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157 名前: 銀河のはて 金色たる七つの穂 城跡にても久遠に実れ @ 2005/07/15(金) 03:01:16 ID:QdfDKvF+
ある日の放課後。生徒会室へと続く廊下を足早に行く奈々穂。

奈々穂 『会議に遅れてしまうな・・・。ピロットちゃんの新シリーズ発売前日だというのに失念するなど、
     我ながら情けない。危うくフラゲし損なうところだった。・・・ん、みんな何を騒いでいるんだ?』

最後の曲がり角を曲がったところで、生徒会室の喧騒が聞こえて来たのだ。それらを聞きながら扉を押して中へ入る。

奈々穂 「みんな遅れてすまない。私用で遅れてしまっ・・・た・・・ん・・・・・だ・・・・・・が!!」

挨拶をしながら入室した奈々穂の目に飛び込んできたのは、毛布に包まれ、りのに抱きかかえられている子猫だった。

りの 「副会長さ〜〜〜ん。見てください。とってもかわいいです。」
れいん 「かわいくて、キュートで、プリティ〜〜〜ですよね!」
シンディ 「OH〜〜〜、ベリーキュート・・・。」
小百合 「可憐だ。」

抱きかかえた猫を見せるりのと、そのかわいらしさに対する同意を求めて来る生徒会メンバー。校門の前にダンボール
に入れられ捨てられていたのを、りのが拾って来たのだという。

奈々穂 「あ・・・あぁ・・・。ち、小さなものは、か、かわいいものだ。も、物や動物、何でもな・・・。」

心底、そして力一杯に同意したくなる衝動を抑えつつそう答える奈々穂。生徒会副会長としての立場、
遊撃部トップとしての威厳ある平素からの態度、そして何よりも彼女自身の恥ずかしがり屋で男勝りなパーソナリティーが
そう答えさせた。だが、そんな本音を隠し冷静さを装った奈々穂の態度を生暖かく、それでいて冷徹な視線で射抜く者がいた。
口の端を軽く吊り上げて微笑みとも、軽い嘲笑とも取れぬ表情を浮かべる生徒。
銀河久遠。

158 名前: 銀河のはて 金色たる七つの穂 城跡にても久遠に実れ A 2005/07/15(金) 03:02:30 ID:QdfDKvF+
スッ、と目を閉じ表情を消したかと思うと子猫を抱いた、りのへと近づいて行く久遠。

久遠 「奈々穂さんはあまり興味が無い様ですわね・・・。でも、仕方がありませんわね。泣く子も黙る遊撃部トップ
    ですものね。らしいと言えば、らしいですわ。」

奈々穂には一瞥もくれることなくそう言い放つと、子猫へと手を伸ばす久遠。

久遠 「かわいいですわ。きっと昨夜は夜露に濡れて心細い思いをしたでしょうに・・・。」

そう言いながら子猫を慈しむ様に撫でる久遠。子猫の方も、ミーッ、と声を上げながら為すがままに身を任せている。

久遠 「あらあら、甘えん坊さんですわね・・・。良いんですよ思い切り甘えて下さって。」

眉間から頭頂部、背中、喉元から腹部へと、まるで思い人を愛撫するかの様に丁寧にその手と指を撫で付ける久遠。
子猫も気持ちよさそうに目を細め、その身を自分から摺り寄せている。

久遠 「一晩中、一人ぼっちで甘えたくても甘えることのできる相手がいなくて我慢していたんでしょうね。
    まるで・・・誰かさんみたいですわ。」

奈々穂 「んっ・・・ぁああ・・・・!!」

久遠の端正な指とその指使いを、まるで魅入られるようにして見つめていた奈々穂だが、久遠の最後の一言に
無意識のうちに身悶えた。久遠の指使いに見惚れている自分、その指が這い回る体を自分に置き換えている事、
それらを見透かされている様な気がしたのだ。いや、気がするだけではない。現に自分を鋭く、それでいて
焦らすのを楽しむ様な視線を感じる。恐る恐る、美しく、端正な、それでいてどこと無く淫靡な動きを見せる
指から視線を上げる。案の定、「それ」が自分を射抜いていた。貫いていた。見透かしていた。まっすぐに、
焦らす様に、這いずる様に、舐める様に・・・。
銀河久遠の視線が・・・。

159 名前: 銀河のはて 金色たる七つの穂 城跡にても久遠に実れ B 2005/07/15(金) 03:03:28 ID:QdfDKvF+
そんな二人の淫靡な戯れも知らず、生徒会のメンバーは久遠に撫でられている子猫の仕種に
喚声を上げている。

奏 「すっかり久遠さんに懐いてしまいましたね。」
りの 「副会長さん撫でるのお上手です。」
シンディ 「Yes。テクニシャン!!」

久遠 「ゥフフ・・・。うれしいですわ。・・・テクニシャンだなんて・・・。」
奈々穂 「・・・ん!!」

ぶるっと軽く痙攣する様に震える奈々穂。そんな奈々穂の様子に気付く者は誰一人としていない。
久遠は巧みだった。皆に穏やかな笑顔で返答しながら、最後の言葉の部分で、その時だけ奈々穂に
鋭く焦らすような視線をくれながら、全てを見透かしている様な、サディスティックな微笑みで
口の端を軽く吊り上げるのだ。奈々穂にしか見えない様に・・・。





その夜の極上寮。
銀河久遠・金城奈々穂の私室にて。

入浴を済ませガウンをその肢体に纏った久遠が、タオルで丁寧に髪が含んだ水分を吸い取っていた。
ドライヤーは極力使わないようにする。それがこのブロンドとも銀髪とも取れぬ不思議な輝きを放つ髪を
美しく保つ秘訣だった。

??? 「相変わらず熱心だな。」
久遠 「隠密を束ねるものの背中に立つなんてずいぶん無粋な事をされますのね。・・・奈々穂さん。」

タオルに挟んだ髪から視線をずらすと、姿見の中に奈々穂が映り込んでいた。

160 名前: 銀河のはて 金色たる七つの穂 城跡にても久遠に実れ C 2005/07/15(金) 03:04:34 ID:QdfDKvF+
奈々穂 「どういうつもりだ・・・。」
久遠 「あら、何のことですの?」

冷静さを装いながらも微かに怒気を孕んでいる様な奈々穂の問いに、平然とおどけてみせる久遠。

奈々穂 「昼間の事だ。どういうつもりであんな真似を・・・・・。」
久遠 「あんな真似とはどんな真似かしら。詳しくお聞かせ願いますわ。」
奈々穂 「クッ・・・。」
久遠 「どうされましたの。口に出しては言えない様な事なのかしら?」

問い詰めに来たはずの相手に、逆に問い詰められる奈々穂。俯きながら掌を握り締め、一言も
発する事が出来なくなってしまった。そんな奈々穂を目を細めて、その恥かしげにしている表情
の全てを見逃さまいとする久遠。恐る恐る視線を上げる奈々穂。

奈々穂 「そ、それだ・・・。その目だ・・・。何でそんな目で私をーーーーー。」
久遠 「軽く達してしまわれていた様でしたわね。ッンフフフ。かわいかったですわ、とても・・・。」
奈々穂 「っな、なにを・・・を・・・あ、あ、うあぁぁぁ!!」

脚を絡ませ、腕をひっぱり奈々穂をベットに押し倒す久遠。

奈々穂 「わ、私は遊撃のトップだぞ。こ、こんな事有り得ない・・・!! あ、有り得ないぃぃ・・・ん、んあ!!」

奈々穂を組み敷き、その首筋に舌を這わせる久遠。

久遠 「御仕置きですわ。隠密の背中に立つなどと無粋な真似をされる方には・・・・。それに正直になれない方にも!!」
奈々穂 「ん!! んあああぁぁぁぁぁぁー!! そ、そこは・・・。そこだけは・・・。ん、んあぁぁぁ!!」

唐突に・・・侵入してきた。昼間、魅入られたあの美しく、端正で、淫靡な・・・、あの指が・・・。

久遠 「正直になりなさい、奈々穂さん。そうすれば・・・。」    

161 名前: 銀河のはて 金色たる七つの穂 城跡にても久遠に実れ D 2005/07/15(金) 03:05:37 ID:QdfDKvF+
奈々穂 「そ、そうすれば・・・?」

月光に照らされ妖しくその色を湛える久遠の瞳。その瞳を恐る恐る見返しながら
訊ねる奈々穂。

久遠 「そうすれば・・・。そうすれ・・・ば・・・二人とも・・・・。」
奈々穂 「二人と・・・も・・・?」

もったいぶる様な久遠の返答。その焦らす様な態度に、内股気味に太腿を擦り合わせる奈々穂。
もう、溢れそうだった。いや、正確には溢れ始めていた。だがそれは、透明な粘り気の無い「前兆」
に過ぎなかった。それらは随分前から奈々穂の太腿をつたって来ていた。それらを分泌したさらに奥から
真っ白な粘り気のある「本気」が溢れ出ようとしていたのだ。
『乱れたい・・・。何も考えずに・・・。何も考えられなくなるまで・・・。でも・・・でも・・・。』
乱れてしまえば、その先には何が待ち構えているのか・・・。不安でたまらなかった。

久遠 「大丈夫ですわよ。何も心配いりませんわ。」

奈々穂の不安を見透かしたかの様に、上から覆い被さりやさしく奈々穂を抱きしめ、その髪を撫でる久遠。

久遠 「ですから・・・聞かせて下さい。昼間、どんな気持ちだったか、そして今どうしたいのか?
    正直に答えて下されば・・・心を開いて下されば・・・二人で・・・二人とも・・・・・。」
奈々穂 「二人とも・・・? ・・・なに?」

先程とは一転して優しい瞳で見つめてくる久遠。その瞳を真っ直ぐに見つめて聞き返すと・・・。

久遠 「二人とも・・・。二人で一緒に気持ちよくなれますわ。まるで・・・ひとつになる様に・・・。」

久遠は奈々穂の耳元で囁く様に言った。

162 名前: 銀河のはて 金色たる七つの穂 城跡にても久遠に実れ E 2005/07/15(金) 03:06:38 ID:QdfDKvF+
奈々穂 「なりたい・・・。一緒に気持ちよくなりたい・・・。久遠と一緒に気持ちよくなりたい!
久遠とひとつになりたい!!! なりたいよぉーーー!!!」

じゅんっ。奈々穂は自分の秘部、その奥底から「本気」が溢れ出て来るのを感じた。あの真っ白で
ネバネバとした恥かしい粘液。ただ一人、その人のことを思いながら自分を慰める時に分泌される
あのむせ返る様な想いの証。そう、銀河久遠のことを想いながらする時にはいつも・・・。初めから
望んでいたのだ、こうなることを。初めから解っていたのだ、こうなることを。その瞬間が今、
訪れ様としているのだ。

奈々穂 「昼間も・・・。久遠に見つめられた時も・・・久遠に焦らされて・・・弄られるみたいに
     視姦された時も・・・・っ!! 感じてた・・・達してた・・・イっちゃってた・・・の・・・。
     感じて、イっちゃって、絶頂に達して・・・エクスタシーを感じてたのーーー!!!
だから、お願いもう我慢できない・・・ふたりでイきたい。イきたいよぉーーー!!!
ひとつになりたい・・・ひとつに・・・なろう・・・なろうよぉーーーーー!!!」
久遠 「よく出来ましたわ。ふたりでイきましょう。ふたりでイって、ひとつになりましょう、奈々穂さん・・・。」
奈々穂 「うん・・・うん・・・。嬉しい・・・嬉しいよ、久遠・・・。久遠・・・。久遠・・・。」

もはや隠し様が無いほど、誤魔化し様が無いほど奈々穂の女芯は「本気」を溢れさせていた。少し気恥ずかしいが
想いを吐き出し、通わせようとしている今となっては、むしろ久遠に見て欲しかった。

久遠 「あらあら・・・。こんなに・・・。すごいですわ、奈々穂さん。」
奈々穂 「うん・・・。全部見て欲しい・・・。久遠への・・・わたしの・・・想いだから・・・。」
久遠 「一緒ですわね・・・。」
奈々穂 「え・・・?」

163 名前: 銀河のはて 金色たる七つの穂 城跡にても久遠に実れ F 2005/07/15(金) 03:07:33 ID:QdfDKvF+
そう言うと久遠は立ち上がり ッシュル とガウンを緩めた。
水気を含んだガウンは ストン と事も無げに落ちていった。
柔らかな髪から白く輝くうなじ、華奢でいて優雅な肩、形の良い豊満な胸、くびれたウエスト、
適度に締まったヒップ、そこから伸びる長い脚。その美しい肢体は月光に照らされてより一層
美しく見えた。神々しいまでの穢れの無い清らかな肢体だった。ただ一ヶ所を除いて・・・。

久遠 「一緒ですわ・・・。私も・・・一緒ですわ・・・。」

そう言うと久遠はその部分へと指を這わせた。その美しい脚が伸びる腰部の真ん中にある秘部・・・。
女性の中芯たる淫部へとその端正で淫らな指を・・・。 ッグ と強く指を押し付けその部分と、
そこへ押し付けた指をV字型にひろげる。 ックチュ と淫靡な音がして途端に溢れ出て来る。
奈々穂と同じ真っ白で粘り気のある「本気」が・・・。いやらしい粘液が・・・。ししどに
溢れ出て来た。指でひろげる前から久遠の「前兆」は彼女の太腿を濡らしていたのか、太腿から
脹脛まで透明な液がつたっていた。

久遠 「長い夜になりそうですわね・・・。楽しみましょう・・・時間はたっぷりとありますわ・・・。」

まるで挑発するかのように、自らの粘液で濡らした指でクリトリスを擦りながら久遠は言った。
再び妖しい眼つきで自分を見下ろす久遠をベッドから見上げながら、奈々穂も答える。

奈々穂 「ああ・・・離さないで欲しい・・・朝まで・・・ずっと・・・ふたりで・・・。ひとつに
     なろう・・・。そしてそのまま・・・朝まで・・・。」

そう返答し、妖しく照らされる久遠の肢体を映す奈々穂の瞳もまた、テラテラと濡れて妖しく輝いている。
欲望に濡れた自らの淫部を反映させるかのように・・・。

ふたりの長い夜が始まろうとしていた。