつけると、部屋の中に所狭しと鎮座していた。
――性知識にさして詳しくないまゆらでも、それらが性的な調教を施すものだと理解できた。
「あの、私やっぱり授業に・・・」
「だ〜め。そんなに心配しないで大丈夫ですよ。ほとんど趣味で集めたものだから、
 使ってないものの方が多いんです」
 そういわれてまゆらは感づく。
「も、もしかして・・・これ全部予算で・・・!?」
「ぴんぽ〜ん♪」
「ぴんぽ〜ん、じゃないですよ!あ〜もう!こんなの何に使うんですか!!」
「もう、う・る・さ・い」
 聖奈がまゆらの唇をふさぐ。舌が舌を絡めとり粘膜音が室内に響く。
「んむ・・・・・・ふぅ。そんなことより楽しみましょ。まゆらさんもそのために来たんでしょ」
 言われて股間のむず痒さを思い出す。
「私にまかせてください」

「おちんちんはこうやってこするんですよ」
 聖奈に後ろから抱きしめられペニスを弄ばれる。
「こうやって優しく・・・前後に擦るんです。気持ちよくなってきたでしょう」
「ん・・・あ、くふぅ・・・ん・・・やぁ」
 耳元でささやかれながら身をくねらせるまゆらは、下半身が自分のものじゃないような錯覚に襲われる。
さらなる快感を得るため自ら腰を動かそうとするが、絶妙のタイミングで聖奈の手が離れる。
「はい、じゃあ次は自分でやってみてください」
 聖奈の手に名残惜しさを感じつつ自分の手で触ってみる。つい先ほどトイレで触れたときよりも硬く熱くなっていた。
教えられた通りに前後に動かしてみると、途端に快楽の波が押し寄せてくる。


466:聖奈×まゆら フタナリ :2005/10/09(日) 22:13:53 ID:q+hwrhpD

「そう、それがオナニーです。覚えちゃったらやめられませんよ」
 夢中でペニスを扱くまゆらの背中を見ながら、聖奈はまゆらの尻の谷間を割り開く。
中心にある窄まりを見つけると、舌を伸ばす。
「ひああああっっ!!だ、だめです!そんな・・・!」
「さっきから気になってたんです・・・」
 唾液で穴の表面を濡らすと、人差し指を挿入する。
「まゆらさんにも前立腺があるのかって」
「そんなの・・・あるわけ・・・ん!」
「でも、おちんちんビンビン・・・ふふ」
 指が肛内を引っかく。まゆらの肛門はきつく、聖奈の指が入り口で締め付けられる。
「やだ・・・痛い・・・」
「あら、そうなんですか?でも・・・おちんちんを扱く手が止まってませんよ」
 そう言われてまゆらは、無意識に手を動かしていたことに気がつく。
今のまゆらは肛門に異物を挿入される痛みでさえ、快感に置換していた。
「やぁ、なんで・・・なんでぇ」
 困惑しながらも動く手は止まらない。たまらず壁に手をつく。
「かわいい、まゆらさん。・・・たくさん出しちゃって下さいね」
 指の動きがより激しくなり、肛内で暴れる。
呼応するかのようにまゆらの手の動きも早くなる。
「やぁ、イっちゃう・・・あああああああっっ!!!」
 ペニスが何回も痙攣し、精液が地下室の無機質な壁と床に打ち付けられ、白く染めていく。
「ふふ・・・気持ちよかったですか?」
 聖奈の言葉はまゆらの耳には届いていなかった。息も絶え絶え、恍惚とした顔で射精した余韻に浸っていた。
力が抜け、崩れ落ちそうになるまゆらを、聖奈は両手で抱きかかえる。
「これからもっともっと気持ちよくなりますよ。まゆらさん」
 いつもと変わらない笑みを浮かべ、射精したばかりでまだ萎えないペニスに手を伸ばす。
半開きになっているまゆらの唇にキスをする。

467:聖奈×まゆら フタナリ :2005/10/09(日) 22:14:39 ID:q+hwrhpD


「聖奈せんぱ〜い!」
「あら、どうしたのりのちゃん?」
「まゆら先輩知ってますか?ここ最近お休みしてるみたいで・・・」
「まゆらさんなら風邪をひいて寝込んじゃってるの」
「そうなんですか?ならお見舞いに行かないと・・・」
「うつしちゃうと悪いから来ないで欲しいみたいなの。それにかなり辛そうだからそっとしておいてあげて。
 お見舞いならちゃ〜んと私が行くから。ね?」
「う〜・・・分かりました。じゃあお願いしますね聖奈先輩!」
「は〜い」

 聖奈はいつもの道を歩く。不意に後ろに人の気配を感じる。聖奈にはその気配だけで誰なのか分かった。
「・・・少し悪趣味じゃありませんか?」
「あら、まゆらさんの食事に薬を入れてくれたのは琴葉ちゃんじゃない」
 そう言われると琴葉も返す言葉がない。
確かにまゆらの食事の中に、聖奈に言われたとおり薬を入れたのは自分だ。
だが、それは「まゆらのため」と言われて混入したもので、
まさか、女性に男性器を生やすものだとは想像もつかなかった。
「一体どこであんな薬を・・・?」
「な・い・しょ」
 笑顔でかわされると琴葉は二の句が継げない。
「琴葉ちゃんもどう一緒に?可愛いわよまゆらさん」
「・・・・・・遠慮しておきます」
 残念。そう言い残して地下室へと向かう聖奈。しばらくその背中を見つめ、琴葉もその場を後にする。
(それにしても・・・珍しいな。あの人が一人の人間にここまで固執するなんて)
 聖奈の女性との遍歴は知っていた。学園の生徒を捕まえては一夜を過ごす。
それも一、二回の営みで終わり、また別の生徒に手を出すことも。

468:聖奈×まゆら フタナリ :2005/10/09(日) 22:15:44 ID:q+hwrhpD

 聖奈は地下への道を歩きながら、琴葉同様、聖奈自身も疑問に思っていた。

 なぜこうも、まゆらにこだわるのか・・・。

 今までベッドを共にした女性たちを確かに真剣に愛した。
だがそれも長くは続かず、いつも分かれるのは聖奈からだった。
 そんな自分がまゆらに対して異常なまでの執着心を示している。
この数日、まゆらと体を重ねていない日は無く、ときには授業を休んでまで地下室へと足を運んだこともあった。
 そもそも、なぜまゆらに薬を使ったのか。久遠もいた。奈々穂もいた。なぜまゆらを選んだのか。
 ・・・考えている間に地下室の扉の前に来ていた。
聖奈の頭の中は、すでにこれから行われることでいっぱいだった。
考えるのはやめよう。これからのまゆらとの行為を楽しもう。

「元気ですか?まゆらさん」
 薄暗い地下室。そこにまゆらはいた。
まゆらは口に、穴が開いたゴルフボール大の球状のものを咥えていた。
ギャグボールと呼ばれるもので、開いている穴から唾液を流させ、羞恥心を高めるものである。
すでに床には唾液で作られた水溜りが広がっていた。
「・・・今日は何回イったんですか?」
 聖奈は、少なくとも五回は射精していないと作られない精液溜まりを見て言う。
 まゆらの背後に回り、ローターが入っている肛門に指を入れる。
広がった肛門はなんの抵抗も無く指を受け入れる。
「んん〜!・・・ん!」
 まゆらがくぐもったうめき声を上げる。
「こんなになっちゃいましたね・・・。もう二本も入ってますよ」
 指を引き抜き、口にはまっているギャグボールをはずす。
唾液の糸がボールと唇を繋ぐ。聖奈はドロドロに付着した唾液を舐め取る。

469:聖奈×まゆら フタナリ :2005/10/09(日) 22:17:42 ID:q+hwrhpD

「今日はどうしますか?またお尻をいじっちゃいますか?それとも・・・私のに入れます?」
 スカートを捲り上げると、すでに愛液で濡れていた秘部があらわになる。
「最近はまゆらさんのことを考えてるだけでこんなになっちゃうんです。
 だからパンツも履いていないんですよ」
 まゆらは顔を近づけ、濡れそぼるそこに舌を突き出す。
懸命に舐めるまゆらを見て、聖奈は思わず疑問を口にする。
「・・・ねえ、まゆらさん。どうして抵抗しないんですか?」
 まゆらは予想外の質問に舌の動きを止め、聖奈の顔を見上げる。
「抵抗しようとすれば出来たはずです。なんで、なんでもしてくれるんですか・・・」
 自分でも矛盾した質問だと分かっていた。
して欲しいことをさせているのに、それを何故かと問いかける。
心の中で意味の無い質問をしている自分を嘲笑する。
 だが、まゆらからの答えは聖奈の
「それは・・・私・・・聖奈さんのこと・・・・・・好き、だから」
「え・・・?何言ってるんですか・・・。こんな、監禁もされていっぱい恥ずかしいことされて・・・」
「ほんとです・・・」
 見下ろす聖奈をまっすぐ見つめるまゆら。聖奈の目はかすかに滲んでいた。
「そんな・・・ただ、それだけの理由で・・・」
 膝から崩れる聖奈。
 まゆらはヨロヨロと立ちあがって、聖奈を抱きしめる。
「私には『それだけの理由』じゃないですよ。好きな人の望むことならなんでもできます。・・・好きです。聖奈さん」
 今度は聖奈がまゆらを見上げる。まゆらは優しい笑みを浮かべ聖奈見つめていた。
 『好き』。その言葉は聖奈の胸に強く響いたと同時に、聖奈の疑問の答えを代弁していた。
 今までの女性との関係は本当の『好きに』出会えてなかったから。もちろんそんなもの長く続くはずは無い。
 なら、私のまゆらさんへの執着は・・・・・・私もまゆらさんのこと・・・
そう思った瞬間、体が震えるほど胸が高鳴っる。せきを切ったように涙が溢れ出した。
「そっか・・・そうなんだ・・・」
 頬を伝う涙を拭おうともせず、まゆらの胸に頭をもたれさせる。
「ごめんなさいまゆらさん・・・いまさら気づいたんです・・・。私ばかで不器用だから・・・こんな形でしか表現できなくて・・・ごめんなさい」
 まゆらは返事をしない。ただ優しく、聖奈の髪を撫でるだけだった。
「私もです・・・。好きです、まゆらさん」
 まっすぐに見つめて告白する聖奈が愛しくて、まゆらはキスをする。



471:聖奈×まゆら フタナリ :2005/10/09(日) 22:18:31 ID:q+hwrhpD

「おはようございます。まゆらさん!」
 学校への道。聖奈はまゆらの姿を見つけるとその腕に飛びついた。
「ちょ、聖奈さん・・・歩きづらいですよ。」
 そう非難するまゆらの顔も満更ではない。
「あれ〜、まゆら先輩!」
 りのもまゆらの姿を見つけて近づいてくる。
「もう、風邪は大丈夫なんですか?」
「え?風邪?」
「はい、まゆら先輩が風邪で休んでるって聖奈先輩が・・・」
 そういわれると聖奈の体が一瞬こわばる。
「・・・ええ、大丈夫よ。なんたって・・・聖奈さんが看てくれたんだから」
 絡み付く聖奈の腕を引き寄せる。りのが不思議そうな顔をする。
「・・・お二人とも何かあったんですか〜?」
「ふふ、な・い・しょ」
 まゆらがウィンクをする。りのが足早に学校へ向かう。
「・・・・・・ふぅ」
「ごめんなさい・・・まゆらさん」
 聖奈が気まずそうに謝る。それを見てまゆらはくすりと笑う。
「なんだか謝ってばかりですね。以前と立場が逆になっちゃってますよ。ふふ」
「・・・いじわる。・・・ふふ」
 二人して笑いあう。しばらく学校への道を、たわいも無い会話をしながら歩く。
「あ、そうそう。地下室のことですけど・・・」
「はい?」
「あそこにあるものは撤収するように業者を手配しましたから。」
「え〜!?せっかく集めたのに・・・」
 うな垂れる聖奈。



473:聖奈×まゆら フタナリ :2005/10/09(日) 22:19:23 ID:q+hwrhpD

「そんなのもう必要ありませんでしょ。私がいるんだから」
「え?」
 思わずまゆらの顔を見上げる。
「・・・してほしいことがあれば私に言ってください。その・・・ある程度は・・・しますから」
「それって・・・エッチなこと?」
「は、はっきり言わないでください!!」
 聖奈は、顔を真っ赤にするまゆらをたまらず抱きしめる。
「じゃあ、さっそく」
「え?こ、これからですか?」
「だめですか?ここ・・・こんなになってるのに?」
 まゆらのスカートの中に手を入れる。すでに股間のものは硬くなっていた。
「ちょ、だ、だめ!こんなところで・・・」
 地下に軟禁されてからの数日間で完全に第二の性器となった怒張は、
軽くしごかれただけで、先端から液体が滲んでしまう。
「結局ついたままですし・・・」
「それは、聖奈さんがいけな・・・んっ!」
 すでにまゆらの表情は熱に浮かされたそれになっていた。
「・・・聖奈さん・・・」
 潤んだ瞳で聖奈を見つめる。それだけで聖奈は達しそうになった。
「私を本気にしたのはまゆらさんですよ〜。だから、お付き合いしてもらいますね」
「もう・・・お手柔らかにお願いしますね・・・」
 二人の頭の中では、すでに授業に出るという選択肢は無かった。
下駄箱に着き、トイレへと向かおうとする聖奈の袖をまゆらは引っ張る。
「どうしたんですか?まゆらさん」
「・・・私、結構嫉妬深いんです。だから・・・浮気しちゃイヤですからね」
 聖奈の唇と自分のを重ねる。


 人目を気にせず、二人は抱き合い、互いのぬくもりを確かめ合っていた。



                          おわり