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363:ゲーム版主人公(男)×聖奈 :2005/10/02(日) 02:16:02 ID:HsKj9c8O
「ア〜、気持ちいいなー」
今俺は極上寮の風呂に入ってる。
何で俺がそんなところの風呂に入ってるって
桂にバーソロミューフェアーの時とお見舞いの時のお礼を兼ねて寮に招待されたのだ。
「別に良いって行ったのに桂も律儀だよな」
俺は頭にタオルをおきゆったりと湯船につかっていた。
(これっていつもは桂達もつかってるんだよな、やばいなんか変な気持ちになってきた)
中学生のようなことを考えながら俺は顔が赤くなった。
それにしても豪華ででっかいお風呂だ、とても寮のお風呂とは思えない。
(これだけでかいと泳げるかな、よし泳いで見るか)
ザブン・・バシャバシャバシャ・・・
『先生、湯加減いかがですか』
ブハ・・
「あ、桂か・・ちょうど良いよ」
更衣室のほうから聞こえた桂の声に俺はあわてた。
まさかこんな子供みたいなことしてるなんて知られたくないからだ。
『大丈夫ですか、何か様子が変ですよ?』
「いや、大丈夫だから・・・」
(まずいな、ばれたかな)
『先生、お背中流しましょうか』
ガラガラ
「え?桂ちょっとまっ・・」
俺の言葉も虚しくガラス戸が開く。
そこにいたのはバスタオルを巻いた桂聖奈だった。
414:ゲーム版主人公(男)×聖奈 :2005/10/04(火) 18:08:50 ID:ExJHCDv9
長い間間を空けてすいません。
途中までですが>>363のつづきです。

「桂〜そんないきなり・・」
俺はあわてて後ろを向いた。
「いいじゃないですか〜、先生座ってください」
桂に促がされ俺はとりあえず湯船から出た。
風呂用のいすに腰をおく。
前はもちろんタオルで隠している。
ゴシゴシゴシ
桂は入念にに俺の背中を磨いてくれている。
(何かこういうシュチュエーション前にもあったような・・)
俺ははたと思い出した。
(そうだ、海に行った時だ)
海に行った時日焼けした俺に桂が日焼け止めを塗ってくれたのだ。
(あの時も一生懸命塗ってくれたっけ)
俺は感慨深く思い出した。
この実習期間は俺の人生において最もインパクトが強くてそれでいて最高の時間をすごせたんだと思う。
でもやっぱり最高の思い出は桂聖奈と会えたことそして仲良くなれたことだと思うんだ。
(って何恥ずかしいこと考えてるんだ、俺)
そんな風にボーっとしていたら桂の手が止まった。
「桂?」
「先生の背中ってやっぱり大きいんですね」
そういって桂は俺の背中にピトッてくっついてきた。
ムニュ
もちろん桂の大きな胸も当たるわけで・・
「桂!!ちょっと離れてくれ!!」
「先生?」
「頼むから!!」
「ごめんなさい、先生、ご迷惑でしてたね」
桂の悲しそうな声を聴いて俺はあわてて言った。
「違うんだ!桂が謝ることじゃなくて・・その・なんていうか俺も教師だけど男でもあるわけだし・・」
自分でも訳のわからないことを言ってると思った。
要はさっきのアレで俺の愚息が元気になってしまったのだ。



415:ゲーム版主人公(男)×聖奈 :2005/10/04(火) 18:10:43 ID:ExJHCDv9
こんなことを知られたら俺は桂と顔をあわせられない。
(あー桂は俺を信頼して入ってきてくれたのにそれなのに俺は・・)
最低だと思った。
実習中の身とはいえ仮にも教師が生徒に欲情するなんて。
「先生・・もしかして・・・」
「桂、すまん、俺帰るよ・・・」
俺は背中を軽く流して風呂場から出ようとした。
「だめ!」
「え!」
俺は気づくと桂に後ろから抱きしめられていた。
「先生、行かないでください」
「でも桂、俺は・・・」
「私先生のこと軽蔑なんてしません、むしろ嬉しいんです、先生がそういう風に私を思っててくれて・・」
「桂・・」
「私、先生が好きです」
「え?」
突然の桂の告白に俺は驚いた。
「だから行かないで・・・」
「桂・・・」
気づくと俺は桂をそっと抱きしめキスしていた。