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245 名前: 奈々穂×聖奈の作者 2005/07/29(金) 05:32:25 ID:ZHumEIqy
「どうして私がこんな目に・・・」
 
 表情にはあまり出さないが、琴葉は心の中では、かなりの困惑を感じていた。
 下級生の・・「乱堂リノ」と「桂みなも」・・、隠密リーダー、桂聖奈の命令とはいえ
 隠密の仕事の妨げになることは目に見えている・・確かに今までに感じたことのない心の温
 かさを感じてはいる・・しかしそれは仕事とは別問題だと、琴葉は感じているのであった。
 ・・いや、むしろそうでなければならない、と。
  
 しかしその琴葉の思いを裏切るように、リノとみなもは、琴葉のクラスを突然尋ねたり、
 隠密の仕事に向かう琴葉についていくと、ダダをこねたりする始末であった。

「これでは隠密の仕事に支障が・・もしかしたら隠密の仕事をほされて・・
 いや・・そんなことはさすがに・・しかし・・そうなれば私の居場所は・・」
 
 これほどまでに悩んだのは、今までになかったのかもしれない・・。そう思い始めた琴葉は
 ある作戦に踏み出すのであった。

  
「琴葉せんぱ〜〜い、乱堂リノ、忍者の修行したいでーす!」
「みなももしたいでーす!」
  
 いつものノリで、琴葉以外誰もいない教室で、隠密の書類を整理している琴葉の目の前に
 現われた、リノとみなも、いつもなら冷たい態度であしらう琴葉であったが、今日はいつも
 の態度とは違う様子であった。


246 名前: 奈々穂×聖奈の作者 2005/07/29(金) 05:34:08 ID:ZHumEIqy
「良いだろう・・二人に修行の指導をしてやる」
 
 しかし、琴葉の明らかにいつもと違う反応に、リノとみなもは不思議そうな顔をする。
  
「琴葉先輩、今日は追い返さないんですか〜?」と、まるで追い返されることを期待していた
 ように尋ねるリノ。
 
「なんか悪い物でも食べたんじゃないの〜?」・・こちらはかなり失礼な発言をするみなも。

 しかし、その筋の通らない文句(?)を全く無視して、琴葉は話を続ける。
 
 教えて欲しいのか、教えて欲しくないのか・・はっきりしてくれ。」
 
「はいはーい!教えて欲しいでーす!」
「ほしいでーす!!」

 こうして、琴葉と、リノ&みなもの修行は始まったのであった。
 しかし、そこには、極上生徒会の隠密であり、神宮寺のお庭番として鍛え上げられた 
 特別な力を二人に行使するという、琴葉の裏の真理が隠れていたのであった。

 
 三人は、宮神学園の校舎の裏にある体育倉庫へと移動した。体育倉庫と言うと、古臭くて
 汚らしいイメージがあるが、そこは神宮寺家の力で建てられた学園である。学園自体が、
 新設からそれほど経ってないこともあり、むしろ小さな小部屋のようなイメージすらある。
 
 体育倉庫へ入るとさっそく、リノとみなもが質問を浴びせる。
  
「それで琴葉先輩、どんな術を教えてくれるんですかー?」と、楽しそうに尋ねるリノ。
「どかかーんで、ずごーんって感じの術を教えてくださいよぉ〜」と、無茶な要求を
 するみなも。二人は意欲満々に身構えている。
 
「大丈夫だ、お前たちに教える術は、もう考えてある。」、そう言うと琴葉は、ポケットから
 竹の筒を取り出した。昔のサムライが旅などに持っていく、水の入ったあの水筒のようなもの
 である。
   
「??」・・明らかに理解をしていない二人の頭には、まるで?マークが見えるようであった。
 
しかしその隙を見逃さなかった琴葉は、素早く竹の筒の蓋を開け、中に入っていた粉末状の粉を
二人に向かって振りかけた。

247 名前: 奈々穂×聖奈の作者 2005/07/29(金) 05:35:16 ID:ZHumEIqy
その得体の知れない粉を振りかけられた二人は、突然の事に当然驚くばかりであった。
  
「こ、琴葉先輩、いきなりなにするんですかぁ!」、びっくりして早口になるリノ。
「けほっ、けほっ!琴葉せんぱぁい、なんのいたずら・・」と、少し怒った様な口調のみなも。

「最近どうも私の隠密の仕事を軽視してるように感じられたのでな・・少し罰を受けて
 もらおうと思う。」
  
 いつもと変わらぬ口調で語りかける琴葉、しかし心の中では、これから始める行為に
 少なからず気持ちが奮起していることを、自分でも気づいていたのであった。

「ば・・罰って・・痛いことするんですかぁ〜?」、半べそになりながら問いかけるリノ。
「やだやだ!、私痛いの嫌いぃ〜〜!!!」、みなもは大騒ぎである。
 
 しかし、二人の問いに対して、琴葉は二人とは全く違う答えを出す。
 
「痛くはない・・別に怪我をさせるつもりもないしな・・まぁそのうち分かるさ、そろそろ
 自分の体に違和感が出てきてるんじゃないのか?」

「違和感・・?」不思議そうに言われた言葉を繰り返したりの。
「違和感って別に・・特には・・・」なんのことだかさっぱり分からない、みなも。 


248 名前: 奈々穂×聖奈の作者 2005/07/29(金) 05:36:10 ID:ZHumEIqy
「そうか・・ではこうすると・・どうかな・・?」
  
 琴葉はくっついて座っている二人の前に来ると、手始めに、リノの腰
 のラインを、すっと指で上下にスライドさせる。その途端

「ひあぁんんん・・・!!」と、悲鳴のような声を出すリノ、その声を聞いて、みなもは
 不安そうにリノに向かって叫ぶ。

「リノ、大丈夫!どうしたの!?」、今までに、リノから聞いた事の無い声を聞いて、みなもは
 いささか気が高ぶっているようで、普段以上に大きな声を出して、りのに問いかける。
 
「よ・・良くわかんないけど、琴葉先輩に腰を触られた瞬間・・なんか体があつくなって・・
 体が・・ムズムズしちゃ・・って・・ひぅぅん・・!」
 
 リノがみなもに説明をし終える寸前に、琴葉はまた腰のラインをスライドし始める。
 琴葉の指が上下に動くたびに、リノの体は震え、なんとも言えない感覚により、甘みの
 かかった声が、体育倉庫に響く。

 その声を聞きながら、みなもは恐る恐る琴葉に問いかける
 
「あの・・私には・・何もしないんですか?」
 
 その言葉を聞いて、琴葉は少しも表情を崩さずこう告げた。
 
「お前は見ていろ、それがお前に対する罰だ」、と。

249 名前: 奈々穂×聖奈の作者 2005/07/29(金) 05:37:23 ID:ZHumEIqy
そういい終わると同時に琴葉は、リノの腰を弄っていた右手を、そっと、リノの制服の中に
 滑らせる。そして片手だけで、リノのブラのホックを外し、適当な場所へ放り投げて 
 しまう。

「はぁぁぁぁん!!・・ふぁぁ・・!!」、ただ下着と乳房が擦れただけのこと、しかし
 今のリノには、それですら強烈な感度を生み出す材料となってしまっていた。

 そんな声にも全く反応せず、琴葉は言い忘れた、とでも言ったような顔で二人に話しかけた。
  
「お前たちにかけた粉は、振りかけられた人間における性感帯感度を極度に上昇させる
 、私が独自に作った秘薬だ。ちなみに、振りかけられたとしても、自分で体を触る分には全く   効果はない。だが、他者に少しでも触れられた途端・・まぁ今の乱堂リノのような状態に
 なるわけだ・・、まぁ私も初めて使ったからな、少々不安があったのだが・・効果は
 上々のようだな。」といい終わった後、琴葉は、リノの制服を上へ少し押す上げると、
 まだ小ぶりなリノの胸のふくらみを外気に触れさせるように、あらわにさせる。
    
 そうすると琴葉は、あらわになったリノの二つのふくらみを、軽くわしづかみするように
 両手に包み込んだ。
     
「ふぅん・・!琴葉先輩・・そんな・・ちょ・・強く触られると・・んん・・!」

 通常なら痛がってしまいそうな刺激的なタッチにも、薬の効果によって、相当の快感を
 リノに与えてしまう。
 
 その反応を見て、軽く唇を緩ませた琴葉は、休むことなくリノの乳房を弄ぶ。
 時に強く、時には弱くを繰り返しながら。
  
 そんな行為に対し、抵抗も忘れ、リノは快感の波に押し流され続ける。


250 名前: 奈々穂×聖奈の作者 2005/07/29(金) 05:38:34 ID:ZHumEIqy
「さて・・見た感じこちらもすごそうだな・・。」そう言うと琴葉は、リノのスカートを
 上にまくり上げ、ワンポイントである小さなリボンのついた、ピンク色のパンツを確認する。

「あ・・だめぇぇ・・・!」力の出ないような声を出しながら、リノは両手で顔を隠す。
   
 琴葉が予想していた通り、ピンク色のパンツは、まるで雨にでも降られたかのように、全体を
 濡らしていた。そして濡れたパンツの下には、まだ生えそろっていない、産毛のような恥毛が
 パンツを透かしてのぞかしている。
 
「ふふ・・まるで失禁をしているようだな・・・乱堂、ここを触って欲しいか?」
 
「え・・・?」突然の質問にとっさに答えられないリノ。

「ここを触って、弄り回して欲しいのかと聞いている。」、普通の年頃の少女なら
 恥ずかしがってしまうような台詞を、琴葉は優々と続ける。」

「そ・・そんなこと・・言えませ・・ふあぁぁん・・!!」、突然リノに衝撃が襲う。
 見れば、リノの太ももの内側を指でなぞる、琴葉の姿があった。」


251 名前: 奈々穂×聖奈の作者 2005/07/29(金) 05:42:30 ID:ZHumEIqy
「どうした?言うのか、言わないのか?」、いつも通りの表情の琴葉、言葉を紡ぎなが
 ら琴葉は、なぞっていた指を、リノの陰部へと少しずつ近づけていく。

「あぁうぅん・・!琴っ・・葉・・せんぱ・・い・・さ・・触って・・」、リノが言葉を
 必死にしぼりだそうとする。しかし琴葉は、最後までちゃんと言うまで、リノの要求を受
 け入れるつもりはないようであった。
     
「どこを・・触って欲しいの?・・・ちゃんと言わないと分からない」、琴葉の無表情の顔
 、その感情を出さない顔で、自分の体を見られてる・・・。そんな不思議な感覚が、リノの
 思考を押し崩していく・・。そして・・
 
 触って・・あぁん!・・触ってください!!私の恥ずかしいところ・・たくさん・・ 
 触って・・ください・・・」

 そうリノが告げた瞬間、琴葉は一瞬だけ笑顔を見せた。まるで天使のような笑顔、その
 笑顔に、リノはどこかに引きこまれそうになる感覚を覚えそうになった・・しかし

「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」、下腹部におとずれた、今までに感じていたもの
 とは比べ物にならないような快感。その快感を引き出しているのは、先ほど天使だと
 形容しようとした・・琴葉であった。

「よく言えたな乱堂・・これはご褒美だ・・」
  
 そう言うと、琴葉はリノの陰部に対して、まるでピアノを奏でるような動作で弄る。
 はたから見ると、大した刺激が無いように見える行為だが、琴葉の巧みな性技により
 通常の人間がやるものとは格段に違う快感を生み出しているのであった。
 
「あぁ・・あ・・あはぁ・・ふぅ・・あぁぁ・・くぅぅ・・」もはや声にならないリノ
 その反応に気づき、琴葉はリノに問いかける。
 
「達しそうなんだろう・・?良いぞ、達してしまっても」
 
「達するって・・・どういうことです・・かぁ・・?」弱弱しい声でリノは尋ねる。

「そうだな・・こういうことだ。」そう言うと、琴葉は先ほどとは微妙に違うタッチで、
 リノの陰部を軽くつついた、すると。

「ふぁぁぁぁぁぁ!・・な・・なんか・・変な・・感じが・・きちゃう・・何か・・
 怖い・・怖いよ・・・はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」

 今までよりも一際大きい絶叫をあげ、リノは倒れこんだ。だが、地面に体叩きつける
 前に、琴葉がリノの体を寄せ上げた。


253 名前: 奈々穂×聖奈の作者 2005/07/29(金) 05:51:24 ID:ZHumEIqy

「ふふ・・これが私からの罰だ・・まぁ悪いものじゃなかっただろう・・?」
 
 そう独り言のようにつぶやきながら、気絶しているリノを、倉庫に何枚か
 重ねてあった運動用のマットに寝かせるように置いた。

 その後、琴葉はある人間に向かって語りかけた。
  
「お前の罰は・・ある意味乱堂よりも酷だったかもしれないな。」
 
「はぁ・・はっぁ・・くぅん・・!!」、そこには、リノと琴葉の行為を、ただひたすら
 見せられ、耐え切れず自分を慰めているみなもの姿があった。

「悪かったな、少々やりすぎた。」そう言うと、琴葉はみなもの首筋にそっと触れる。
   
「あ・いや・・・・ああぁああああああぁぁ・・!!」、突然おとずれた、秘薬の効果の
 スタートにより、半ばできあがっていたみなもは、琴葉の首筋への行為だけで
 軽く達してしまう。

「まぁ・・まだ時間はあるからな。ゆっくりと罰を受けさせてあげる。」

 そういうと琴葉は、改めてみなもの体に近づいていく。
  
 二人への罰という折檻は・・まだ始まったばかり。


254 名前: 奈々穂×聖奈の作者 2005/07/29(金) 05:53:31 ID:ZHumEIqy
次の日琴葉は、いつものように隠密の仕事の書類の整理を、
人気のない放課後の教室で実行していた。
もう彼女達はこない。あれほどのことをされたら、さすがに私へ近づこうとする気持ちは
失せるだろう。いや、よもや私に対して嫌悪感を感じたかもしれない。
   
これは自分が決めたこと、拒絶されることも考えた末の決断だったのだから。
  
仕事をスムーズにできる快適な気持ちと、少なくとも、自分に友好的に歩み寄ってくれた
二人の人間との関係の消失という、今まで感じたことのない寂しさが折り重なりながらも、
琴葉は書類整理を着々と進めていった。そして仕事に一区切りをつけ、教室から出ようと
した時、琴葉は自分の目を疑った。

「乱堂・・桂・・・」教室の外の廊下で待っていた二人は、間違いなくリノとみなもの
 二人であった。
  
「あっ、琴葉せんぱーい!仕事中だったみたいなんで、外で待ってたんですけど、やっと
 終わったんですね〜。」陽気な声でしゃべりかけるリノ。

「もー、すっごい待ったんですからね、感謝してくださいよ〜」と、ぼやくみなも。

「お前たちどうして・・、昨日私がしたことを忘れたのか?」、と思いもよらないことにより
 珍しく焦る琴葉。その言葉に対して、リノとみなもは楽しそうに口にする。
 
「確かに、昨日のはびっくりしましたけど、あれは罰だったんですよね?だったら
 これからは迷惑かけないように気をつけるだけですから。ね、みなもちゃん。」

「そうそう。私は先輩から、どかかーんで、ずごーんな術教えてもらうまでは
 簡単にはくじけませんから!」
 
「ねー。」と、二人は口を合わせて琴葉に告げた。その時の二人は、まるで太陽のよう
 に、私には見えた。
   
「そうか・・聖奈さんが私にこの二人を近寄らせた意味が・・改めた分かった気がする。」

 そう思い、琴葉は思わず二人を見て顔をほころばせた。
 
「あっ、それから」とリノとみなもは琴葉にこう告げた。そう、少しはにかみながら。
 
「昨日のやつ・・たまにで良いからやってくださいね。」 
   
 呆気にとられる琴葉、しかし少し顔を赤らめながらこう二人に返した。
 
「・・そのうちな。」

 自分の前にある二つの太陽のような存在。その存在をいつまでも掴んでいたいと、
 柄にもなく琴葉は思ったのであった。
                               END