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219 名前: 花火(純愛ですのであしからず) 2005/07/25(月) 14:13:23 ID:pvNj5uMj

 ここは聖奈の部屋、ある誘いをするため、奈々穂は聖菜の部屋に
 約1時間前あたりに訪れ、月明かりに少し照らされるベッドに腰を
 下ろしているのであった。

「聖奈ぁ〜〜・・お願いだから一緒に行こうよ〜・・」

 奈々穂は強く顔に出るくらい、はにかみながら聖菜に問いかける。

 別にたいしたことではない。
 今日の夜、1年に1度行われる、宮神花火大会に、一方的に奈々穂が
 聖奈を誘っている、というだけのこと。
 女の子同士が花火大会を見に行くだけの話、別に緊張することでもない。
 ただこの二人にとっては少々勝手が違うようであった。
 と、言っても格別ギクシャクしているのは奈々穂の方だけであるのは明確であるが・・。

 「うーん・・どうしよっかなぁ〜。」

 と、一言口にしては、奈々穂の誘いを先延ばしにしている。これで数えることもう
 5回になるだろうか・・さすがの奈々穂も軽く痺れを切らしているようであった。

 どうにもこうにも、奈々穂は先ほどから聖奈に遊ばれているようにしか思えなかった。
 しかし、聖奈に対して怒れる気持ちも嫌悪の気持ちもまったくもって感情として
 表れることはない。
 そんな聖奈のいたずら心溢れるしぐさも、奈々穂は大好きでたまらないのだ。
 奈々穂が、いつからか抱いていた、聖奈への想い。
 同性である以上、それが通常の恋愛感情ではありえないことも、奈々穂は十分承知していた。
 しかし、それは心の底から想う気持ちの前では、ただの小さな壁でしかなかったのだった。
 
 だからこそ、聖奈に自分の心からの気持ちを吐き出した際に、
 相手も自分と同じ気持ちであるということを告げられたときは、本当に嬉しかった。
 天にも昇る気持ちとは、こういうことを言うのだろうな、とさえ思った。
 
 「私も奈々穂が好きよ・・極上生徒会のメンバーや一般生徒・・そして奏会長も好きだけれど
  ・・奈々穂、あなたへの「好き」は、特別。 」 
  
  ・・聖奈の言ってくれたこの言葉は、今でもしっかりと胸に刻まれている。

          -私は聖奈が好き、聖奈も私が好き-
  
  ならば、二人の前には、なんの障害もないはずなの・・だが・・。

220 名前: 花火(純愛ですのであしからず) 2005/07/25(月) 14:14:17 ID:pvNj5uMj
「あのさ、聖奈・・私たちさぁ、その・・付き合ってるんだよ・・な?」
  奈々穂が少しトーンを下げて口にする。

 「えぇ、もちろん。」
  と、聖奈はほとんど間を置くことなく、奈々穂が望んでいる言葉を口にする。
  
  「なら、なんで・・」と不満の声をあげようとした奈々穂の唇は
  柔らかい「何か」によって塞がれてしまった。
  
 「ふむぅ・・・・ん・・・ふあっ・・・!?」
  突然のことで、奈々穂の頭はパニック状態であった。
  ただ、目の前にあるものが真実ならば、間違いなく、奈々穂の唇に押し当てられている
  ものは、いつもどおりの優しい笑顔を見せている、聖奈の唇にほかならなかった。 
  何がなんだか分からず、奈々穂は聖奈から離れようと軽く抵抗を見せる、しかし
  聖奈はそれを逃がさない、といった感じで、奈々穂の唇を自らの唇で押し広げ、
  ただの唇の触れ合いから、「大人のキス」へと変化をつけていく。
  
  「んっ・・ん・・ぷはっ・・んん・・!!ふあぁっ・・」
  なすがままの奈々穂は、次第に体の力が抜けていき、ついには聖奈に、座っていたベッドへ
  押し倒される形になってしまった。
 
  (うぅ・・このままじゃまずい・・)
   そう思い奈々穂は、出せるだけの力をふりしぼると、自身の唇を弄んでいる聖奈の舌と唇
   から逃れ、うつろな瞳で、呆然と聖奈を見つめた。
   
  「聖奈・・なんでいきなりこんなこと!」
   奈々穂は恥ずかしさと初めての経験から、顔を真っ赤に染め、少し強い口調で
   聖奈に問いかけた。しかし、悪びれた様子もなく、聖奈は、逆に質問を奈々穂に
   ぶつけるのであった。
   
  「奈々穂、私のこと好き?」
   
   ゆっくりと、それでいてハッキリとした声で、目の前の聖奈は問いかける。そしてその言葉
   に、奈々穂は聖奈の問いかけ以上の声と、はっきりした口調で、答えた。

  「好きだ・・大好きだ。今まで会ってきた人のなかで、お前ほど守りたいと思った人間は
   いない。月並みの言葉だけど・・愛してる。」
 
   そう告げられると、聖奈は少し顔を紅潮させながら、奈々穂にだけ聞こえるような大きさの
   声で、こう答えたのであった。

   「だったら良いじゃない。私は奈々穂が好き、奈々穂は私が好き。それだけで十分。」
   と、再び奈々穂に対して馬乗りになり、口をふさいだ。

221 名前: 花火(純愛ですのであしからず) 2005/07/25(月) 14:15:36 ID:pvNj5uMj
「んん・・・聖奈・・ぷはっ・・それじゃ・・ん・・答えに・・なってないよ・・」
    唇をふさがれつつも、精一杯力をふりしぼり、声を出す。
 
   「ん〜・・じゃあ〜〜・・私が奈々穂のことをいじめたくてしょうがない・・
    ってことで。」、そう言った途端、聖奈はゆっくりと、奈々穂の制服の中に
    手を伸ばし始める。
    
   「ふあっ・・んんっ・・・!」普段人に見せない部分を、初めて触れられる恥ずかしさを
    こらえきれず、たまらず声を出してしまう奈々穂。そんな姿を見て聖奈は、更に奈々穂の
    体を弄りはじめる。
  
   「ひあぅ・・あぁ・・ぅぅ・・・聖奈・・聖奈ぁ・・・。」愛しい人の名前を呼びながら
    少しずつ甘い嬌声が聞こえ始める。
   
   「可愛いわよ・・奈々穂。」そうつぶやきながら、聖奈は奈々穂の制服を手際よく
    脱がし取り、左手で奈々穂の片方の乳房を円を描くように揉みしだきながら、自らの
    舌で、余った右胸に突起している桜色の先端を、丁寧に舐め上げる。
   
   「あぁ!聖奈ぁ・・ダメぇ・・私のぅ・・はぅん・・体・・綺麗じゃない・・・・。」
   
   「そんなことないわ・・奈々穂の胸・・とっても綺麗・・食べちゃいたいくらい。」
    と、言いながら、奈々穂の突起した乳首を軽く甘噛みする。
 
   「ふぁぁぁぁぁぁんっ・・んん・・!!!」聖奈に言われた淫靡な言葉と、先端に当てられた
    先ほどまではなかった刺激に、奈々穂は嬌声をあげる。
  
   「んんっ・・奈々穂可愛い・・下も・・脱がしちゃうね・・?」
    と、スカートをはかせたまま、シンプルな白色の下着を、本人の意志も聞かぬまま
    下ろしてしまう。

222 名前: 花火(純愛ですのであしからず) 2005/07/25(月) 14:16:28 ID:pvNj5uMj
「あ・・せ、聖奈・・・」、恥ずかしさからか、聖奈の名前だけを呼ぶだけで、何も反応
    できない奈々穂。

   「・・・あっ・・奈々穂ったら・・すごい湿らせてる・・ふふ・・いけない子だね。」
   
   「・・・・・!?」、もはや声も出ない。自分の一番好きな人に、自分の一番恥ずかしい
   部分をみられるだけでなく、快楽により生まれた液体を見られたことに、奈々穂は、
   恥ずかしさのあまり、聖奈の顔を見れなくなってしまった。
   しかし、追い討ちをかけるように、聖奈は奈々穂の前に、湿った下着の液体を指ですくい 
   あげ、まじまじと見せるようにこうつぶやいた。
  
   「奈々穂・・これはなんだろうね・・おしっこかな・・?奈々穂は高校生なのに
    おもらししちゃったんだ?」
   その言葉に、たまらず奈々穂は顔を上げ否定する。
  
   「ちがっ・・・!」、と聖奈に対して反抗の声をあげようとする、だが、
 
   「じゃあこれはなんなのかしら?」と逆に問い詰められてしまう。
   
   「そっ・・それは・・・」、返答に悩む奈々穂。
   
   「やっぱりおもらしなんだね・・恥ずかしいな〜。」と、陽気な声で聖奈は、奈々穂を
    挑発する。

   「う・・。」恥ずかしさで声にならない奈々穂。しかしそれに更に追い討ちをかける聖奈。
 
   「これは何か・・言える・・・?」
  
   「え・・・?」

   「おしっこじゃないんだよね・・?じゃあこれはなんなのか言ってみて・・・?」

   「・・・」
   
   「私にだったら・・言えるでしょう?」、とその一言で奈々穂は、完全に自分の
    心の中の羞恥心が守っていたリミッターを外してしまう。
  
   「・・私が・・聖奈に色々・・感じさせられて出た・・えっと・・・・
    だから・・その・・」
   と、奈々穂が言い終わる前に、聖奈が三度目の唇をふさいだ。そして唇を離すと、
   指に絡めていた、奈々穂の愛液を、そっと自分の口でくわえる。

   「・・奈々穂の味・・するよ?」、そうつぶやいた瞬間、聖奈は手早い動きで、
   奈々穂の股下にもぐりこんだ。

223 名前: 花火(純愛ですのであしからず) 2005/07/25(月) 14:17:16 ID:pvNj5uMj
「んっ・・!聖奈、何を・・!?」・・唐突な行動についていけず、うろたえていた奈々穂だ が、突然訪れた、下腹部への刺激により、甘い声をあげる。
 
   「ふぁぁ・・聖・・奈ぁ・・な、なにを・・・んん・・!」
   奈々穂はもはやあまりのことにパニックに陥っていた。ふと自分の下半身を見れば、
   自分の股足をつかんで、まだ誰も受け入れた事のない花弁を、舌の先端や表面を巧みに使い
   刺激を与えていた。ダイレクトに感じる快感に、奈々穂の表情は更に紅潮する。

   「あぁぁ・・聖・・・奈・・だ・・めぇ・・そこ・・・だけ・・はぁぁ・・もう・・
    なんか・・あぁぅ・・おかしくなっちゃ・・・・ぁあぅ・・!!」
   もはや言葉にならない奈々穂。その反応を楽しむように、次に聖奈は、突然秘所に人差し
   指を一本突き入れる。
   
  「ふぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」、突然の挿入間に、これまで以上の反応を見せる奈々穂。
   それを見て、聖奈は小悪魔のような笑みを浮かべる。
 
  「入っちゃったわね、じゃ次に中指を・・」、ワクワクした様子で、奈々穂の秘所に、更に
   もう一本の指が加えられる。

  「ふ・・ひぐぅぅぅぅ・・く・・聖・・奈ぁ・・・」、さすがに、何も受け入れたことの
   ない秘所は、二本の指だけでもかなりの痛みを感じているようだった。
 
  「あ・・ごめんなさい奈々穂・・ついついイジメすぎちゃった・・でも、ここまできたん
   だから、上りつめちゃってね。」とつぶやいた瞬間。
  
  「せ・・い・・なぁぁぁぁ・・ふぁぁぁ・・・な・・だめ・・そ・・ん・・な・・!」突然の
   刺激。二本の指が挿入可能だと分かった聖奈は、奈々穂の中を傷つけない程度に、素早い
   動きで、二本の指の上下運動をはじめた。時に早く、時にはゆっくりに、と、肉体経験の
   無い者にとっては、少々激しすぎるリズムで、奈々穂の中を掻き回す。

  「んはっ・・・も・・だ・・・め・・・聖奈・・なんか・・きちゃう・・きちゃうよ!
   熱い・・もうなんか・・・・もう・・・!」
 
  「良いのよ、奈々穂、たくさん気持ちよくなってね・・」、そうつぶやいて、聖奈が包皮に
   包まれた奈々穂のクリトリスを刺激した瞬間に、奈々穂は大きく仰け反った。
 
  「だ・・・も・・・あ・・・だ・・・だめ・・くる・・・はぁぁん・・・あぁ
   イっちゃ・・・イ・・・ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん・・・!!」
 
   ぐったりと倒れこむ奈々穂、そして挿入運動を終え、手についた奈々穂の下部から溢れた
   愛液を、ゆっくりと舐めまわす聖奈。
   その二人の姿は、淫靡なものでありながら、どこか美しさを感じ取れるものだったので 
   あった。

224 名前: 花火(純愛ですのであしからず) 2005/07/25(月) 14:18:07 ID:pvNj5uMj
しばらくしてから、奈々穂が聖奈に少しふくれながら話しかける。
   
   「結局花火大会いけなかった・・・」、と不機嫌そうに口にする。

   「でも気持ちよかったから良かったでしょう?」といつもの優しい顔で答える聖奈。
 
   「そんなこと・・!」、と今更ながらに否定しようとする奈々穂、しかしそれを
    制止するように先ほどと同じように、ゆっくりと奈々穂に口付けをした。
 
   「聖奈・・」、不意打ちにはさっきのことで少しは慣れたが、やはり大好きな人に
    口付けをされると、すごくドキドキした。

   「ごめんなさいね、花火大会のことについては謝るわ、でもね・・」
 
    と、言った少し後に、聖奈の部屋に、ぼんやりと明るい光が映る。

   「あれは・・」奈々穂は驚くようにして声をあげた。それもそのはず
    外に見えるのは、美しく咲いて散るたくさんの花火たち、優しく咲き散る花火を
    見ながら、奈々穂は聖奈の方を振り返った。
    
   「聖奈・・まさか初めから見えるのを知って・・?」
  
   「もちろん、もう何年ここに住んでると思うの?、ただこれだけ綺麗にはっきり見える
    のは、私の部屋以外にはないみたいなんだけど、ね。
    またも彼女は優しく笑顔をこぼした。

   「なるほど・・わざわざ出かけなくても、ここで見ることができるんだな・・」

    そう、こうやって大好きな人と二人きりで。
   
    そう思いながら、隣に来た聖奈の手を握る。

    空に咲く、いくつもの花火は、「恋人」として一歩先へ進んだ二人を
    祝福しているように見えた。
                                   -END-