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394:奏×奈々穂 :2005/10/02(日) 20:46:39 ID:0tFT+nsL

「雨、やまないね・・・・・・・」
どれくらいかの時がたって、降りこめる雨量はますます増えてきていた。
年季が感じられる木造の建造物に、冷たい雫が絶え間なく浸透しては、辺りを
冷やしていくようで。手のひらで両腕を抱きしめて、わずかな暖をとろうとする。
「奏、大丈夫? 寒いんじゃない?」
身を震わせている姿を見かねて、奈々穂はそっとその手を握り締めた。
つたわる温もりは、ほんのわずかでしかない。
けれどそうして孤独の否定をすることで、冷たい雨もしのげるような気がした。
だから、互いの手を強く握り締めた。
「私は、まだ平気・・・・それより奈々穂の方が。手が冷たい」
「うぅん。私は大丈夫だよ。雨やどりは慣れっこだもん」
そう言って明るく笑う顔は、ぎこちなかった。かちかちと震える指が妙に心地いい。
「ありがとう・・・・・・・奈々穂」
そうして笑いあう。初めて見た、奏の微笑だった。
はにかむ様子は甘くくすぐったく、胸を熱くする。
「うん、決めた。これからは私が、奏のことを自由にしてあげる」
引いていく雲間から、真っ青な空が開ける。奈々穂は光指すほうを見上げ、手をかざした。
指の隙間からこぼれる陽光はあたたかで、その言葉を揺るぎ無い決意へと変えるようだ。
「ウソじゃないよ、本当だよ?」
振り向いた顔に迷いはなく、繋いだ手に後悔はない。
「ずっとずっと、傍にいてあげるよ」

395:奏×奈々穂 百合 :2005/10/02(日) 20:49:56 ID:0tFT+nsL

断続的な物音に気がついて、奏はふっと目を開けた。

いつのまにか、まどろんでしまったのだろう。
生徒会室以外の明かりは点々とするだけで、空の色も淡いグレーを持ちだしていた。
「起こしちゃった? 奏」
隣では、書類を繰る手を止めて微笑む奈々穂が。
柔らかな笑顔は、いつも変わらずにまっすぐだ。
「私ったら・・・どれくらい眠っていたのかしら?」
「結構寝てた。珍しいね、奏が居眠りするなんて」
「・・・・・そうね・・・・懐かしい夢を見たからかもしれないわ」
ユメ? と不思議そうに問う奈々穂の手を握ると、つと身が固くなった。
「か、奏?」
「あの時、奈々穂は私の手を握ってくれた・・・とても嬉しかったのよ」
やわらかな指先から伝わる、お互いの温もり。奏は奈々穂の髪に触れて、指で毛先を梳いていく。
絹糸のように細い髪の毛の一本ずつに丁寧に指を通していけば、くすぐったい、
切ないような思いが胸の辺りに込み上げる。
「ん・・・・・・・・・・・・」
心地よいため息が漏れて、周りに広がっていくようだ。優しい手つきに、心が溶けていく。
「昔から、奈々穂はいつもそうね。髪を撫でてあげると、気持ちよさそうにまどろんで」
「うん・・・・奏が撫でてくれると、落ち着く・・・・・」
「ふふっ・・・・だから、奈々穂はかわいいのね・・・・・」
撫でていた指が頬をつたい、顎を軽く持ち上げる。
そして、奏の唇が奈々穂のそれと重なった。
「っ・・・・・・!?」
奈々穂はピクンと身を振るわせる。奏はその身を抱き寄せて、さらに舌を割り入れた。
「ふっ・・・・うんっ・・・・・・」
ぴちゅ、ぴちゅと水音が絡む音が、鼓膜ごしに響いて止まない。舌が深くを求めてさまよい、
喉の奥までむしばむかのように、最奥を突く。
「んっ・・・・んんっ、んんんっ・・・・・!!!」
圧迫されていく気道と、強引な舌遣いに、意識が飛びそうになる。やっとのことで抵抗しようとしても、
押さえつけられる力が強く、うまく身を捩れない。
ざらりとした表面を舐れば、こもった熱が伝わってくる。
やがてその専制攻撃が終わって、奏はやっと唇を離した。
「はぁ・・・っ・・・・か、かなで・・・・・・っ? なんで・・・・・っ」
ようやく息継ぎを許されて、奈々穂は荒い息でなんとか応えた。
口元に垂れた唾液を拭うと、妙に糸を引いて、思わず顔が赤くなる。
「ずっと・・・こうしたかったのよ。あの時から・・・奈々穂のことを想ってる。
私を変えてくれた、連れ出してくれた奈々穂のこと・・・・」
「それって・・・・・・奏・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・いけないことかしら?」

396:奏×奈々穂 百合 :2005/10/02(日) 20:53:16 ID:0tFT+nsL
しばらくの沈黙。奏の告白は、お互い、薄々感づいていることだった。
しかし口にするのは躊躇われて、二人でいるときでさえも、友達という現状のままを
保ちつづけていた。
本音は、とうに一つしかなかったのに、言えなかった。
あの日あの時、冷えた瞳に明かりを授けてくれた。どんなに嬉しかった事だろう。
「いけなくなんて、ないよ・・・・・」
奈々穂は奏の手を握り締めて、はっきりと口にした。
「私も、奏が好きだよ。ずっとずっと、・・・私を自由にしてくれたあの時から。
・・・・・だから、うれしいよ」
「ありがとう・・・・・・奈々穂」
奏が奈々穂をそっと抱きしめる。柔らかな感触が肌に触れて、甘い匂いが鼻腔をくすぐった。
「なんだか・・・・変な感じ。落ち着かない」
「どうしてかしらね・・・ずっと傍にいるのに、こんなに近くで奈々穂を見つめるのは、
初めてかもしれないわ・・・・・」
握る手に力がこもる。奏の指が身体をつたい、シャツの隙間から肌をなぞった。
「きゃっ!? か、奏っ・・・・・・」
「おねがい、奈々穂・・・・・」
その言葉の言わんとする意味に、奈々穂は顔を赤らめる。
「だって・・・そんな・・・ここは生徒会室だし・・・・・」
「じゃあ、他のところならいいの?」
「そっ、そういう問題じゃないわよ!」
「私の部屋にはりのがいるし、奈々穂の所も久遠さんがいるじゃない。それに、ピロットちゃんが
見ているわ?」
「だ、だからって・・・・・ひゃっ!」
渋る奈々穂の言葉を遮り、指が地肌を滑っていく。白い指先から生まれる優しい愛撫は、
心地よくて動悸が早くなっていく。
「あっ・・・・っ、かなでっ・・・やぁっ・・・・」
先端が乳房に触れて、やんわりと包みこんだ。手のひらより少し余るほどの双丘が、
触れるたびに大きく形を変えて、じんわりと汗ばむ。
「っ、あっ、うあっ・・・ん! 熱っ・・・・」
奈々穂の身体が大きく跳ね、奏の腕をつかんだ。見上げる表情は子供のように幼い。
おそらく誰にも見せることのない、あどけない素の姿。
「奈々穂・・・怖がらないで。大丈夫だから・・・」
「そんなこと言ってっ・・・人が来たらどうするのっ・・・・」
「大丈夫よ、鍵をかけてあるから」
いつの間に・・・奈々穂は奏の機転の早さに感嘆する。
と同時に、これが計画的な反抗だという事に気づかされるのだった。
「奈々穂、・・・・・・おねがい。私を・・・私だけを見て」
うるむように見つめる瞳が、痛く突き刺さる。奈々穂は苦笑した。
「・・・・・その目には弱いの、知ってるくせに・・・・」
そっと手をとって、今度はこちら側に抱き寄せる。ため息が心をくすぶらせた。
「うん・・・・分かってるから。私も、同じ気持ちだよ」
奈々穂は深く息を吸いこみ、一気に吐きだした。と、きゅっと唇を紡ぐ。そして、奏の唇に触れる。
「・・・・・・ん」
自然に、お互い目を閉じた。柔らかな唇が触れて、吐息が伝わる。
「はぁっ、・・・・・は、ぁンっ」
ぎこちなく舌を入れると、それに応えるように、奏が身を寄せる。
先ほどのように舌をつたわせると、ほぅと息が漏れた。
「なんか、どきどきする・・・」
指先にこもる熱が、痛いほどに胸を刺すようで。指と指を絡ませて握り締める。
そして二度目の口付けを交わす。今度は更に奥を、ためらうこともなく舌を絡めあう。
「ん・・・んっ・・・・は、あっ・・・・」
苦しくなるたびに息をついでは、あまやかな悦びを得るために、また唇を寄せる。

397:奏×奈々穂 百合 :2005/10/02(日) 20:55:39 ID:0tFT+nsL
「奈々穂・・・・奈々穂っ・・・・・」
切ない吐息で名を呼べば、愛しさがわきあがる。
「ゃっ・・・あっ、あっ・・・・!!?」
奏が、そっと奈々穂の胸元に手を寄せた。先程よりも、もみしだく力は強い。
シャツをまくり肌を曝すと、スポーツブラにすっぽり覆われた、控えめな乳房が露になる。
薄い布に染みこみ始めた汗が光り、両端はつんと尖って自己主張している。
「奈々穂・・・・気持ちいい?」
「ん・・・んっ、そ・・・な、こと聞かないでよぉ・・・・・・」
震えた声でどうにかしゃくりあげる。
「ふふ、奈々穂はここもかわいい」
「・・・・・っ!!! あはあぁっ!?」
ちゅぷ、と濡れた舌が乳首を舐めた。刹那、戦慄がこみ上げ、耐えきれず嬌声が漏れた。
そのまま奏は舌を伝わせ、指でも乳輪をなぞる。白い歯がこぼれて、かちっと音がした。
「あ、あっ、ぁあっ、やっ、あああっ、はぁっ・・・・!」
ただされるがままに快感を受けとめて、自制が効かない。
熱を帯びた陰部がじわりと湿り、こぼれていく雫が太ももを濡らす。
「・・・奈々穂・・・・・・私も、熱いわ・・・・・」
奏はそっと膝まづくと、奈々穂のスカートをたくしあげてみせた。
染みをこぼし散らす薄布は頼りなく、くっきりと浮かび上がる稜線が見てとれる。
「まぁ、もうこんなにして」
「っ・・・・だって、か、かなでが・・・私の・・・する、からぁ・・・」
しゃくりあげる自分の声は喘ぎ喘ぎとなり、何を言おうとするのかも分からない。
滲む下着を引き下ろすと、うっすら生えた恥毛が、染み出る汁を受けて濡れている。
奈々穂はきゅっと両脚を擦り合わせ、うっすらと頬を染めた。
「あっ・・・やだっ・・・・・見ないでぇっ・・・・・」
ほぼ裸身をさらされた恥ずかしさに、奈々穂はぎゅっと身を寄せ、抵抗する。
続けようとする奏の手首を掴み、声にならない声で何かを囁いた。
奏は小首を傾げ、口元に笑みを浮かべる。
「ね、恥ずかしがらないで。楽にして、奈々穂」
囁かれた瞬間、戦慄が走る。今まで堪えていたものが、抑えきれなくなっていった。
かたく閉じていた脚の力が抜け、自然と秘所をさらしていく。
同時に我慢していた愛液があふれ、たらりとこぼれた。
「あっっ・・・・・あっ、はぁっ、ぁぁああっ!!!!」
その刹那的な快楽に、嬌声がもれ、からだ全体が戦慄する。
奏は、震えるそこに顔を近づけて、舌をそっと挿し入れた。
「んっ・・・っ、ううっ・・・・いやぁっ・・・・」
自分でもまともに触れない所を、他人に触れられる感触。わななく身体が何度も前後する。
「ん・・・こんなにたくさん・・・・・・あふれてくるわ・・・」
紅色にほんのり染まる先端を口に含み、唾液を絡める。
「や、やだっ、ぁぁあっっ!!! ひあぁっんっ!!!!」

398:奏×奈々穂 百合 :2005/10/02(日) 20:59:25 ID:0tFT+nsL
指を挿し入れ、たまった液体をすくいあげると、人差し指に絡めて奈々穂の口を開けさせる。
「うっ・・・や、しょっぱ・・・・にが」
自分自身の放ったものの独特の異臭に、奈々穂は顔をしかめた。
「舐めてみる?」
言われるがまま、ちゅぱ、ちゅぱと、液体がしたたるままの奏の指を口に含む。
途方もない背徳感に襲われ、それでも身体は興奮を覚える。
「奏が・・・・わたし・・・・なめて・・・なんか、はずかしい・・・」
うわ言のような、本音の呟きがもれる。
「そんなことないわ。奈々穂がかわいいから・・・私がしたいと思うから。だから」
意地悪な笑みのまま、再び奈々穂への愛撫を行う。
今度は舌だけでなく、指も、脚も、つま先も、全てを使って、身体じゅうを、
奈々穂の感じるところを、すべてを愛撫していく。
「やぁ・・あっ、ひぅ・・・・っっ!!」
自分ではなくなったかのように乱れ狂う半身に、奈々穂はただ声をあげて泣き叫ぶ。そして、徐々に浸食してくる
オルガズムの前兆を受け入れるために、奏の腰に手を回して掴んだ。
自然、腰が揺らいでつま先がおどる。
「あっ、あぁあっ、もっ・・・・なんかっっ、ぁっ・・・出ちゃうよぉっ・・・!!!」
限界に達したその時、腰が浮いて、電撃が走った。くぷりと徐々にこみ上げてきていた液体が、とめどなく流れ、
奏の舌いっぱいに流れては落ちていく。
「ふあぁっ・・・!! あつぃっ・・・・・・あついよぉっ・・・・」
可愛らしい嬌声をあげ、奈々穂は絶頂を迎える。
幼子のようにちぢこめた身体が跳ねあがって、奏の口の中にたくさん快楽をこぼした。
それをあまさず奏は受け入れて、そして嚥下する。
「・・・・・んっ・・・・ごちそうさま・・・・・」
口元を拭い、奏はようやく奈々穂を解放した。その顔は満足そうに輝いている。
衣服をたくしあげられ、全身に汗をかいて悶えている奈々穂とは対照的に、
奏は何一つもさらけてはいないし、息も落ち着いている。
奈々穂はむすっとしかめ面を作った。
「・・・・・・・ずるい」
「え?」 そう声をあげる前に、身体が傾いていく。
どさ。横たわる奏を見下ろし、奈々穂はそっと顔を寄せる。

399:奏×奈々穂 百合 :2005/10/02(日) 21:05:07 ID:0tFT+nsL
「な、奈々穂?」
「奏は・・・・・ずるいよ。自分ばかり楽しんで・・・」
そのまま、奏の口陰に舌を寄せ、先ほどまで自分がされていたようについばむ。
その舌遣いは決してうまいとは言えなかった。
が、仔猫がミルクを舐めるような舌先はかわいらしい。
「ぁっ・・・奈々穂っ・・・・・だめ・・・・・」
「・・・っ、ひとりで・・・満足なんてさせない・・・から」
奏の胸を指でねじあげ、固くなる突起を弄んだ。つい笑ってしまい、口元に手をあてる。
「どうして笑うの・・・?」
「だって、奏がかわいいんだもの」
奈々穂の指摘は的を得ていた。余裕があったはずの奏も、実のところは虚勢を
張っていただけなのがあきらかだ。
その証拠に、胸の突起はぷくりと腫れあがっている。
「っ、ああっ・・・・・・!!!」
奏の一際高い声が響き渡る。染まる頬は艶めき、何かを訴えるような瞳が切ない。
やわらかな笑みは薄らいで、きつく唇を噛んでいた。
そして、奈々穂の手の動きにあわせて、切ない息をあげる。
「やっぱり、奏もしてほしかったんだ?」
「そんな、ことっ・・・・・・言わせない・・・・でぇ」
少し怒ったような、すねたような声が可愛くて、抱きしめる力を強くした。
やはり自制はできなかったのだろう、次から次へと愛液があふれてくる。
ぐちゅ、ぐちゅと思うがままに舌を動かし、音を立てて蜜を舐め取る。
絡みつく粘着質な成分が、舌先の乳頭にまとわりつく。
奈々穂は迷わず、そのまま飲み干した。喉がコクンと鳴る。
「ひっ・・・・ぐっ・・・ううっ・・・はぁっ・・・ああっ!!!!」
痺れをもたらす仔猫の食事。素直だからこそ力は加減を知らず、終わりを知らないようだ。
奏は休む暇もなく、強い快感を受けつづける。
「あ・・・・んんぅ・・・・はぁっ・・・奏・・・・・」
呼吸をする都度、形のいい胸がふるっと揺れて、先端の赤みが目だつ。
奏の疼きは次第に強くなり、喘ぎ声すらかすれて限界を訴えていた。
「ぁ・・・奈々穂っ・・・・私も・・・・っ、ダメ・・・・」
「は、あっ・・・・うんっ・・・・奏、いっしょにっ・・・・・・」
押し寄せる波を受け止めようとして、手を繋ぐ。
二人が重なるその感覚にたまらなくなり、きゅっとお互いを抱きしめた。
「・・・・ふあっ、あ、あぁあぁっ・・・・・!!」
握り締めた指を、一気にはなつ。互いの声が熱く耳に響く。

世界がフワフワと揺らいで、鳥のような気分だと思った。


401:奏×奈々穂 百合 :2005/10/02(日) 21:10:03 ID:0tFT+nsL
「なんだか・・・・夢を見てるみたい」
さらさらと髪を撫でる手つきに、しばしまどろむ。
全てが終わってからもなお残る余韻に、そっと身を委ねていた。
「夢じゃないよ・・・ね?」
撫でる手を引き寄せて、温もりを伝える。同じ温度の、同じ微熱。
「これから先、私が神宮寺をついだら・・・奈々穂とはもう、逢えなくなるのかしら」

この声には、想いを叶える力がある。
けれど。叶えたい願いを囁くための声は、喉の奥でいつもかき消される。
それはあまりにも強く、たちどころに全てを変えてしまうから。

・・・色が濃くなりはじめた空の、雲間から月が覗く。
澄んだ空は心には重くて、目を反らした日があった。
それが今では、こんなにも心を打つ。幾重ものグラデーションが目に沁みた。
「ねぇ、奏?」
ん?と奏が顔を向ける。と、奈々穂は軽くキスをした。
「ひとりにはさせないから。私は、何があっても、ずっと一緒だよ」
「奈々穂・・・・・・・」
願わずにはいられない想いがある。
もしもわがままが許されるならば、叶えたい想いがある。
「”ずっと・・・・そばにいて”」
その願いは声になり、熱を灯す。
奈々穂は笑い、そしてたまらなくなったのか、顔を寄せて、
「もう二度と、離れたりしないよ」
そっと呟いて、手をにぎった。

(おわり)