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DR DOS自体についての質問


[Q]:DR DOSのライセンス条件について教えてください。
[A]:DR DOSは評価目的に限って無償で利用できます。評価期間は営利目的の場合90日、非営利目的の場合はユーザが合理的だと認める期間(=必要な期間=事実上無期限)となります。サポートや保証はありません。質問などは日本なら当ユーザ会BBSかDR-DOSメーリングリスト、アメリカの場合はdrdos.orgやdrdos.netの掲示板などを使うとよいでしょう。さらに非営利目的の場合は、再配布も可能です。
[Q]:DOSのバージョン番号をチェックした時に返されるバージョン番号は何ですか?
[A]:6.00または3.31。SETVERなどで変更していない場合には、DR DOSはver 7.xxの場合は6.00を、ver 3.31〜 6.00の場合標準で3.31を返します。
[Q]:DR DOSはPC DOSのクローンですか?
[A]:違います。DR DOSはPC DOSを使うように書かれたすべてのアプリケーションを実行できるように設計された、互換性の高いシングルユーザのオペレーティングシステムです。DR DOSに付属する多くのユーティリティのうちのいくつかはPC DOSまたはMS-DOSなどの対応するユーティリティとくらべてより多くの機能を持っています。
[Q]:ファイルやディレクトリをパスワードで保護した場合、それはどのくらい安心ですか?
[A]:環境次第です。DR DOSがロードされている間は、保護はパスワードで解除できます。ファイルの属性は自動的に隠しファイルのものとなり、パスワードはディスクの中に暗号化されて収められます。もしほかのDOS互換のオペレーティングシステムがロードされても、これらのファイルは見えないことになります。
[Q]:PC DOSのBACKUPコマンドを使ってファイルをバックアップした場合、そのファイルをもう一度DR DOSのもとで復元できるますか?またその逆はできますか?
[A]:できます。DR DOSは付属ユーティリティを含めてPC DOS 3.30と充分に互換性を持つように設計されています。ですから、PC DOSの3.3以上のバージョンのBACKUPコマンドを使ってバックアップされたファイルならDR DOSのRESTOREコマンドを使ってできます。またその逆も可能です。ただ、ユーザがそれ以前のバージョンのPC DOSを使ってバックアップした場合には、それと同じバージョンのPC DOSのBACKUPから復元しなければなりません。
[Q]:互換性についてはどうですか?
[A]:下に書いておきます。
構造の違い
DR DOSはDOS 3.31を基本としています。このバージョンのDOSは内部的には3.3でありながら、ファイルシステムに関して4/5互換のものにしたものです。ですから、現在のDOSと比較すると互換性がない部分が多少ですが存在します。
未公開機能
"Undocumented DOS"や"Interrupt List"などを参考にして未公開機能を使おうとする人がいますが、これは前提として互換性に注意しなければいけません。DR DOSでは、もちろんどのOSでも公開機能しか基本的に保証していません。これを越えた場合は当然動かない場合もありえます。
圧縮ディスク
DR DOSにはStakerというディスク圧縮ソフトが付属しています。これで圧縮したディスクでは当然ながらDOS標準のファイルシステムではなく独自ものとなるため、以前のDR DOSに付属したAdd StarやMS-DOSのDouble Spaceなどでは読み込む事ができません。ただし逆にDR DOS付属のStakerからは読み込む事はできます。圧縮ディスクはほかのOSからディスクを読めなくなる原因ですので、マルチブート環境などでは使うことをおすすめしません。