さあ、ウイルスがどんなものであるか解ったところで、ウイルスに感染しない為の下準備に入りましょう。

「下準備なんてしなくても、ウイルスに感染したら、その時駆除すればいいでしょ」
なんて考えでは駄目ですよ。

ウイルスによっては、一度感染してしまうと、駆除も削除もできず、パソコンを買ったときの状態に戻さないといけないウイルスも存在しますかし、最悪、パソコンそのものが壊れてしまうことだってありますからね。

ということで・・・さあ、準備はいいですか？

まずは、一番感染被害の多い、ウイルス付きメール対策です。
貴方がどこのメールソフトを使っているか確認してください。
初心者の大半は、最初からパソコンに入ってるアウトルックか、アウトルックエクスプレスだと思います。

こんな アイコン をクリックして、メールのやり取りをしているあなた。
このアウトルックエクスプレス(Outlook Express)はとても使いやすい反面、セキュリティーの面では、結構な落とし穴があるのをご存知ですか？

パソコンを買ったままの状態で使用していると、送られてきたメールは、ダブルクリックして開かなくても、 プレビューウインドウ でメッセージを読むことができ、とても便利です。

でもこのプレビューウインドウ、便利な反面意外と曲者なんです。
実は、この画面にメッセージを表示しただけでウイルスに感染してしまう事が多いんです。

普通ウイルスといえば、 添付ファイル を開かなければ大丈夫と思う人もいるでしょう？
でも、このメールソフトは、貴方が何もしなくてもウイルスが隠れている添付ファイルを　勝手に開けてしまうのです。

つまり、貴方の所にメールが送られてきて、 「変なメールがきたー、急いで削除しなきゃー！！」

なんてパニックをおこしたときには、すでにウイルス感染して いたなんてことになります。

と、言うわけで、ウイルス付きのメールが送られてきても、メールが自動的に開かないように、設定を変えておきましょう。
　

1. まずは、アウトルック　エクスプレスを起動し(つまり、アイコンをダブルクリックするって事ね) メニューバー 　(　画面上にある文字列　)　から、「表示」→「レイアウト」へと、選んでクリックしていきます。
   
   
2. その画面中の、 プレビューウインドウ の項目から、「プレビューウインドウを表示する」の□から、チェックをはずし、OKを押します。
   
   
3. 上 記の作業が済んだら、再び画面上の「ツール」から「オプション」を開き、「読み取り」の「プレビューウインドウで表示するメッセージを自動的にダウンロードする」のチェックも外します。
   
   
4. そして最後は自分のためではなく、あなたのメールを受け取る人のために、文字だけのメールを HTMLメール で送るのはやめておきましょう。 これは、タイトルバーの「オプション」から、「送信」を開き、その中にある「メールの送信形式」を「テキスト形式」のほうに、チェックを入れ、OKを押すだけです。

1から３までの作業を終えていれば、送られてきたメールが自動的に開くことはなくなります。

でも、上記の設定を変えたから、ウイルスに感染しないというわけでは決してりません。
これはあくまでも、感染しないようにするための下準備です。 。

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