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543 名前: 久遠の絆 劇場版 2005/08/23(火) 15:59:35 ID:MJD5EB7n
少女のように華奢な手足。男になる前の中性的な顔立ち。
まさに美少年と形容して差しさわりがない容姿の少年を前にして、銀河久遠は自らの手でスカートをめくり上げた。
はいている下着は黒い扇情的なデザインだ。
「うっぅ・・・」
久遠の耳にはっきりと少年が息をのむ音が聞こえた。
「ふふふ、さあ。もっと間近でご覧になってください・・・」
誘われるままに少年はふらふらと久遠に近づき、ひざ立ちになって久遠の下着に見入る。
(こんなにきれいなお姉さんのアソコが、この薄布一枚隔てた向こう側に・・・)
そう思うと少年は股間の窮屈さを意識せずにはいられなかった。
久遠のほうもまた同じように興奮していた。
これほどの美少年が自分の股間を、息がかかるほどの距離、逆に言えばその匂いを嗅がれてしまうほどの距離で凝視している。
そう思うと、まだ触られてもいないのに久遠の姫貝は蜜を分泌し、黒い下着をさらに黒く染め上げてしまうのであった。
「見ているだけでよろしいのですの?」
久遠に更なる行為を促されても少年は戸惑ってしまう。
もちろん本当はこのまま下着をずり下ろして、秘密の花園をじかに見てみたい。触ってみたい。
しかしそんな無礼を働いて本当にいいものであろうか?怒られやしないだろうか?
そんな純朴な少年の様子を好ましげに眺めながら、久遠は追い討ちをかける。
「女性をリードするのも殿方の務めですわ。」
そういわれ意を決した少年は、久遠の下着に手をかけるのであった。


544 名前: 久遠の絆 劇場版 2005/08/23(火) 16:00:22 ID:MJD5EB7n
少年は久遠の下着を太ももの辺りまで下ろしてから、上目遣いに久遠の表情を伺う。
だが久遠は自らスカートをたくし上げたまま、優雅に微笑み返すだけだ。
それに安心した少年は目の前にある、初めて目にする女性器に意識を集中させる。
まず目に飛び込んでくるのは美しい栗色の陰毛。それがあるべきところに、あるべき量だけある。
さらに目線を下げていくと、少年の妄想の対象だった陰唇がひっそりと息づいていた。
少年が見やすいようにと、久遠が足を開き気味にしてわずかに腰を突き出しているためにその様子ははっきりと見て取れた。
久遠自身の性的興奮のために花びらはすでにほころび始め、ぬめるピンク色の粘膜をのぞかせている。
それは少年に、以前図鑑でみた食虫植物を連想させた。
ならば自分は捕食される虫だ。
そう考えながらも本能に従い、その芳香に誘われるままに指を伸ばしていく。
そうしてその指が粘膜部に触れた途端――――――――
「ふっぅう!」
久遠の口から声が漏れ、その身体がビクンと震えた。
自分の指がもたらした予想以上の反応に、少年は再び久遠の顔を見上げたが、やはり久遠は優雅な微笑みを返すだけだ。
だが心なしか先ほどよりその顔は紅潮し、余裕がないようにも見えた。
少年はゴクリ、と溜まっていた唾をのみこみ、行為をエスカレートさせていく。
人差し指と中指を大陰唇にそえ、左右に割り裂く。
クパァ、と音が聞こえてきそうな様子でそこは開かれ、繊細そうな肉壁をさらす。
熱く火照っていた膣内に外気の冷たさを感じ、久遠は自分のもっとも隠しておかなければならい場所が少年の目に触れているであろうことを実感した。



545 名前: 久遠の絆 劇場版 2005/08/23(火) 16:01:53 ID:MJD5EB7n
「す、すごいや・・・・・・」
感極まったように少年が呟く。
「なんか、ものすごいぬるぬるしてる・・・」
そう露骨な感想を漏らされ、さすがに気恥ずかしくなる久遠。
だがたちの悪いことに、そう思うと余計に愛液の分泌は促進され、もう太ももに行く筋もの跡をつけていた。
少年は右手の両指で久遠の性器を割りさいたまま、そこに左手の人差し指を侵入させる。
少年のか細い指一本だというのに、久遠の肉壁はすぐに反応を返す。
「い、いたいよ・・・そんなに締め付けないで・・・」
「あら、ごめんなさい・・・ん・・・でも・・・」
そういわれても久遠にはどうしようもない。
久遠の意思とは無関係に、すっかり快楽の味を覚えた膣壁はさらなる刺激を求めて貪欲に
侵入物を咀嚼する。
少年は好奇心のおもむくままに指を動かしていく。
まず指を円を描くように動かし、その狭い穴を広げていく。
くちゅくちゅ、といやらしい粘着質の音をたてながら、久遠の膣道が徐々にほぐされていく。
「んんっ・・・」
久遠は耐えるようにきつく目を閉じているが、その口からはこらえきれないように声が漏れる。
自分の行為が相手に快感を与えていると悟った少年は、さらに指の動きを大胆にしていく。
動きやすくなった指を奥まで入れて、奥に溜まっていた愛液をかき出す。
ゴプッ、とこぼれ出たそれは太ももを伝わらず、直接床に愛液溜まりをつくった。
「あああ・・・いやぁ・・・」
そう呟く久遠だが、その声に拒絶の色はなかった。



546 名前: 久遠の絆 劇場版 2005/08/23(火) 16:02:57 ID:MJD5EB7n
少年の指の動きは更に激しくなっていく。
素早く前後に出し入れしたかと思ったら、そこに左右の動きも加えて複雑な快楽を久遠にもたらす。
そうした行為のうちに女の感じる場所がわかってきたのか、指を「く」の字に曲げて久遠のGスポットをも責め立てるようになった。
「んんっ!んはぁっっ!!はあぁ!!ふひゅう!!んっん!!」
久遠の中でどんどん快感が溜まっていく。
もう立っているのがやっとな状態だ。
それでも久遠は律儀にスカートをたくし上げたまま、腰をつきだしている。
だがそろそろ限界が近いようだ。
「んはぁ・・・!もう、ふっん、イキますわぁあっっ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
絶叫に近い声を上げながら久遠は達した。
そ全身をガクガクと震わせながら、その快感に身をゆだね、白濁した愛液を大量に吐き出す。
「うわぁあ!?」
少年が驚いたように飛びのく。
だがときすでに遅し。その本気汁は少年の顔に降り注いでしまう。
「はぁ・・・はあ・・・・あら・・・ごめんなさい・・・」
荒い息をつきながら久遠は申し訳なさそうにいう。
「あ、いえ・・・大丈夫ですから・・・」
少年にとってみてもそれは別に嫌なことではない。
むしろこの美しい女性を征服した勲章のようで、誇らしくすらあった。
「そういうわけには参りませんわ・・・どうかこの私に、粗相の始末をさせてください・・・」
久遠はそういうと少年の頬に手を添えて、顔を近づける。
そしてそのまま少年の顔に付着した自らの排泄液を、その赤く艶かしい舌でなめ取っていく。
「っ!!!!!??」
顔中をなめ回され、少年は固まった。



547 名前: 久遠の絆 劇場版 2005/08/23(火) 16:03:41 ID:MJD5EB7n
一通り愛液をなめ取ると、そのまま久遠の舌は少年の口内にいれられた。
(ああ・・・入ってきてる・・・お姉さんの舌・・・僕キスしちゃってるんだ・・・)
少年にとってははじめての口付け。
その感覚に陶酔し、されるがままになる。
不意に下半身に妙な感触が走った。
久遠がキスをしたままその強張りをなでまわしているのだ。
(ええ〜〜〜!!?えええ!?)
驚いて身を離す。
そんな少年に対して淫靡に微笑みながら久遠は服を脱ぎ始める。
「そちらの準備は万端のようですわね。でしたらどうぞ私をお抱きください・・・」
一糸まとわぬ姿になった久遠はそういってベッドに横たわる。
少年は服を脱ぐこともできずに、何かの芸術品のように美しい裸体に圧倒されていた。



548 名前: 久遠の絆 劇場版 2005/08/23(火) 16:04:31 ID:MJD5EB7n
二人はベッドの上で一つになっていた。
無論初めてだった少年はなかなか女性の中に押し入ることができなかったが、久遠の手に導いてもらいなんとか挿入することができた。
だが一度入ってしまうと、今度は若さゆえに歯止めが利かない。
「すごい・・・お姉さんの中すごく暖かいよ・・・!」
そういいながらガンガンと腰を打ち付ける。
「んんっ!あんっ!あんっ!はんっつ!」
それは久遠にとっても結構つらいことであった。
少年のものは太さも長さそれほどではない。
だが久遠はイッ直後なのだ。
敏感になっている膣壁を乱暴に扱われれば、女は苦痛を感じてしまう。
それでも久遠は少年の背中に手を回し、腰に力をいれ少年のものを締め付ける。
少しでも多くの快楽を少年に与えられるようにと。
「ああ・・・お姉さん・・・!!僕、もうっ!!」
少年が切羽詰った声を上げる。
もとより童貞の少年が、久遠の名器とテクニックに太刀打ちできるわけがないのだ。
久遠は少年を逃がすまいと強く抱きしめる。
「ええっ!?だ、駄目だよ!僕っ・・・うッ!!!」
少年は久遠の中で果てた。
ドクッ、ドクッと熱い精液が注ぎ込まれるのを久遠ははっきりと感じた。



549 名前: 久遠の絆 劇場版 2005/08/23(火) 16:05:05 ID:MJD5EB7n
「ごめんなさい・・・僕、お姉さんの中に・・・」
少年は泣きそうになりながら謝罪の言葉を述べる。
久遠は安心させるように優しく微笑む。
「いいえ、かまいませんわ。それより・・・」
「え・・・ええっ!!?」
久遠は先ほどまで自分の中に入っていた少年の性器をためらうことなく口に含む。
久遠自身の愛液と、少年の精液と生臭く、苦い味が口の中に広がる。
それでも久遠はそれを愛おしそうに舐め上げるのであった。
その口奉仕に少年のそれはすぐに硬度を取り戻す。
「ふふふ、これならばすぐに続きができますわね・・・」
そのあまりの淫靡さ、美しさを自分は生涯忘れることができないであろう、少年はなかば霞のかかった頭の中でそう考えていた。


550 名前: 久遠の絆 劇場版 2005/08/23(火) 16:05:41 ID:MJD5EB7n
あの夜、久遠が聖奈に連行された夜。
久遠は抵抗することなくおとなしくそれに従った。
その夜のうちに久遠は聖奈から、黒尽くめの男たちに引き渡された。
目隠しをされ、体を拘束され、車で一時間近く走ったであろうか。
久遠がつれて来られたのは、薄暗い地下室のような場所であった。
そしてそこで久遠が味合わされたのは、筆舌に尽くしがたい残酷な現実。
そこは神宮司財閥の経営する高級秘密クラブだった。
ここに入った時点で久遠はもう社会的に抹殺されたことになる。
久遠はそこで徹底的に調教された。
久遠がどんなに泣き叫んでも調教は終わらない。
以前は考えることもはばかられるようなフェラチオ、アナルセックスといった行為がとても上品に見えてくるような性技の数々を仕込まれた。
度重なる性行為の中で久遠の身体もどんどん開発され敏感になっていった。
さらにおかしな薬を飲まされ、注射され、秘所に塗りこめられたこともそれに拍車をかけていった。
そして才能豊かな久遠は、こちらでも本人の望まぬ才能を発揮し、調教師たちが舌を巻くほどの一流の娼婦に成り果てたのであった。


551 名前: 久遠の絆 劇場版 2005/08/23(火) 16:06:20 ID:MJD5EB7n
久遠はホテルの一室にいる。
ホテルといっても久遠がかつて処女を奪われた場末のラブホテルではない。
一流ホテルのスイートルームである。
だがそれもおかしなことではない。
そもそもこの秘密クラブを利用するような人種は頭に超が付くほどの金持ち連中なのだ。
約束の時間は午前十時。まだ少々時間がある。
久遠はこれから始まることに思いを馳せた。
(今日の「ご主人様」はどんなことを要求してくるのかしらね)
紅茶を一口、口に含む。
(いつも昨日のあの子みたいに、かわいらしい相手ならばよろしいのに)
昨日は確かに楽な仕事だった。
素性は知らないが、おそらくどこかの大会社の御曹司か何かなのであろう。
自分の息子に女を教えてくれ、という依頼であった。
以前は久遠もあの少年と同じような境遇だったのだ。
そのことへのわずかな嫉妬心からついつい激しくやってしまった。
「ふふふふ・・・」
そのときの少年の様子を思い出し、久遠は口元をほころばせる。
それから今度は一週間ほど前のことを思い出す。
(さすがにあのようなことは、もうごめんですわね・・・)
久遠は事前に三日間排便を禁止されていた。
その上で「ご主人様」の手でイチジク浣腸を10本ほどされ、お使いに行かされた。
耳に小さなイヤホンを入れて、「ご主人様」の指示するもの買ってくることができればお使いは成功。
久遠は歯を食いしばって便意に耐え、何とか目的のものを買うことに成功はした。
だがその帰り道、とうとう我慢できずに天下の往来で漏らしてしまったのである。
近くにいた女子高生の揶揄するような声。
サラリーマンの情欲の含まれたまなざし。
あらゆるプレイを体験し、羞恥心などとうの昔に捨て去ったと思っていた久遠だったが、あの時だけは死にたくなった。



552 名前: 久遠の絆 劇場版 2005/08/23(火) 16:06:59 ID:MJD5EB7n
久遠は再び紅茶でのどを潤し、愚かな考えを頭から拭い去った。
(詮無きことですわ・・・たとえどんな命令をされても、今の私には拒否権はないというのに・・・)
時計のはりは10時をさそうとしている。
久遠は今日の「ご主人様」を向かいいれるために居住まいをただした。

ガチャッ
ドアの鍵が開いた。
どんな相手が来たとしても動じない、久遠にはその覚悟があった。
だがさすがに驚きが隠せない。
予想だにしない展開に思考が止まってしまう。
豪華な部屋に、重く深い沈黙が落ちた。
それはどのくらいの長さだったのか。
一瞬なのか、それとも長い時間がたったのか。
その沈黙を破ったのは久遠のほうだった。


553 名前: 久遠の絆 劇場版 2005/08/23(火) 16:09:19 ID:MJD5EB7n
「私、知りませんでしたわ」
「・・・・・・え?」
唐突で、何の脈絡もない言葉に神宮司奏は思わず間の抜けた声を上げてしまう。
「まさか奏会長にそちらの趣味がございましたとは」
あれからどう少なく見積もっても一年以上のときは経過している。
奏はすでに宮神学園を卒業し、もはや会長ではないであろう。
それでも久遠にとって奏は会長だった。
あの夜から時の止まってしまった久遠にとっては。
「ですがご心配なく。私、女性の方が相手でもご満足していただけるように調教を受けておりますから。」
「・・・・・・久遠さん。私は別に、そのような・・・」
わかっていた。
まさか奏が自分の身体で性欲を満たしに来るはずがない。
自分をこんな境遇にしている神宮司財閥の次期、あるいは現会長に皮肉を言ったのでもない。

・・・強がっていたいのだ。

強がっていたい。虚勢でもいい。
奏の前でだけは極上生徒会副会長銀河久遠でいたい。
あの強く凛々しかった銀河久遠で。


554 名前: 久遠の絆 劇場版 2005/08/23(火) 16:10:02 ID:MJD5EB7n
「・・・久遠さん。あなたには・・・本当に申し訳ないことをしたと思っています。」
奏はゆっくりと、静かに語りだした。
言葉の端々に苦悩と悔恨をにじませて。
「私、知らなかったのです。あなたがこんな目に合わされていたなんて・・・
あの日、聖奈さんにあなたがご両親の急な都合で外国に行かれたと聞いたとき、それで納得したわけではありませんでした。
ですが私はついその件を後回しにしてしまいました。
そして毎日の楽しさにあなたのことを次第に忘れていってしまった・・・」
久遠にそのことを責める気は起きない。
自分にも覚えがある。
あそこはまさに楽園。閉じた楽園だ。
その結果父の会社を潰してしまった。
いや、そもそも悪いのは自分なのだ。
奏を責めるなど筋違いもいいところであろう。
「いまさらあやまっても許してもらえないことはわかっています。
あなたが罪を償えというのであればどんなことでもいたします。
・・・でも、それでも・・・」
いつの間にか奏の声は震えていた。
久遠ははっ、として顔を上げる。
「一言だけあやまらせてください
本当に、申し訳ありませんでした・・・・・・」
そういって頭を下げる奏の顔は涙でぐしょぐしょになっていた。


555 名前: 久遠の絆 劇場版 2005/08/23(火) 16:10:52 ID:MJD5EB7n
奏の涙を見たとき、久遠はようやく気がついた。
自分もいつの間にか涙を流していたことに。
(え?どうして?どうして?)
自分でもその涙の意味がわからない。
懐かしい相手と会えたことによる涙なのか。
自分がこのみじめな境遇から救われるであろうことへの涙なのか。
わからないが涙は止まらない。
拭っても拭ってもあふれて来る。
久遠はそのまま顔を手で覆って泣き出してしまった。
その身体が不意に包まれた。
(・・・奏会長・・・)
温かいな、久遠はそう思った。
毎日のように男たち、時には女のこともあったが、と肌を重ね合わせてきた。
だがそのはずなのに、人の温もりを感じたのは本当に久しぶりだと感じた。
「ううう・・・ううっ・・・うううう・・・うあああああああああああああああああ」
奏に抱きしめられながら、その胸の中ではばかることなく泣いた。
久遠は結局最後まで気がつくことはできなかった。
それが自分の罪が許されたことへの涙なのだと。

とまっていた久遠の時間は再び動き出した――――――――