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382 名前: 奈々穂×久遠 2005/08/16(火) 02:52:04 ID:RLc4Mb2F
『極上寮、夕飯前の出来事』

久遠は一日の仕事を終え部屋に入ると、奈々穂はソファに腰掛け一心に雑誌を読みふけっていた。
(またピロットちゃん人形の新作発表の記事でも読んでらしてるのね)
奈々穂は記事に集中しているらしく
「奈々穂さん、早く着替えて食堂へ行かないと・・・」
と久遠が声をかけても返されるのはうん、うんと言った生返事ばかりだった。

こうなると、久遠は少し面白くなく、また生来のいたずら心も湧き上がってくる。
久遠はそろそろと後ろから近づき奈々穂の髪を撫ではじめた。
すると案の定、奈々穂は邪魔をするなとばかりに髪を撫でている久遠の右手をつかむが、
久遠はそのままするりと左手で顎をつかみ後ろを向かせ軽く唇を重ね合わせた。
唇が重なった瞬間、奈々穂の手からばさりと雑誌が落ちた。

「な、な、何をいきなり」
「もうすぐ夕飯ですわよ。」
「それを伝えるのに、何もキ、キスしなくても・・だなぁ」
「あら、いくら声をかけても生返事しかされないので何をしても気づかないかと思って」


383 名前: 奈々穂×久遠 2005/08/16(火) 02:52:35 ID:RLc4Mb2F
赤面しながら、ううっと声がつまらせる奈々穂を見て久遠はいたずらが成功した子供のように楽しげに笑った。

その様子に奈々穂はムッとして、飛び上がるように久遠に近づいた。
久遠はやりすぎたかしら?と思い、謝罪しようとしたが言葉は出なかった。その前に唇は塞がれていたから。

先ほどの軽い口付けとは違い、甘く深く熱い口付けだった。
触れる唇の柔らかさと奥深く入り込んでくる舌の熱さに久遠は夢中になり、
いつしか、背中に手を回し溶け合えとばかりに身体を引き寄せていた。

「・・・んっ、はぁ・・・・」
吐息がどちらともなく放たれる頃ようやく二人は身体を離した。
奈々穂は久遠の切なげな表情とうっすらと桃色に染まった頬を見て、満面の笑みをうかべ勝ち誇った様子だった。
「もう、子供っぽいことを・・・」
「先に久遠からやってきたんじゃないか」
そう言うと二人ともくすくす笑い合い、また何度もキスを繰りかえし、服に手をかけ始めた。
「夕飯の時間だから、誰か呼びにくるかも」
「そうですわね。特にみなもさんあたりにこんなところを見られたら明日から学園中に言いふらされますわね」
「それは大変だ」

しかし、二人は牽制しあいながらも、お互いの服を脱がせる行為を止めようとはしなかった

384 名前: 奈々穂×久遠 2005/08/16(火) 02:54:22 ID:RLc4Mb2F
久遠は奈々穂の顎から首筋まで舌で伝い降り、ちゅっと鎖骨を吸う。
その間もわき腹から太ももを撫でると、奈々穂は身体を強張らせた。
さらに舌をおろし、右胸の先端を上下に舐め、指の腹で左の先端をこねはじめた。
「・・・んっ、・・・・・ぁっ・・・・」
奈々穂はゆっくりとした愛撫に息が詰まるような危うい感覚をおぼえるが、もどかしさの中心となる部分に
早く久遠の手が触れることも望んでいた。
久遠もその望みに気づいていたが、あえて気づかぬ振りをして柔肌を強く吸ったり噛んだりすることで
甘い喘ぎを楽しんでいた。
「・・・く、久遠・・・」
「どうかしました?奈々穂さん」
わかっていつつも、言わせたいのだ。
だが、奈々穂は何も言わず、胸を揉みしだいてた手をとり、そろそろとその場所へ導いた。
そのことに久遠はつい笑いそうになったが、顔を見られないようすぐに肩口へ埋めた。
そして、熱い液を零しているそこへ指を二本差し入れた。柔肉をゆっくりと掻き回すように動かし始めると
それに合わせて奈々穂の息も荒くなり、親指の腹で小さく突き出た陰核を撫でると泣きそうな声を上げた。
そのまま強弱をつけながら行為を続けると、奈々穂の身体が震えてくるのがわかった。
「はッ・・・あ、・・・ん・・・・あっあっ、うぁ!!」
一瞬浮遊する感覚を味わったあと、奈々穂は久遠の手の中で達した。


385 名前: 奈々穂×久遠 2005/08/16(火) 02:55:15 ID:RLc4Mb2F
しばらく久遠は奈々穂の息が整うまで触るだけの愛撫を続けていた。
そして、長いこと何も言わず見つめ合っていたが、奈々穂が久遠の額にキスしたところから再び行為が始まった。

今度は奈々穂が久遠の上に跨り、左右の乳房を円を描くように揉み始めた。先端を強く吸うと、
久遠は軽い痛みを感じながらも、それを上回る快楽に溺れた。
奈々穂は頃合を見計らい久遠の両足を開かせると久遠のそこは既に愛液が零れ落ち、尻の下まで濡らしていた。
奈々穂は焦らすことはせず、これから起こるであろう期待感にヒクヒクと収縮させているそこに丁寧に口をつけた。
「やっ、はぁ、はぁ・・・・!・・・・な・・・な・・・・さ・・・」
久遠は息も絶え絶えになるが、奈々穂は責めるのをやめず、ぴちゃぴちゃと音を立てながら久遠の愛液を飲み
時折陰核をつまんだり弾いたりしては、腰をのけぞらせる様を楽しんだ。
「んっ!?あっ、はぁ、はぁ・・なにか・・せりあがって・・・きて・・・」
その言葉に絶頂が近いことを読みとった奈々穂は舌をぐりぐりと奥深く押し込み中全体を掻き回した。
すると、ほぼ同時に久遠は身体を仰け反らせ、ガクガクと腰をふり
「あっ、ああああ・・・・はぁ・・・・ぁぁあああっ!!」
と叫びそのまま崩れ落ちた。



そのまま二人は抱き合い、眠りに落ちるまでお互いの髪を梳きあっていた。

386 名前: 奈々穂×久遠 2005/08/16(火) 02:56:03 ID:RLc4Mb2F
翌朝

「そういえば、誰も呼びにこなかったな」
「そうですわね」
少し不思議に思いながらも、まあいいかと思いつつ廊下を歩いていると後ろから聖奈が声をかけてきた。

「おはよう〜♪二人とも」
「おはよう」
「おはようございます。聖奈さん」
いつもにこやかな笑顔の聖奈だが、今朝は特に嬉しそうな顔をして、
「だめよ〜、自室には鍵をかけておかなきゃ〜。みなもちゃんに見られてたら学園中の噂になるからね〜」
と言い放った。

その言葉を聞いて固まる二人を残して、聖奈は軽いスキップを踏みながら去っていくのであった。



おわり