俺はそんな「何か」を無視することにした。 どうも不吉な予感がしたのだ。 第六感に優れている俺である。 ……そして車は無事に試合場に着いた。 どうやら、俺達が逃したバスよりも早く着いたようだった。 「ありがとうございました!助かりました」 「いやいや、礼には及ばんよ。 いい試合見せてくれよ」 「はい!がんばります!」 俺は店長に感謝した。 よかった…… これでとりあえずしょっぱなから嫌な思いをせずにすんだのだ。 俺達は、他の部員が乗って来るバスを待つ。 今感じるのは、試合へのほどよい緊張感。 俺はこの感覚が好きだ。 やがて俺が放つ、一射目の矢。 そのイメージを静かに浮かべる。 二色の羽根が射場の乾いた空気に彩を加えながら、 理想的な放物線を描き、 10点に吸い込まれる俺の矢。 そのイメージは殆ど確信とも言える気がした。 きっと今日はいい矢を射ることができる。 ― THE END ― この話はこれで終わりです。 あなたはおそらくここに辿り着くまでに、 GAME OVER の文字をいくつかご覧になったことでしょう。 この話には全部で11の GAME OVER が存在します。 そして実は、GAME OVER のページにはそれぞれ、 隠しページへのヒントが隠されています。 このヒントの見つけ方は、この話をくまなく読めばわかるはずです。 ネット(html)の初歩的なテクを使えば見つかります。 11のヒントを解読し、あることを行ってみましょう。 さらなる隠しページに行けるはずです。 とは言っても、別に何かいいことがあるわけでもありません…… はっきり言ってつまんないですが、 ヒマで仕方ない、という方はヒマつぶしに隠しページ探し、どうぞ。 →隠しページへ |