remove
powerd by nog twitter
441:りの×れいん 百合・小ネタ :2005/10/07(金) 19:24:45 ID:wwtb3bGq
「うわ〜ん、れーちゃん先輩〜っ!!!」
終業ベルと共に、勢いよく生徒会室に掛けこんできたのはりのだった。
窓際に座っていたれいんを見つけると、がばっと抱きついて泣き叫ぶ。
「ど、どしたのりのっ? なんかされた? いじめられた? ちょっかい出された?」
「うぅぅっ・・・あゆちゃんが、あゆちゃんがっぁぁ、ひどいんですぅ〜」
えぐえぐ、と声にならない嗚咽をあげて、りのはれいんの胸元をぎゅっと掴んだ。
制服に沁みこんでいく涙に苦笑いしつつ、れいんはそっと頭を撫でてやる。
「で、りののクラスメートの子がどうしたって?」
「あゆちゃんってば、"りのは子供っぽいから、彼氏はできそうにないね"って言うんです。
そしたらクラスの子達も頷いて、りのはウブだからねぇ、って」
「あ、あはは・・・・・」
「しかも、私が知らない言葉でからかわれたんですぅ〜!」
「何なに? なんて言われたわけ?」
一度呼吸を整えた後で、りのはひそひそと耳打ちする。
「"りのはおこちゃまだから、きっとオ○ニーの仕方も知らないよ"って・・・
どういう意味ですかぁぁ、それぇ?」
「おなっ・・・・っ!?」
とんでもない言葉に、れいんは想わず絶叫し掛け、あわてて口をふさぐ。
幸い、だれも気づいていないようだった。
だがその言葉を耳にして、れいんは耳まで真っ赤になってしまう。
「他にも、○○○が○に入ると△△しちゃうとか、後ろから○○が○○○○なのが
上テクで最高だとか、もう訳が分からないんですぅ!」
「し、しし知らないしッ、聞いたこともないし、関係ない〜!」
「でも・・・彼氏さんがいたら間違いなくやるって言ってました。
先輩は彼氏さんいるって、前に言ってましたよね?」
「あれはフェイク!冗談!ミステイク! ってか、あの時はりのも言ってたじゃない!」
「はぁ・・・そうでしたっけ?」
都合の悪い事は忘れてしまう・・・りのの記憶の引き出しに、思わずうなだれてしまう。
れいんが脱力している間にも、りのはきゃんきゃんと噛みついて離れようとはしない。
『おぉっと! ここに愛の四十八手の全てを集めた極秘本が置いてあるぜぇ〜』
「ホントだぁ、プッチャン! よく分からないけど、これなら私の知りたい事もわかるよ!」
『りの! これを読んで、このおこちゃま先輩と一緒に特訓だ!』
「え・・・ちょっと、待って、ヘルプ、助けて小百合ぃ〜!」
にじり寄るりの(+プッチャン)。
その表情はきらきらと怪しく輝き、れいんはだんだんと壁際に
追い詰められていく。
が、傍で見ていた小百合に目線を送ると、ふいと首を振られてしまう。
「私は知らん。人のおやつを横取りするような者に、加勢する義務はない」
「そんなぁ〜・・・あっしは、小百合としかやらなっ・・・ひっ!」
ガシ、プッチャンがれいんの腕を掴んで、にやりと笑う。
『楽しいことしよーぜ、なぁ?』
「れーちゃん先輩・・・一緒に勉強しましょう〜!」

「いやぁぁ〜!!! 誰かっ、助けてェえぇぇ〜!!!!!」

(おわれ。)